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やわらかな雪の降る夜に寒中で白雪を暫く見つめながら時経つのを待っていた
1匹の小さな犬を連れた1人の男性が私に声をかけ
どうしたの寂しいかと言われると一緒に犬と入れる大きなかまくらを作り暫く暖まりました
その中でジャンケンをしたりチョコを氷で凍らせたりしていました。
何時間か経つと凄い風がかまくらの中を舞ってチョコが飛ばされました
泣き出した私はその凍ったチョコを懸命に見つけると
犬を連れた男性が新しいチョコを新しくそっとポケットから出してくれました。
ありがとうと言いながらそのチョコを受け取りかまくらの左隅で隠れて涙を流しました。
暫くし流した涙は時を長く感じさせ、
いつやら風も去りその部屋も暖かくなり一つのほのかな光がぼーっと囁いて見えました。
まるで、私にその炎が声をかけるように死ぬな生きろよ、
死ぬな生きろよと言われて炎は静かに消えてゆきまた、
冷たく暗い夜が私達を包みこみました　ひとりきりのクリスマス

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