こんにちは! 主婦研ライターの野嶋です。
今回は、東京都国分寺市にある「お鷹の道・真姿の池湧水群」をご紹介します。
JR国分寺駅南口から歩いて15分ほどにある「お鷹の道」。
その「お鷹の道」のそばには清流が流れ、たくさんの草木が群生しています。
また、お鷹の道の途中には、全国名水百選として選ばれている「真姿の池湧水群」などの見所がたくさんあるおすすめのスポットです。
「お鷹の道」の名前の由来は、江戸時代、湧水群の清流沿いが、尾張徳川家のお鷹場として指定されていたことによります。
今は遊歩道として整備され、趣ある小径になっています。そばを流れる清流は、元町用水(別名清水川)と呼ばれ、
国分寺崖線の下に湧き出して流れている野川の支流です。ちなみに国分寺崖線とは、立川市、国分寺市、
小金井市等から連なる崖のことで、 多摩川が長い年月をかけて武蔵野台地を削り取ってできたもので、
地域の人からは「ハケ」と呼ばれています。
元町用水は、生活排水が流れこまないのはもちろん、雨水も雨水浸透枡を通って流れこむため、とてもきれいです。
湧水群では、目の前の崖下からどんどん水があふれています。ふと見ると地元の方々が、ペットボトルを持って湧水を汲みに来ていました(こちらの水は、煮沸をしてからでないと飲めません)。そして、すぐ近くには、真姿の池という小さな池があり、中島に弁財天が祀られていました。
「お鷹の道」の先には、史跡の駅「おたカフェ」があります。こちらは無料休憩所兼案内所です。カフェの前にある「おたかの道湧水園」と「武蔵国分寺資料館」のチケットも販売しています。店内は落ち着ける雰囲気で、国分寺市の名産品や書籍が売っていたり、パンフレットが置かれたりしています。なお、カフェを利用しない人も利用できますよ。
せっかくなので、カフェで軽食をいただくことにしました。パンは、国分寺市内にあるパン屋「木もれび」のもの、 ビーツのスープとミニサラダは、「こくベジ」と呼ばれる国分寺産のものです。一緒にぶどうジュースもいただきました。 焼き立てのパンをビーツのスープにひたして食べると、口の中にほんのりとした甘みが漂います。 ミニサラダはちょうどいい分量で、酸っぱめのドレッシングがおいしかったです。
「おたかカフェ」近くには、武蔵国分寺跡資料館(入園料:一般100円)や万葉植物園、武蔵国分寺跡などの国分寺市の歴史に触れられるスポットもあります。武蔵国分寺跡資料館は、主に武蔵国分寺跡の出土品を展示し、万葉植物園は国分寺境内にあり、万葉集に詠まれた約160種の植物を収集。武蔵国分寺跡には、奈良時代に建てられた建物跡の礎石が残っており、歴史公園として整備がすすんでいます。次回は、それらを目当てに訪れてみたいなと思いました。
「お鷹の道・真姿の池湧水群」は国分寺崖線と呼ばれる場所で豊かな緑や清水に恵まれています。特に春から秋の散策がおすすめで、夏には涼が取れます。お近くに来た際には、ぜひ行ってみてください。
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