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教えて!ごとう先生

気持ちをうまく切り替えられない息子

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q. 気持ちをうまく切り替えられない息子

20150924_ph.jpg夏休み前、小学1年生の息子が給食を食べずに帰ってくる日が何度かありました。そのたびに担任の先生から連絡があるのですが、午前中の授業で気に入らないことがあると、その後はふてくされて授業に参加せず、給食もボイコットするとのこと。あるときは、食べ始めたと思ったら鉛筆のけずりかすをご飯にふりかけたので、叱るとまた給食ボイコットになってしまったということでした。何にふてくされるのかというと、まだ続けていたかったことを時間でやめなければいけなくなったかららしいです。先生から特に何かを言われたわけではありませんが、このままでは授業についていけなくなるのではないか、先生にも申し訳ないですし、どこかへ相談しに行った方がいいのかと悩んでおります。働いているので、なかなか時間が取れないこともあり、行くべきかどうかの判断の仕方を教えていただけたらと思います。

(HN:妖怪ママッチ)

A. 相談に行っておいた方がいいでしょう

診察を受けに行くなら離れた場所へ

行くべきかどうかでいえば、行かれることをおすすめします。私は専門家ではないので知識的にではなく法的にアドバイスしかねますが、「鉛筆のけずりかすをご飯にふりかけ」るというのは、ちょっとレアな行動なので、専門家の方の意見をうかがった方がよいだろうと判断しました。

ただし、その前に知っておいていただきたいのは、現在は親の時代に比べて、「いわゆる」普通でない行動をとってしまう児童生徒に対する研究も理解も進んでいるということ。それに対する情報量も多く(かつては素人がアクセスできる情報は皆無に近かった)、それゆえ極端に落胆する必要もなく、奇異な目で見られるリスクもぐんと低くなっているということ。とはいうものの、地元での風評やある種のレッテルを貼られることには抵抗もあるでしょうから、実際に診察を受ける場合は地元からやや離れたところの定評のある先生や大きめの病院を選択するとよいでしょう。

幼稚園・保育園の先生に聞いてみるのも

授業に関しては小1ですから、サボタージュしてしまった分は、妖怪ママッチさんの個別指導で十分補えます。教え方次第では前倒しも可能でしょう。心配なのは学力面より行動面、特に集団行動、組織に帰属する上での難点の有無です。そちらに関しては私ではなんとも言いかねるし、また言ってもいけないわけです。単に先生との相性が悪いだけかもしれないし、クラス運に恵まれなかっただけなのかもしれない。そういう可能性の一方で医学的に認められる特徴を持っている可能性もまた存在する。したがって素人による安易な判断も助言もできません。ひとつできる助言としては、環境による要素に関しては、当事者である小学校の先生より、すでに非当事者である幼稚園保育園の先生からの方が本音をうかがいやすいと思います。

現在のような行動が幼稚園保育園でも見られたようならば医学的な原因がある可能性は高まりますし、もしそうではないのなら、学校・先生・友だちとの相性に起因する可能性が高くなる。ご多忙な職種ですからお願いするのも恐縮でしょうが、礼節をわきまえた上で、一度幼稚園保育園の先生に在園時の様子をうかがわれると、いろいろ見えてくるような気がしますよ。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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