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数年前に父が逝った。
通夜の晩に弟から渡されたのは、未だ書きかけの便箋でした。
「○○、体の具合はどうだ。お前は何にも言わないけれど、
父さん知ってたよ、死んだ母さんと同じ病気なんだろ?
真夏に長袖着て隠していたけど、
どう見てもあれは普通の体じゃないって誰が見たって分かるんだよ。
飲めない酒で誤魔化して、食べたくないのに無理して食べる。
そんな性格、母さんにそっくりだ。
だから病気になっちゃうんだよ、バカだなぁ。
父さん、母さんにお願いしてた。
まだ迎えに来るな。
あいつは今から幸せにならなくちゃいけない。
だから見守ってやってくれないか・・」
手紙はここで途切れてた。
病室で自分の死を前にして一生懸命書いたのでしょう。
字は震え、涙の跡が残ってた。
私がようやく健康な体を取り戻したのは、
父が亡くなって暫らくしてからの事でした。
父からのプレゼントだったのでしょうか。
そして父からの、最初で最後のラブレターでした。
りえ
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今生の別れを目前にした、父から娘へのラヴレター。
もう、冒頭から泣きどおしでした。
アラフォーの私たちには、人ごとじゃないんですよね。
自分の健康も日々気がかりだし、両親のことだって・・・。
このラヴレター、愛してるとも好きとも書いてないのに、
ものすごい愛が見えるんですよ。
お父さんからりえさんへの愛はもちろん、
お父さんからお母さんへの愛も見える。
そして、お母さんからお父さんへの愛。
もう、愛のやじるしがあっちにもこっちにも・・・。
私も、こんな愛情いっぱいの家族のひとりでいたいなって思います。
子どもを、夫を、全身全霊で愛せる自分でいたい。
きっと、りえさんの健康は、お父さんがプレゼントしてくれたんです。
ぜったいそうです。
お父さんからもらった健康を、ずっとずっと大事にしてくださいね。
ラヴレターからあふれ出る愛のおすそわけ、ありがとうございます!