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教えて!ごとう先生

勉強? 提出物? 何に力を注げばいいの

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q. 勉強? 提出物? 何に力を注げばいいの

20150408_ph.jpg春から中3の息子がいます。テストの点数はほぼ90点以上とよいのですが、提出物を忘れたりクオリティが低かったりで、学校の成績はオール4くらい。県立高校志望なので本人も内申点の重要さはわかっているものの、「どうせ評価されないし」と、提出物をていねいに仕上げる気持ちが持てないようで、最近は進路の方向性も決めかねているようです。
 受験学年になるにあたり、学校の勉強、提出物、塾の勉強、どこに注力させればよいのでしょうか?

(HN:ニットン)

A. 提出物に力を入れよう

重視される傾向にある内申点

もったいないですねえ。私自身、中学校ごとに評価基準の異なる内申点などというものを高校合格者選定の材料にすること自体どうかと思っているのですが、どうやら世の中は、むしろ内申重視の方向にむかっているようで、大学入試でさえ推薦、AOでの入学者が幅をきかせるご時世。もっとも、就職もそちらの方向での選抜一色ですから、これが日本的なスタンダードと知る他はないでしょう。というわけで、すでに存在するルールである以上、プレイヤーに変える権限はありません。決められたルールの中で勝ち抜く努力をするのみです。

息子さんの場合は、言うまでもなく内申対策ですね。今回は幸いなことに何をすればよいかがわかっています。提出物の提出率とクオリティを上げることです。これしかありません。実力はあるけどむらっけの強い子の場合、なかなか提出物が出せないものですが、これは説得し理解させてあげてください。望まれたとき、希望に応じて出せない実力などは、真の実力とはいえぬものだと。試験で9割取れる子でしたら、自分がチームの監督になったときを想定してもらえればすぐに得心してくれると思います。5回に1回スーパープレイを見せる選手より、10回に9回はこちらの希望通りのプレイをしてくれる選手の方が監督としては使い勝手がよいことに。もちろんその上で5回に1回スーパープレイを披露できれば言うことはありませんね。

内申点は高い方が入試で有利になる

公立高校の入試問題は、比較的やさしく上位では差がつきにくくなっています。そのため内申のディスアドバンテージを学力試験でひっくり返すことは容易ではありません。ライバルとなる子たちはみな同じ学力を持っている。その上でマメさも備えているのだと。彼はきっとわかってくれると思います。実力は備えているだけでは一流とはいえない。その実力を評価する相手に、いついかなるときもすぐに披露できてこそ一流というもの

幸い基礎学力が高いようですから、提出物に時間をさいてもテストの点数が落ちることはないでしょう。なにより、一度つけられた内申点は上げることはできませんが、学力試験の点数は当日までいくらでもあげられるのですから。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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