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教えて!ごとう先生

自分を表現するためには?

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q. 自分を表現するためには?

20160622.png  先日、小学4年生の娘に、「いつもと違って、うどんがおいしくない」と言われました。そこで、「どのように違うのか」とたずねても、具体的な言葉が出せず、最後は泣き出しました。いつもはインターネット動画のおかげか、親がおどろくような言葉でナマイキなことを言うのに、こういう肝心なところで自己表現ができないと感じることがままあります。自分の言葉で表現する力をつけるためには、どのようにすればいいのか教えてください。

(HN:ちゃむ子)

A.語彙を増やすといいでしょう

言葉が出てこなくても仕方がないときもある

 ううん、うどんがいつもよりおいしくないって肝心なところですか?(笑) 風邪で口が苦くなっているのかなあ、だとすると頭も普段通りに働かなくても仕方ないですよね。他の状況でも、それなりに緊張感や緊迫感のあるシチュエーションでは、なかなか思うように語彙がくり出せなくても無理はないと思いますよ。ですからあまり気にかけられないことをおすすめします。

どんどん言い換えていってみよう

 その上で、言葉による表現を豊かにするための方法についてお話しますが、基本はやはり語彙を増やすことですね、それと比喩のバリエーションを増やすこと。となるとインターネット動画一辺倒は他の弊害もあるので微妙なところですが、まずはインプットに努めるということはあながち間違ってはいません。インプットなくしてアウトプットなしです。その上で同義語などをコレクションしていくといいでしょう。言い換えですね。同じ状況を説明するのに、さまざまな言葉でできるようにする。「おいしい→うまい→ほっぺたが落ちる→舌がとろける」なんて具合に。1対1のゲーム形式でやっていれば子どもは基本負けず嫌いですから、そのうち無理やりオリジナルの表現を創り出すこともあるでしょう。「口が喜んでる」とか「胃袋バンザイ」(それはおじさんの発想ですね)とか。形容詞からやるといいでしょう。というか形容詞だけで十分かも。あ。でもやりすぎると母と娘の会話が芝居じみてきてしまうのでご注意のほどを。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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