しかし、水は限りある資源。今月は、暮らしの中の水について、考えてみましょう。
その2 生活排水もリサイクル?
水は循環して使われている……。私たちが毎日何気なく使って、捨てている生活排水から、水の循環について考えてみましょう。 太陽の熱によって、海や川、湖の水は水蒸気となって上昇して、雲になります。そこで、雨や雪として再び地上に戻ってきます。
地上に降り注いだ水は、一部は、川や湖に流れこみ、一部は地中にしみ込んでやがて地下水となって、やがて海に到達します。一方、ダムで蓄えられた川の水や雨水の一部は、下流にある浄水場に送られます。そこで、水の汚れや有害物質を取り除き、塩素などで殺菌して飲用できる水にして、家庭などに送られます。
家庭からでた排水は、下水道が普及しているところでは、水再生センターに運ばれ、汚れを取り除き、さらに塩素をくわえて、残っている大腸菌などを消毒した後、川や海に流します。

え〜、一度使った水が、めぐりめぐってまた私たちのところに戻ってきているなんて〜。 |
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これは常識レベル。 |
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今飲んでいるこの水は、もしかして、前世誰かのウンチを流した水かもしれない…… |
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きれいに、安全になってから、私たちのところに届くの! 感謝しなきゃね。 |

ちなみに、日本で下水道が広がり始めたのは、ほんの30年ほど前から。日本の下水道普及率は、約70%、100人のうちおよそ71人が使えるようになりましたが、人口の少ない市町村ではまだ41%ほど、つまり100人のうちおよそ41人しか利用できないのです。
水の汚染は、大きく次の3つに分けられます
- コレラや赤痢などの病原菌による汚染…水道施設の発達によって激減。
- 鉛やクロムなどの有害な物質による汚染…かつての工場排水が大きな社会問題となりました。1970年の「水質汚濁防止法」で、事業場からの排水に厳しい基準が設けられ、現在では非常に少なくなりました。
- 食べ物の残りやし尿、洗剤などの有機物による汚染…産業が発達し生活も豊かになると同時に、排水量が莫大になり問題となっています。本来、有機物は、水中の微生物によって分解されるという自然浄化がありましたが、その能力をはるかに超えています。
川や海の汚染の約70%は、一般家庭からの生活排水が原因です。食べ残したものをそのまま流しに捨てたり、シャンプーや洗剤を必要以上に使ったりする行為が、水を汚しているのです。家庭の中の水の使われ方を見てみましょう。
私たちは、日常生活のあらゆる場面で、大量の水を使っています。家庭で使う1人1日の水量は平均して242リットル(平成15年・東京都水道局調べ)。公衆トイレや公園の噴水、ホテル、デパートなどの公共・共有の水(生活用水)を含めると、1人1日約316リットルにもなるのです。
え〜、そんなに使ってるの? |
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水道をひねればすぐに出てくるでしょ、意識しないうちに結構使っているのよね。特に日本人の使用量は多いのよ。 |

もっとも少ないのがアフリカで1人1日わずか63リットル。それに比べたら約5倍ですね。つねに水不足の危機にあるという現状を考えれば、少しずつでも水使用量を減らす努力は不可欠なのです。













