• ようこそ ゲストさん
  1. HOME
  2. キャリアアップ
  3. デジタルまめ知識

デジタルまめ知識

Clubhouseの問題点とこれから

2021年に入って急に日本でのシェアを伸ばした「Clubhouse(クラブハウス)」、もう使ってみましたか。前回「Clubhouseってどんなサービス?」にて紹介した頃よりもさらにブームは落ち着いてきたようです。身近なSNSとしてすっかり定着している「Twitter」や「Instagram」、「Facebook」などとの差はどこにあるのでしょうか。

008819.jpgラジオよりもさらに身近にいる感覚

Clubhouseは音声に特化したSNS。音声(会話)のみでコミュニケーションを取りますが、発言せずにオーディエンスとして聞いているだけでもOK。配信者が許可すれば、オーディエンスも発言可能となっています。自由につながれ、活発な発言をすることでコミュニケーションの促進にひと役かっているツールといえます。
とはいえ私の場合は、たいして話したいこともなく、知らない人の話の輪に入るスキルも度胸もなかったので、まずは著名な人をフォローして、その人が話している「部屋」に入ってひたすら著名人どうしのおしゃべりを聞いていました。ラジオ番組よりももっとカジュアルなので、距離感が(勝手に)縮まる感覚が新鮮。Zoomのように画面に自分の姿が映る心配もないし、BGMのように「ながら聞き」できるのも便利でした。

音声主体のSNSならではの「お約束」

しかしClubhouse内にて話した内容はあくまでも「オフレコ」、つまり別のメディアにてここでの発言を取り上げない、というルール(利用規約)が存在します。主な理由はプライバシーの確保ですが、実際のところは著名人どうしの会話を第三者が別のSNSに漏らしたり、ネットニュースになったりしたため、徐々にClubhouse内でおしゃべりを楽しむ著名人が減ってしまったようです。失言や流出などのリスクを考えると、あえてClubhouse内でしゃべらなくてもいいかな、という発想に至っても不思議ではありませんよね。
また、この規約を都合よく解釈して信ぴょう性の定かではない発言を重ねたり、招待の枠を売買の対象にする人も現れたりと、ネガティブな面が目立ち始めたのも気になるところです。

音声のみという制限を利点に

今回のちょっとしたブームはClubhouseの使い方のほんの一部分だけが盛り上がってしまったのかもしれませんが、今後はセミナーや面接などでの活用を模索する動きもあるようです。健全な利用方法がしっかりと定まってきたら、各種SNSとの棲み分けも格段に進み、定着していくかもしれませんね。

【著者】
あきまつ

編集・ライター。一児の母。WEB制作周りに興味を持ったのは約20年前。日々進化する新しい技術とドタバタ子育てに悪戦苦闘しながら、おはようからおやすみまで暮らしを見つめています。

«前のページへデジタルまめ知識TOPへ次のページへ»

ページの先頭へ

この記事が気に入ったら「応援する」ボタンをクリック

応援する