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教えて!ごとう先生

志望校のランクを下げた方がいい?

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q. 志望校のランクを下げた方がいい?

20150114_ph.jpg中3の娘の進路のことでご相談です。家から1番近い公立の進学校を希望しているのですが、担任の先生からギリギリだから1ランク下げたらどうかと言われました。その学校は、あまり進学校とは言えず、ゆったりとした雰囲気の所で、通学に今の希望校の倍以上の時間がかかります。娘は尻をたたかれないとやらないので、今の希望校の方がいい気もしますが、ランクを下げて余裕を持たせた方がいいのか、どのように判断するとよいのかアドバイスをお願いします。

(HN:たつあみ)

A. 併願受験の結果で判断しよう

見切りポイントを決めておいても

結論から申し上げれば、併願受験の結果次第でしょう。昨今の学校の方針としては、おおむね本人の自主性を尊重するというのが主流です(親の世代のような学校間調整が減った)。にも関わらず、1ランク下げるように提案されたということは、やはりリスクが高いのでしょう。

であるならば、併願は、何が何でも合格しておかねばなりません。それも、万が一の場合、通う気のある学校、自分の母校になる可能性がある学校としてです。ところが、往々にして、そういうギリギリ受験の子と親御さんほど「ここしか行く気がないから」などと併願を受けなかったり、あるいは「どうせ入らないのだから」と受かることだけ優先でセレクトしていたりします。これではいけません。リスクを最小限に抑えてしっかり保険をかけた上で、万が一の場合のことも自分できちんと背負う覚悟をした上でならば、ギリギリの受験を希望することにも説得力が生じます。

また、自分自身の不退転の決意も持つことができるでしょう。内申が下がったら、併願に合格できなかったら、模擬試験の結果が思わしくなかったら、など見切りの箇所を先にしっかり決めておいて、そこまでに一定の条件を満たせなければ下げた方が賢明でしょう。高校入試は定員との絡みなど運の要素もありますから、想定以上のレベルの学校に合格できることも少なくないのですが、それは結果論です。押し切るなら押し切るで、押し切れるだけの要素をそろえておくようにしたいものです。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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