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子どもの教育

熱血教育コラム 指南の部屋

子どもたちにとって「学ぶ」とはなにか。
カリスマ講師・ごとう先生が「教育」について、
わかりやすくママたちに語ります。

後藤武士先生  
青山学院大学法学部卒。新進気鋭の若手教育評論家として活躍中。
日本全国授業ライブ「GTP」を主宰し、北海道から沖縄まで講演。
■ごとう先生オフィシャルサイト http://www.takeshigoto.com/ 
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July 14.2010

借金をなくす方法

良い借金、悪い借金
 極東にある、どこぞの国の政府は、返しきれない借金でもまだ満足できないらしく、さらに借金を重ねているらしい。人のお金だと思ってか、無責任なものだ。
 借金には、していい借金と、あまり望ましくない借金とがある前者は、いわゆる投資。つまり、お金を生むことにつながる借金。簡単にいえば、事業拡大のための借金がこれにあたる。一方、後者は一時的な消費でしかなく、己の快楽しか生み出さない借金。これは、文字通りの借金として、財政を圧迫する。

学習における借金
 ごとう先生、政治家にでもなるつもりなの? いやいや、そうではありません。実はコレ、学習にもあてはまること。前の学年ですでに習ったこと、現時点でマスターしていないと困ることを、ぼくは、子どもたちや親御さんにわかりやすく借金と表現していました。借金である以上、いつかは返さなくてはなりません。まあ、返さない人や組織もあるけれど、自己破産や開き直りの状態では、入試に挑むことも、まして合格することも難しい

積み重ね教科の借金返済は難しい
 特に学習上、借金が高金利だと言えるのが、積み重ね教科。算数・数学や英語ですね。これらの教科は、単元が変わったら、今まで理解できなかったことをチャラにして、リスタートするということが、ほとんど不可能。前の単元の無理解は、次の単元の無理解を生み出し、以後、無限に借金が増殖。うわあ、これはなんとしても避けたいですね。
 ところが、この借金、なかなか返せない。なぜなら、返済する速度より、利子が膨らむ速度の方が早いから。分数をもう一度学習しなおしている間に、割合が入ってきて、比を学ばされて、とまあこんな具合に。これでは、返せるわけがありません。まして、3年以内になど、とてもとても。

長期休みを使って借金返済!
 でも、ご安心ください。実際の借金には、途中での無利子期間なんてのは、あまり存在しないけれど、学習においては、この期間だけは利子がつきませんよという期間が存在します。つまり、新しく学ばなければならないことが増えない時期があるってこと。もう、おわかりでしょう。それこそが、夏・冬・春休みです。目前に迫った夏休み、宿題や自主研究や作品の作成があるのは玉にきずだけど、それでも、1ヶ月の間、学習の借金が勝手に膨らまないのはありがたいことです。新たに借金を重ねない、利子が返済を上回らない、そうした状態でこそ、借金の健全な返済ができるというもの。逆に言えば、通常の時期にそれをやろうと思っても、なかなか難しいということです。
 夏休みは、積み重ね教科の苦手分野を、ピンポイントで重点的に学びなおしましょう。あれもこれもやるのではなく、ピンポイントで取り組むのがコツです。ぬりつぶし予定表※を作って弱点を見つけ、3分間キッチンタイマー勉強法で知識事項を一気に固め、その上で、教科書だの参考書だの、場合によっては、個別指導だの家庭教師だのも使って、学習の借金を完済し、軽くてきれいな身体で新学期を迎えましょう。ずれた状態でドミノを積み上げても、すぐに崩れてしまいます。急がば回れ、ですね。
※くわしくは「指南の部屋」の「ぬりつぶし型予定表」で!

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