デジタルまめ知識
テザリングって何?
「テザリング」という言葉を聞いたことはありますか?
スマートフォンをモデムとして使うことで、
それ自体ではインターネット回線に接続できない端末(PCやタブレットなど)を、インターネットに接続させる機能です。
スマホが、Wi-Fiルータの代わりになる
ということですね。
「tether(つなぎとめる、縛る)」という意味の英語からきている言葉だそうです。
携帯電話やスマホは回線契約をしているので
自力でインターネット接続ができますが
回線契約をしていないiPadやiPod Touchは、
Wi-Fiが使える場所でなければインターネットに接続できません。
でも、スマホのテザリング機能を使えば、iPod Touchをインターネット接続させたり、 パソコンをインターネット接続させたりすることができるのです。
便利ですね~。
ちなみに「うちはスマホを持たせていないから」
と言う親御さんの安心感をよそに
Wi-Fi環境下でしかインターネット接続ができない端末を持っている子が、
スマホを持っている子に、テザリングでインターネット接続をさせてもらっているシーンをよく見かけます。
■テザリングのメリット
・どこでもインターネット接続ができる
Wi-Fiが使えるお店はありますが、そのお店を出ると使えなくなります。テザリングなら、スマホの通信圏内であれば、公園でも電車の中でも使えます。
・荷物が軽くなる
テザリングを利用すれば、モバイルルータなどを持ち歩く必要がありません。たとえば、「写真を見せるために、いつも家で使っているiPadを外出先で使いたい」なんていうとき、荷物は少ないほうがラクですよね。
■テザリングのデメリット
・スマホのバッテリーの減りが早くなる
テザリングをしたスマホのバッテリーは、当然、減ります。ここぞというときの連絡手段のはずのスマホが使えない、などという恐れも......。
・スマホの通信量制限に達してしまう
テザリングでパソコンをインターネット接続した場合、その通信量はスマホの比ではありません。テザリングを多用することで、スマホ本体が通信量制限に達してしまうと、速度制限が適用されて、スマホの通信速度が遅くなってしまいます。
テザリングは、「いざというときにインターネット接続がこれでできる」ぐらいに思っていたほうがいいかもしれませんね。