デジタルまめ知識
要注意？ ＬＩＮＥの「友だち自動追加」
スマホのアドレス帳を使った、ＬＩＮＥの「友だち自動追加」。
「オン」に設定しておくだけで、ＬＩＮＥを使っている知り合いが自動で友だち追加リストに出てくるので便利ですが、ちょっと心配な一面もあります。
ＬＩＮＥは電話番号で識別するので、まったく知らない相手が友だちとして出てくる可能性があるのです。
たとえば、あなたが最近電話番号を変えたスマホユーザーである場合。
今あなたが使っている電話番号は、１年前にはほかの人＝Ａさんが使っていたかもしれません。
そして、Ａさんの知り合いＢさんＣさんの携帯もしくはスマホには、あなたの電話番号が、まだ「Ａさん」として登録されているかもしれません。
そうなると、どういうことが起きるでしょう。
ＢさんＣさんがスマホを持ち、ＬＩＮＥを始めて、電話帳を使った「友だちの自動追加」を行うと、「友だち追加」のところに「Ａさん」の名前が出てきます。
ＢさんＣさんは当然、「Ａさん」は友だちだと思いますよね。
ＢさんＣさんが、ＬＩＮＥの友だち自動追加で表示された「Ａさん」に「すっごい久しぶりじゃん！」なんてメッセージを書くと
それがあなたのＬＩＮＥに送られて表示されるのです。
あなたにとってはＢさんＣさんは見ず知らずの他人同士。
なのに、電話番号を特定されている、ということになってしまいます。
個人情報の漏えいや、なりすましなど、いろいろな心配事がでてきますよね。
ちなみに私・かにぞうは逆のパターンで失敗したことがあります。
もう１５年以上ずっと同じ携帯番号を使って機種変更をし続けているので恥ずかしながらアドレス帳が整理しきれておらず友だち追加に表示された昔のママ友に「ひさしぶり！スマホにしたんだ？」とメッセージを送ったところ「は？」という返事がかえってきました。
明らかに他人のリアクション。
よく見たら、私のスマホのアドレス帳には、そのママ友のアドレス＆携帯番号が２つ 登録されていました......。
自分が今使っている携帯の番号。
前の持ち主がちょっと問題アリの使い方をしていたり借金取りに追われていたりなんていうトラブルもないとは言いきれません。
ＬＩＮＥの友だち登録は、できればきちんとお互い同意の上で、１人ずつ追加をしていくのが安全ですが、もしも困ったときは、必要に応じてブロック機能を使ってくださいね。
