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教えて!ごとう先生

勉強のモチベーションを上げたい

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q.勉強のモチベーションを上げたい

20160622.png 高2のわが息子は、付属校に入学後、まったく勉強をしなくなりました。外部の大学を受験するという選択肢は考えておらず、ほぼ全員が併設の大学に進学する状態で、学部の選択は成績順。しかし特に行きたい学部がありません。勉強に対するモチベーションを上げるには、どうしたらいいのでしょうか。現在、音楽系の部活に所属して、毎週4~5日、まじめに活動を続けています。よろしくお願いします。

(HN:はらぺこあおむし)

A.付属校に入学させた理由を思い出して

高校生活を楽しめるのが付属校

 いい絵本は一生の宝ものですね。私は先日逝去されたかこさとし先生の絵本が大好きでした。『はらぺこあおむし』ももちろん名作ですね。自分というより父親になってから子どもたちに読み聞かせた本として覚えています。
 さて本題ですが、まず思い出していただきたいのは、 そもそも何のために苦労してまで付属校に入学させたのか、ということです。おそらく大学入試のための受験勉強に追われることなく充実した高校生活をすごしてほしいという親心からだったのではないでしょうか。
 ならば現在の状況はまさに理にかなっているといえます。受験勉強に励まなくていいことで高校生活に没頭できる。「音楽系の部活に所属して、毎週4~5日、(まじめに)活動を続けて」いらっしゃるということですから、これ以上ないくらい付属校進学の恩恵を受けており、付属校を選択したことが正解だったといえるのではないでしょうか。

進学できるのなら無理しなくてもいい

 さらにいえば、行きたい学部がないのなら無理して成績を上げる必要もないわけで、どのみち高校で学んだことと大学以降で学ぶことが直結するわけでもないのですから、内部進学が許されるだけの学習をしていれば特に悩まれることもないのではないかと思います。
 たぶん、息子さんがなにかに目覚められるのは大学進学されてからですよ。それまでは『まじめに』打ち込んでいる息子さんを見守ってあげればよいでしょう。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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