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教えて!ごとう先生

勉強ができると思っている子

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q. 勉強ができると思っている子

20151125_ph.jpg昨日、子どもが自分のことを「(勉強が)できる子」だと言っていて、とまどってしまいました。たしかにクラスでトップにはなりませんが5本の指に入るぐらいではあるので、間違っていないのかもしれません。しかし、まだ上がいて、しかもまだ小学校低学年。これからの努力が重要だと思うのに「できる」と思って努力を怠ってしまうのではないかと心配です。一方で、自信を持たせるのも大事なのかなとも思います。どのようにしていくといいのか教えてください。よろしくお願いします。

(HN:あおりんご)

A. 今はそのままでよいでしょう

上がいると実感させるには

当面は今のままでよいのではないでしょうか。たしかに中学受験する場合にはクラスで5位以内など、なんの自慢にもアドバンテージにもなりません。が、小学校低学年の子にとっては、クラスは自分が所属するコミュニティの大半を占めるものです。とくに学業に関しては。そうなると、いくら「上には上がいる」と言われても実感などできません。「上には上がいる」ことを実感するには、その子たちとともに学ぶ必要があります。決して教務力自体が高いわけではない大手塾が中学受験においては効果的なのもこれが理由です。高校野球や高校サッカーなどの高校スポーツ、ブラスや合唱や演劇などもそうかな、地方大会で優秀な成績を出した学校が全国大会でのまれてしまうことがよくあるのですが、これも仕方のないことなのですね。知らないものは想像がつかない。想像がつかないレベルの能力を身につけるのはとても難しいことです。

低学年は、おだてて伸ばそう
ですから身近に低学年教育などで特別な成果を上げている塾や教室などがあれば、そこに入れるのも手ですが、もしそうした環境がないのなら、どのみち「上には上がいる」ことを実感させることは不可能です。ならば、へたに鼻をへし折ってしまうと、あおりんごさんもお気づきのように自信をなくさせてしまうという弊害が生まれます。

低学年ですから、むしろおだてて伸ばす方が効果的だと思いますよ。「これ、○年生で習う漢字だけどわかる?」とか「これは○年生にならないと習わないけど、特別に教えてあげるから一緒にやってみる?」とか。あとは勉強であることを意識しないさせない形で知識と技能を増やすとか。これはニュースや雑学バラエティ、読書やパズル、作文などで可能ですね。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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