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デジタルまめ知識

親と子どもとSNS その1 お子さんのプライバシーを考える

お子さんのカワイイ瞬間をスマホ等で撮れたとき、思わず誰かに見せたくなることってありますよね。時にはSNSに載せる方もいるかもしれません。でも公開する前に、ちょっとひと呼吸。お子さんのプライバシー、考えてみませんか。

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顔出しはリスク高↑

成長の記録や日々のできごととしてお子さんの画像を載せているブログなどのSNSはもはや珍しいものではありません。最近は個人情報に配慮して、お子さんの顔が一部隠れるような加工や後ろ姿などを載せている人が多いですが、赤ちゃんなどの低年齢のお子さんはそのまま載せている人も一定数います。「成長とともに顔立ちも変わるから」「期間限定だから」と考える人が多いのでしょう。
この傾向は、ある程度の年齢までお子さんを加工なしで載せている芸能人のブログなどの影響かもしれませんが、やはりセキュリティ面を考えると、できれば避けたほうがいいです、と言わざるを得ません。日本は平和とはいえ、こういった面ではまだまだ気が抜けないのが現状です。家族などのごく限られた人だけで楽しむのであれば、パスワード等を知っている人だけが見られる「限定公開」が可能なサービスをチョイスするのもおすすめです。

時間や場所を「ぼかす」のもひとつの手

確かに顔を加工してしまうと表情が分かりにくくなり、せっかくの可愛らしさがうまく伝わらないかもしれません。「そのとき、その一瞬」を切り取った貴重な時間をSNSで表現したい気持ちはすごく分かるのですが、逆手に取って悪用する人も絶対いないとは限りませんし、お子さんの安全を脅かす道具にもなり得ます。どうしても載せたい場合はなるべく「実況中継」は避けて「その場で投稿せずに一定時間おいてから投稿」「場所が分からないように載せる」といった工夫も時には必要です。

......「面倒くさい」「それじゃつまらない」と感じますか? また「知らない人にももっと我が子を知ってほしいから、ぜひ見てもらいたい!」と考える人もいることでしょう。
今回はリスクを中心にお話ししましたので、ちょっぴりネガティブに感じてしまうかもしれませんが、お子さんが成長して、自らSNSを使えるようになったころにアドバイスしてあげられるよう、楽しく上手に活用していきたいものです。

子どもと保護者のスマートフォン利用に関する実態調査 2020
https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/press-release/2020/pr-20200310-01.html

ネットの危険からお子様を守るために保護者ができる3つのポイント
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/3.html

【著者】
あきまつ
編集・ライター。一児の母。WEB制作周りに興味を持ったのは約20年前。日々進化する新しい技術とドタバタ子育てに悪戦苦闘しながら、おはようからおやすみまで暮らしを見つめています。

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