一人息子と離れて暮らして5年の月日が経ちました。
進学で東京へ。それまで二人で暮らしていた日々。
ある日のこと。スーパーで買ったお寿司をひとり食べていた時、涙がポロポロ。
私はガリが苦手でいつもそのガリを息子が食べてくれていたんです。
残ったガリ。只々泣くばかり。あなたは私の全てなんです。
進学卒業後東京でひとりあなたは心の病気になり闇の中います。私も病気になりました。
お互い会えずに今います。会いたくて、思い切り抱きしめてあげたい。
届かなかったラブレター。この気持ち届いてほしい母からのラブレターです。
感動する作品が多くてとても迷いましたが、自分の立場から共感するこの作品を選びました。私も成人した子が2人いますが、親にとって子ども達はいつまでたっても心配で守りたい大切な存在です。私も息子が家を出て、ある日、ワインのコルクをいつもあけてくれた彼がいないことに寂しさを感じた事がありました。共感しました。遠くに暮らす息子さんを心配する素敵なラブレターですね。
1964年、東京都葛飾区生まれ。千葉県柏市育ち。10代でアイドルグループのメンバーとして芸能界にデビュー。その後、2度の結婚、離婚経験を生かし97年12月にインターネット上でシングルマザーのための情報サイト「母子家庭共和国」を主宰。シングルマザーコメンテーター・家族問題カウンセラーとして雑誌、テレビなどに多数出演。2002年子どもの健全育成と家庭問題に悩んでいる女性の自立支援のためのNPO法人Winkを設立。2014年11月よりNPO法人M-STEP理事長に就任。
(http://m-step.org/)