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美文講座

【添削編】挨拶メール

メル子先生の添削コーナー

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投稿メールを特別講師の美文メル子先生が添削!
さて、添削結果はいかに。

※投稿メール原文では本名や住所などの情報を記載いただいている場合、
掲載時には、仮名・仮住所などに置き換えております。


mail-2.png投稿メールより:きてぃさん

〇〇〇製作 関係者のみなさま
こんにちは!きてぃと申します。
〇〇〇のお仕事でみなさまとご一緒出来、光栄です。
皆様のご迷惑にならない様、足を引っ張ることのない様、
頑張りますので、よろしくお願いいたします。
bibun1-4.jpg 全体的に少しへりくだりすぎる印象もありますが、概ね良いかと思います。
「光栄である」という部分ですが、今までに面識のある方々や、組織内でも名の通った方々であればこの言葉も妥当でしょう。しかし、面識もない方々に対してであればかえって大げさにへりくだる形となり、失礼である場合もあるかもしれません。
また、最初の「こんにちは!」の"!"ですが、同じく面識がある、または気心知れた仕事のパートナーに対するものであれば、雰囲気を和らげる効果もありますが、一般的にビジネスメールの場合はなるべく避けるほうがよいでしょう。少々、くだけた印象に映るかもしれません。
あと、「ご一緒出来、」の"出来"などは、メールやワープロ文書では、漢字が続く事によって硬く読みにくいこともあるため、ひらがな表記にする方が良いでしょう。

mail-2.png投稿メールより:めぐめぐさん

件名:よろしくお願いします
To:abc@def.co.jp;bcd@efg.co.jp;cde@fgh.co.jp
cc:***@abc.co.jp

はじめまして、これから○○製作でお世話になります、山田です。
まだ、解らないことも多く、質問等多くなるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
*************************
山田めぐめぐ
oshigo@home.co.jp
*************************
bibun1-5.jpg TO・CCの使い方は良いと思います。確かにCCにアドレスがあることで、クライアントへの挨拶も含まれますが、どちらかというとこのメールは、作業に携わるもの同士の挨拶と捉えることができますね。一方で、挨拶メールの際に全員をTOにするという場合もありますので、TOやCCについては、その時々のクライアントや作業者との関係を見極め、使い分けてください。
もう一点ステップアップという意味で、名乗る時の「○○です。」はマナーとしてはあっているのですが、「○○と申します。」とする事によって印象もよくなりますよね♪

mail-2.png投稿メールより:MAYUさん

件名:よろしくお願い致します
宛先:abc@def.co.jp

○○制作チーム担当△△様
今回チームに参加させていただきます、
会員NO.12345の××と申します。
採用のご連絡をいただきましてから
△△様、チームのみなさまに
ご迷惑を掛けることのないよう
お送りいただきました仕様書に何度も目を通し
仕事開始に備えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
尚、仕事上の緊急連絡が必要な場合ですが、
自宅電話、FAXの他に携帯電話を常に所持しております。
メールも受信可能ですので
アドレスをお知らせいたします。
基本、自宅におりますが
幼稚園と学校に通う子どもの関係で
留守にすることも考えられます。
連絡がつかない場合はお手数ですが
こちらにご連絡いただきますようお願い申し上げます。
×× ××
abc@ocn.ne.jp
(携帯)abc@docomo.ne.jp
bibun1-4.jpg 状況について、わかりやすいメールだと思います。
仕事の体勢もよくわかり、普段の状況もわかりやすいと思います。
強いて言えば「△△様、チームのみなさまに」とありますが、実質は担当の△△さんに迷惑をかけることであっても、ひいてはクライアント(会社)に迷惑を及ぼすわけですから、「クライアント(もしくは会社名)様、チームのみなさまに」とするか、いっそのこと全体を指して「みなさまに」とした方がすっきりします。
もちろん、挨拶で"クライアント(もしくは会社名)様"と記したとしても、実質は△△さんとのやり取りになるのでしょうから、この後のメールはその時の状況によって使い分ければ良いですね。

mail-2.png投稿メールより:りかさん

件名:○○製作依頼の件
宛先:***@abc.co.jp

初めまして、○○製作をさせていただく、りかと申します。
さて今回は、質問・連絡事項がありご連絡いたしました。
内容を下記の通り、まとめました。質問事項について、宜しければ、ご返答くださる と幸いです。
 質問事項:私と、同じように仕事をしている方はいますか?
 連絡事項:仕事の事で、連絡のやり取りをすると思いますが、家の都合で毎日1時 間ほど家に居ない時間があります。
 連絡を受け取れなかった場合、こちらから折り返しご連絡さしあげます。又、急な 用件でしたら携帯電話への連絡でも大丈夫です。
携帯電話:090-○*☆▲-▽◎☆◇

以 上
りか
bibun1-5.jpg 質問と連絡事項についてのメールだという事はわかるのですが、今回のテーマとは少し違うものですね。
しかし、何が言いたいかは伝わりますので、よいのではないかと思います。
ただ、言い方について何点か、変えたほうがより印象がよくなる部分があります。
件名の「○○製作依頼」・・・
依頼はクライアントがするもので、受け手は「受注」となります。
ただ、今回の場合は受発注ではなく、質問・連絡なので「○○製作:質問・連絡」とした方がシンプルでわかりやすいでしょう。
「ご返答くださる」・・・
この言い方でも尊敬語として正解なのですが、"くださる"よりもっと丁寧な"いただく"という言い方があります。その方がより尊敬を表している事になります。
「いますか?」「あります。」・・・
お仕事メールは、できるだけ丁寧に書いたほうが良いと思います。
そうすると、"います""あります"は単なる丁寧語となり、少しぞんざいなイメージを持たれかねません。それぞれの尊敬・謙譲語にあたる「いらっしゃる」「ございます」を用いた方がより適切だと言えるでしょう。
あと、"ご連絡さしあげます。"と言ってしまうと相手の意向を無視した感じに取られることもあります。このような場合、ご連絡さしあげたいと思います。などとすると柔らかな印象になるのではないかと思います。

mail-2.png投稿メールより:ぽっぽさん

件名:よろしくお願い致します
宛先:***@abc.co.jp,abc@def.co.jp

このたび○○製作をご一緒することになりましたぽっぽと申します。
どうかよろしくお願い致します。
今回は入力作業を担当させていただきます。
作業時間は午前九時から十二時まで、
夜九時から十二時頃までです。
インターネットに常時接続しておりますので、
メールはいつでも受信できます。
他の分担箇所とも関連する部分がございますので、
何かありましたらどうぞご連絡下さい。
大変失礼しました。
ぽっぽ(popo@abc.ne.jp)
bibun1-4.jpg 全体的にシンプルで見やすいメールだと思います。
強いて言えば、件名については「○○製作:ご挨拶」などの方が好ましいですね。
「今回は入力作業を」というところから、再度同じメンバーで継続業務をするというシチュエーションでしょうか(笑)。 あと、今までに何回かご投稿いただいていますが、「大変失礼しました。」は口ぐせのようですね。きれいな言葉なので、特に問題はないのですが、今回のような挨拶や、メールをして当たり前の報告・連絡・相談などに"大変"をつけてしまうと、場合によっては過度の丁寧さになってしまうかもしれません。「失礼しました」「以上でございます」「取り急ぎ、用件まで」など、バリエーションを持っておくと便利でしょう。
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