キャリア･マムは女性の働きたい気持ちの一歩を応援します

届かなかったラヴレター

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三木浩二
　　初恋の人　君が不慮の事故で逝って38年になるね。私が展覧会の案内状を出したことが、結果的に君の死を早めたことになってしまった。　そのころ私は油絵を描いていた。初めてのグループ展だったので、どうして...

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浅山昌平
　　遅すぎたプロポーズ　君が結婚して３年目に同窓会があったね。その前年、私が長期の海外出張から帰っていたので出席した。君の姓が変わっていたので、結婚してることが判った。　出張から帰ってから君に私の想い...

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なお豆
　幼い時、いつもお飯事や粘土遊びをして一緒に騒いでは、いつも笑っていた幼なじみが僕にはいた...それが、いつの間にか、お互い大人になり恋愛感情を抱くようになっていった。　それは、幼なじみであるが故に言...

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ひで子
　あなたはわたしの想いを察していらっしゃったでしょうか。　会社で初めてお目にかかったとき、わたしは衝撃をうけました。　透き通るように白く端整なお顔。ほっそりしたスタイルで穏やかな佇い。　微笑むとうっす...

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匿名
　　大好きな純司へ　27年間の教員生活の中で、一度だけ本気で生徒に恋をした。それが、純、あなたです。24歳も年下なのに、なぜか私よりもずっとオトナだった純。最初の国語の授業で一番に指名したこと、覚えて...

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匿名
会いたいなでも、まだいつ会えるかわからないだって、あなたは黄泉の国私はいつ、あなたのところにいけるのかなあなたに、はやく会いたいなその時はきっと私を見つけてね...

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山中等
　アケビの篭　婆ちゃん５年ぶりだね。帰ってきたよ。あの時の「アケビ」の木の下を通って、婆ちゃんの墓参りに行ってきたんだ。私は定年になって郷里へ帰ってきた。　40年前に爺さんの墓参りに一緒に行ったよね。...

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岸裕太（きしゆうた）
　付き合って３年にもなるのに、一度もキミに「愛しています」と言っていませんね。　そういえば、交際を始めるときも、「付き合ってくれ」とは言いませんでした。僕は大切な場面ではいつも、濁した言葉とそれらしい...