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教えて!ごとう先生

習いごとを決めかねる

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q. 習いごとを決めかねる

20160427.png  わが家では、習いごとはふたつまでと決めています。小2の息子は、サッカーと将棋を1年間続けてきました。しかし先月、姉の空手の見学について行ってやりたくなったようで、「将棋をやめて空手をやりたい」と言い出しました。息子は少々やんちゃなので空手で礼儀を教わるのは賛成です。でも、運動ふたつより運動と勉強を習ってもらいたいとも思い、決断できません。アドバイスをお願いしたいです。よろしくお願いします。

(HN:ことちゃんママ)

A.両方やらせてあげていいでしょう

同じ運動系でも性質が違うから

 サッカーと空手、いいじゃないですか。同じ運動系とはいえ、サッカーは球技で団体競技、一方の空手は武道であり個人技の要素が強く、格闘技や舞踏、護身術にもつながる可能性がある。どちらもそれなりのスペースがないと楽しめないものですし、両方やるのもいいと思いますよ。
 一方で将棋もまた奥深いもの。こちらも相手を必要としますが、将棋の相手は案外探せば見つかるもの。小2だと書籍から定跡を学ぶのはまだ難しいかもしれませんが、ネットを使って定跡を身につけることもできますから、気分転換の意味で並立することも可能でしょう。

やめやすいかどうかだけ確認を

 ただ運動系の習いごとの指導者というのは得てして生徒や会員を独占したくなる傾向があるようなので、サッカーも空手もうまくなり強くなっていくと、両立は難しくなるでしょうね。でも、それはもう少し先のことだと思います。そのころになると学業についても思うところも出てくるでしょうし、習いごとの域を超えた親のフォローへの要求レベルの高さが自ずと決断を後押ししてくれることもあるでしょう。
 確認すべきことはひとつだけ。やめやすいかということ。教育的見地から継続の重要性をうたう指導者は多いのですが、適性判断も何もやっていない段階でひとつの競技に固執する必要はないでしょう。一度入ったらなかなかやめられない。やめると人間関係がくずれるというような団体は、親にも競技経験があって、子どもに夢をたくすような形でのプロや指導者にさせる覚悟でもない限り、近よらぬ方が無難です。そういう団体ではなく去る者は追わず来る者は拒まず、されどやる以上は真摯に取り組もうといった団体でしたら、吸収力の強い今の時期、大いにやらせてあげればよいでしょう。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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