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教えて!ごとう先生

公立の上位校にどうしてもいって欲しい…

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

公立の上位校にどうしてもいって欲しい… 小4の娘がいます。夏休みなどは夏期講習に通わせたのですが、家庭の事情で私立中学への進学は難しそうに…。なので、公立中学に行かせる予定ですが、今は「絶対評価」になり、内申点はまったくあてにならないと聞きます。
 高校も私立へ通わせるのは無理かもしれないので、公立の上位校にどうしてもいって欲しいのですが、そのために今からしておいたほうがいいことがあれば、アドバイスお願いします。

(HN:くまみんさん)


中学受験用の学習を、自宅で続けられるとよいでしょう。

 中学受験のカリキュラムは、そのまま公立高校入試に使えます。実際、上位の学校を受ける子などは、公立高校入試でも英語と数学以外の科目は、ほとんど満点取れてしまいます。社会や理科などは中学入試のほうが難しいくらいです。
 ですから、それらの科目については中学入試のカリキュラムそのままでよいでしょう。

 公立中学へ進学される子用の学習参考書の場合、ほとんどは教科書準拠で極端に易しい内容になっていますから、多分、物足りなさを感じられると思います。あとは数学と英語ですが、数学の場合も中学受験のカリキュラムで8割まで抑えることができます。でてこないのは二次式関係だけです。中学入試では方程式を使いませんが、これは逆にプラスで、方程式を使わないで解くということは、題意に沿って考える必要がありますから能力が磨かれます。それができる子が方程式を身につけたら、これはもう万能です。(逆は実はあまりうまくいきません。計算だけできても…というパターンになってしまうことが多いですね。)

 残りは英語ですが、これは教室などに通わせるよりは、まず小文字を正確にかけるようにしてください。それができるようになったら次はフォニックスですね。この段階になって、初めてフォニックスを導入している教室が近くにあれば、通うことを考えられてもいいと思います。

※1 「高校受験のカリキュラムで中学受験カリキュラムには存在しない単元」:
 (数学)二次式、一次関数、二次関数、円、因数分解、平方根、三平方など
  (国語)古典関係 *初歩
  (社会)世界地理関係 *初歩
※2 「フォニックスとは?」:
 英語の発音と文字の関係を、系統だてて教えるものです。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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