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地元情報についてのアンケート

今住んでいる地域を「地元」として考えた場合、あなたはどのようにして情報を得ようとするだろうか。 また、インターネットを使って検索する場合、どんな方法で何を調べるのか、マム会員に調査してみた。

問1.お住まいの地域の情報はどちらで得ていますか
問2.どのようなサイトを利用していますか
■ 地元の「正確な」情報は、どこで手に入る?
地域のどのような情報を手にいれたいかによって見るものも違ってくるが、今回「お住まいの地域の情報はどちらで得ていますか」との問いに一番多かったのは「広報誌」(81.6%)だった。次いで「インターネット」(63.1%)「チラシ」(51.1%)「ポスティング」(48.9%)「回覧板」(29.8%)と続いた。「インターネット」以外は比較的昔からある媒体なので、地元の身近な情報については必ずしもインターネット頼りとは限らないことがわかる。
ではインターネットを使う場合「どのようなサイトを利用していますか」と聞いてみたところ、やはり身近な「検索サイト(Googleなど)」(78.7%)が多かったが、注目すべきは「自治体のサイト」(64.0%)の割合の高さだ。便利ながらも正確性に疑問のあるインターネットの中において、信頼できるサイトのひとつと認識されているからと思われる。
問3.どんな地域情報を知りたいですか
どんな地域情報が知りたいですか
■ 地元の情報はやっぱり地元で確認したい
次に、「どんな地域情報を知りたいですか」との問いに多かったのは、「イベント情報」(85.1%)「飲食店情報」(70.2%)の2項目だった。これは生活圏内の情報において、自分から取りに行きにくいものの上位2件と考えてもよいだろう。たとえば「天気」(37.6%)であれば、よほどピンポイントの気象情報でない限り、インターネットやテレビ、スマホのアプリなど、さまざまな方法で知ることができる。しかし「イベント情報」などは「毎年この時期に○○がある」と分かっていても、今年はそれがいつ開催されるのか、「飲食店情報」においては予算や定休日、閉店していないか、その店の評判......などなど、知りたい項目がたくさんある。そのような「分かりづらいけど知りたい情報」を欲していることがみてとれる。
問4.地域情報をまとめたスマホアプリがあれば、活用したいと思いますか
地域情報をまとめたスマホアプリがあれば、活用したいと思いますか
■ 地域情報スマホアプリ、あなたなら活用しますか?
ここでは、多くの人が使っているスマートフォンにちなみ「地域情報をまとめたスマホアプリがあれば活用したいと思いますか」と聞いてみた。すると「とても使ってみたい」(24.1%)「使ってみたい」(34.0%)を合わせても58.1%と、6割弱程度であった。「どちらでもよい」も26.2%いることから、アプリがあれば利用してみたいと思っている人が多くいることが分かる。

■ 便利だと思えるキーワードは「事前に知ることができる」こと
最後に「地域のいろいろな情報について『活用できて助かった・ラッキーだったこと』『事前に知っておけばよかったと後悔したこと』『地域情報を得るためにこんなアプリを利用している』など、エピソードを教えてください」と聞いたところ、さまざまな切り口からの意見が寄せられた。
まず、活用できた例として「子どもが未就園児のころ、市の広報や掲示板をよく見て、地域の子育て世代向けの無料のイベントを大いに活用した。それをきっかけにママ友もできてよかった」(埼玉県・40代)「子どもの長期休み前に広報誌をまめにチェックして、いろいろなワークショップを探した。子どもたちが興味があるものに申し込みができた」(秋田県・30代)「回覧板や町の掲示板などは地味だが、意外と地域密着型の情報の宝庫だと思っている」(東京都・40代)など、アナログの情報を重視した回答が多かった
中には「家族と出かけるとき、地元情報が満載のサイトより情報を得てから出かけるようにしている。店によってはお得なクーポンがあるので、少し安く食事や買い物ができる点も気に入っている」(栃木県・40代)という人もいたが、「自宅に配布されるフリーペーパーにさまざまなクーポンがついているので保管しているが、外出先で食事するときになって『そういえばこのお店のクーポンがあったはず』と思い出して、悔しい思いをすることが多々ある」(東京都・40代)という残念な人も生まれる結果に。

また、「近所で事件が起きて犯人も逃走中、ということがあった。まだ子どもが生まれたばかりで情報が入らず、うっかり出かけそうになった」(神奈川県・40代)といった地域の緊急情報が入らず困った覚えのある人も。そんな時には「Yahoo!の『防災情報』というアプリが地元の犯罪情報を流してくれるので、気を付けることができる」(埼玉県・40代)というように、アプリが功を奏することがあるので、ぜひ覚えておきたい。また、アプリではないが「地域の犯罪情報をメールで知らせてもらっているので、防犯には役立っていると思う」(東京都・40代)という意見もあったので参考にしてもらいたい。

一方、「情報源として新聞を読む」という選択肢を手放す人が増えているという。するといっしょに挟み込まれているチラシを読むことができない。そこで「チラシをまとめて見ることができるアプリをよく利用している」(埼玉県・40代)という人もいた。
しかしアプリに関しては、まだまだ要望は尽きないようだ。「全国的な情報サイトだと地元の小さな記事は載っていないため、全国や市レベルの情報と町内レベルの情報が一緒に見られると便利だと思う」(神奈川県・40代)「まとめアプリとかポータルサイトは不便。子育て情報は個人や団体が個別に発信しているほうがきちんとした情報を得やすい」(兵庫県・40代)という意見もみられた。 自由な意見の中で目立ったのは、「前もって」「事前に」というキーワードである。 「飲食店の開店情報など、事前に知ることができたら嬉しい」(愛知県・40代)「地元のイベントを事前に知りたかったことがあった」(兵庫県・60代)などがそれにあたる。イベントやお店に出向くことなど、どこかへ行きたい・何かをしたいと思った時に正確・適切な情報を得られるのが基本だが、地域の情報はインターネットの世界ではまだまだニッチな部分であるようだ。地元情報のアプリが待たれるのも、いまだにアナログな媒体に頼らざるを得ない部分の穴を埋めるものとしての期待があるからではないだろうか。なんでもかんでもインターネットに頼るのも問題だが、地元の小さな情報でも、知りたいことであれば素早く受け取れるのはやはりありがたい。今後は、「地域情報の収集と発信のために、twitterを利用している。収集だけでなく、自分でも発信し、地域の人達と情報を共有するようにしているため、以前より情報が集まりやすくもなってきた」(埼玉県・40代)というような、個人でもいかにデジタルの情報を収集・活用していくかがカギとなっていくのではないだろうか。

他にも以下の設問がございます。

  • お住まいの地域の情報はどちらで得ていますか
  • どのようなサイトを利用していますか?
  • よく利用するサイト名を教えてください
  • どんな地域情報を知りたいですか?
  • 地域情報をまとめたスマホアプリがあれば、活用したいと思いますか?
  • 地域のいろいろな情報について「活用できて助かった・ラッキーだったこと」「事前に知っておけばよかったと後悔したこと」「地域情報を得るためにこんなアプリを利用している」など、エピソードを教えてください。
  •  
■調査概要
属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2016年3月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)141名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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