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届かなかったラヴレター

杉子

切ない気持ちや感謝の気持ち、大好きだったあの人への想い・・・毎年、大切な人への思いを綴ったラヴレターを募集している「届かなかったラヴレター」。これまでご応募いただいた「届かなかったラヴレター」をご紹介します。


 結婚をし、
若い頃は片想いも含めていくつか恋もしたが、
65才の現在考えてみると、
誰が一番好きだったのか、
本当の恋をしたのかと問われると、
正直言ってよくわからない。
 その中の誰かと上手く長く続いていれば、
結果としてその人が一番
ということになるのかもしれないが、
現在一人の私には何とも言えない。
一番気にかかっているのは、結婚相手だった人だ。
他の人たちはきっと上手くやっているだろう。
これは愛というより彼が一番私を心配させたからだ。
惨めなことになっていないか。
もう亡くなっているかもしれない。
いや、私の思いとは正反対に、
再婚して子供の一人や二人できて、
幸福に生活しているかもしれない。
などと想像することもある。
 他の人のことは気にならない。
気になるということは愛なのだろうか。
それとも愛とは関係のない単なる妄想なのだろうか。
私には全くわからない。
生きているなら
「よくぞご無事で、お元気で」と言いたい。

「届かなかったラヴレター」次回の募集についてはキャリア・マムサイトやメルマガでお知らせします。 過去の受賞作品はこちらでご覧いただけます。

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