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教えて!ごとう先生

授業中にしゃべってしまう

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q. 授業中にしゃべってしまう

20160323.png 春から中学2年になる息子のことです。授業中に友だちと話すことが多いと先生から注意されました。本人にたずねると、「話かけられたら話さないと悪いし」という答えが返ってきたので、返答に困っています。いつもまわりの人に優しい気遣いができる自慢の息子です。でも、授業はきちんと受けてほしいのですが、どのように話したらよいのでしょうか。

(HN:ことのはひらり)

A.通知表を見て話す内容を考えよう

目標の高校に進めるなら様子見で

 ううむ、悩ましい問題ですねえ。話しかけてくれる友だちが多いことをまず喜んだ上で少し考えてみましょう。 真っ先に確認するのは通知票の評定と先生からのコメントですね。ちょうど3学期もしくは後期のそれがお手元にある時期ですから確認は容易だと思います。
 その上で現在の成績がそれなりのもので目標とする高校(あるいは内部進学基準)に十分進めるレベルなら様子見でよいのではないでしょうか。 いい雰囲気の中で授業を聞けるということは大きなメリットです。真面目に聞いて眠ってしまうよりは、まわりに迷惑をかけるレベルでなければ 、少ししゃべってしまうことがあっても、授業中頭を活発な状態で保てる方がよいでしょう。ことのはひらりさんご自身「いつもまわりの人に優 しい気遣いができる自慢の息子」とおっしゃっているように、社交性は彼の長所なのですから、そこは矯めてしまわぬ方がいい。 変に話しかけられるのを拒絶しようとすると、息子さんのことですから「今ので友だちを傷つけていないか」などと気をまわしてしまい、 おしゃべりはしなくても頭の中は心配りでいっぱいになってしまい授業に集中できなくなってしまうでしょう。

成績がイマイチのときは...

 次に成績が思わしくない場合、もしくは先生から「これ以上私語が続くようならば評定にも影響を与えかねない」というコメントがあった場合。 このときは何らかの策を講じねばなりません。現実的なのは会話を短く切り上げるコツを学ぶこと。 あらかじめ友だちに「俺らも3年になったし」的な話を雑談まじりにしておくのもいいでしょう。改まった形で劇的に変えるのではなく、 「あまりしゃべりすぎちゃうとやっぱ内申下がっちゃうかなあ」くらいでいいと思います。 3年になればまわりの子も多少そういうことを気にしはじめますから、 極端に変わることはなくても、私語の頻度やタイミングをましにできることは可能だと思います。
 あとは板書ですね。板書を写し逃さないようにする。これはそれこそ友だちと共同でやってもいい。お互いに見せあって「あ。俺、ここメモってなかったわ」って感じでやれると、変にガリ勉的なレッテル貼られずに一緒に向上していけると思います。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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