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教えて!ごとう先生

ケアレスミスをなくしてやりたいのですが…

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

ケアレスミスをなくしてやりたいのですが… 小4の娘です。学校のテストでケアレスミスが多く、あとちょっと! というところでうまくいきません。
 テストを持って帰ってくる度に、「ここ、よく読んでなかった」「よく見てなかった」の言葉が聞かれ、反省はしているようですが、教訓は次のテストには生かされていません。教科に関係なく、ミスをしています。
注意散漫の傾向がある子ですが、身体を動かすのは大好きです。
 また、何か疑問に思うことは、調べるより聞いた方が早い、という感じです(クロスワードパズルをさせると、そう思います)性格の問題もあるとは思いますが、ケアレスミスを失くすアドバイスをお願いします。

(HN:にゃんこさん)


ケアレスミスの重大性など、具体例を交えて教えてあげて・・・

 ここでまず、一番最初にわかっていただきたいことは「ケアレスミスも、手も足も出なかったことによる失点も、端から見たら同じもの」という認識です。

 例えば、私は著述業に携わらせていただいていますが、誤字や脱字の中には自分の責任のものではなく、印刷過程で生じたものもあります。「本文の内容が濃ければ重箱の隅をつつかなくても」というのは著者の言い分としては成り立つのですが、やはり読者さんには通用しないんですね。「国語の本で誤字があるなんてこの人、大丈夫?」などと評価されてしまう恐れもあるわけです。不特定多数の相手ならまだその程度で済むけれど、ビジネスシーンなどで相手のお名前の表記を間違えるなんてことがあったら、これは営業上かなりの損失につながりますよね。結婚式場の司会者は打ち合わせ時に「あとかぶ(○○株式会社)」なのか「さきかぶ(株式会社○○)」なのかにとてもこだわります。それもまたプロ意識の現われなんですね。
 経理などでも一ケタ違って打ち込んだら、これはもう大損失。中古車販売のチラシで広告代理店が、一ケタ間違った記載をして責任を負わされるとか、よくありそうな話です。

 だから、自分だけの楽しみの中では、細かいことにこだわる必要はないけれど、答案という相手に対して提出するものでは、細かいところにこだわる必要があると。このことをまず、わかってもらう必要があるでしょうね。にゃんこさんの娘さんの場合、お話から察するに、いわゆる頭の回転の速い子であるような気がしますから、ケアレスミスの重大性や危険性に納得すれば、割合早くに改善されることと思いますよ。ケアレスミスの持つ重要さ、そいつをにゃんこさんから具体例を交えて教えてあげてください。
 最後に、ケアレスミスについては私の著書に、すでに詳細に対応法を述べていますので、そちらも参考にしていただけたらと思います。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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