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女性のからだ

サプリメントで健康に輝くために

仕事に家事に子育て、忙しいけれど自分の健康にも気をつけたいですね。女性のからだはとてもデリケート。いつまでも元気で充実した毎日を過ごすために、美容や健康についてのお役立ち情報をご紹介します。


食品による事故や健康被害が目につく昨今です。
私たちは食べものを買うとき、あるいは口に入れるとき、少しでも油断していてはいけないのです。
少しの知識と情報を活用し、大いなる五感を働かせなければなりません。
なかでも、サプリメントは見えにくく、わかりにくい食品です。そもそも、健康に寄与し、人生を豊かにするためのサプリメントなのに、それで健康を損ねてしまうのはつまらないことですね。
せっかくなら上手に利用したい。そのための知っておきたい基本編をご紹介しましょう。

飲むだけで安全にやせる、なんてことはありえない!

column01-01.jpgサプリメントを利用する動機でいちばん多いのが「やせたい!」というもの。
食事も生活もこれまでどおりで何の努力もせず、のむだけでやせるサプリメントがあれば、誰もが欲しいと思うのは当然です。そこを狙って"痩身サプリ"は山のように市場に出てきます。
それと符合して、健康被害や金銭のトラブルが多いのも"痩身サプリ"なのです。 とくにインターネットでの購入、なかでも海外からの個人輸入はかなりリスクが高いといえます。
実は、事故を起こしたほとんどの商品に、医薬品成分などの化合物が添加されていました。おかげで顕著な痩身効果が出るのですが、同時に健康被害をもたらすのです。 つまり、何もしないでやせるなんて、理屈に合わない"魔法のような"食べものがあるわけがない、ということを念頭においておくことが、一番目の基本です。

取りすぎに注意! とくに持病のある人の自己判断は厳禁

column01-02.jpgカプセルや錠剤が薬ビンのような容器に入っているせいで、サプリメントを「安全な薬」だと勘違いしている人がいます。
とくに「血圧が高い」「動脈硬化がある」といったようなケースでは、病気の治療に効果があるのではという期待感を持ってのんでいる場合さえあるのです。
たとえサプリメントにそうした効果があったとしても、何らかの疾病や症状を持っている人が自己判断で利用することは、安全な環境だとはいえません。
薬との相互作用の問題もありますし、適正な治療の機会をのがすことにもなりかねません。 逆に「薬と違って安全だから」と、たくさんのんで大きな効果を得ようという人もいます。
こうした場合に、過剰摂取の被害が起きているのです。 取りすぎれば、食べ物だって害になる、ということを覚えておきましょう。

五感を働かせてあなたに必要なサプリメントをしっかり選ぼう

column01-03.jpgでは、サプリメントの正しい利用のしかたとは? 
乱れた食生活の不安をいやす目的で、普段の食事で不足している栄養を補いましょう、というのが考え方の基本です。
不足していると考えられる栄養素を挙げると、たとえばビタミン、ミネラル、食物繊維、n-3系脂肪酸などですが、それもすべての人に当てはまるわけではありません。
自分の食生活を振り返り、足りないかな、と思うものを補給し、それによって何らかの実感が得られたかどうかを、五感をしっかり働かせてチェックしてみる。
肩こりが取れた、寝起きがよくなった、息切れせずに階段をのぼれる、肌の色艶がよくなった、というような実感を得られれば、そのサプリメントはあなたに必要だった、ということなのです。 市場には本当にさまざまなサプリメントがあり、何をとればいいのか迷ってしまいますよね。
サプリメントは大きく3つに分けられます(イラスト参照)が、私は、まずは栄養補給の「ベースサプリメント」から始めてみることを提案しています。
私たちの体を構成している60兆個の細胞は、普段の食べもので作られているのですから、まずはここからです。
そして重要なことは、補給する栄養のバランスです。 一点集中の偏った補給にならないように、バランスを考えてとることが大切なのです。

プロフィール

NPO日本サプリメント協会理事 後藤典子さん 同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、ジャーナリストに。

政治・経済評論をテーマにした取材、執筆を主軸としてきたが、サプリメントの取材をきっかけに、市場の歪んだ情報の蔓延に義憤を感じる。
生活者のための公正中立な情報の必要性を痛感して、2001年6月、NPO(特定非営利活動法人)日本サプリメント協会を発足、情報機関として活動を始める。

講演活動、書籍やコラムの執筆のほか、サプリメント指導士の養成、健康相談、商品の検証・評価などを行っている。
今後は、食の安全情報を共有するための機関として設立した一般社団法人「生活者代表委員会」を足場に、生活者の目線で商品を検証し、情報公開を推進していく。
≫NPO日本サプリメント協会

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