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いまどき高校生の買い食い事情 +主婦の食べるお菓子

猛暑に見舞われた2011年・夏。いまどき高校生が、おこづかいをやりくりしつつ、小腹が減った時の空腹をいやしているのは何だろうか。
主婦たちがどんなお菓子を食べているのかもあわせて調査して、世代・性別の違いで見えてくるものを調査した。

高校生に聞く 「おやつ、なに食べたのか教えて!」大調査(画像つき)
■女子高生編
氷系大好き!
Aさん(高校2年生)

グレープ味かき氷

ヘルシーアイテムも
気になる~
Bさん(高校2年生)

寒天ゼリー

「そのまんま」にハマリ中!
Cさん(高校2年生)

ゆず味素材菓子

抹茶にひかれちゃった♪
Dさん(高校1年生)

抹茶プリン

果物を手軽に摂りたい!
Eさん(高校3年生)

フルーツデザート

■ 小腹が「すいてしまう」けど、ついつい食べちゃう!?
 全体的に手のひらに乗る程度の大きさのおやつが多かった女子高校生。小分けのお菓子をあれこれ「ちょこっと食べ」する人が多いようだ。その反面、「お腹がすいたから」... ローカロリーこんにゃくゼリー飲料 (Bさん)というように、小腹はすくが、カロリーも気になるという女子ならではのジレンマをすでに感じている人も。また、「梨味がおいしいという噂を聞いたから」... 梨味アイスバー(Dさん)といった口コミ実践型や、「のどが渇いていたから 疲れていたので、甘いものを補給したかったから」... ミルクティー(Eさん)などという購入動機がしっかりした意見もあった。また、「限定と聞いて」「いつもより安かった」など、お得感にひかれて買うところは「主婦予備軍」といったところだろうか。
■男子高校生編
オマケがほしかった!
Aくん(高校3年生)

ポップコーン

とにかく腹ペコ。
Bくん(高校1年生)

うどん

スナック菓子大好き!
Cくん(高校1年生)

ポテトチップ

辛いものが、食べたかった。
Dくん(高校1年生)

辛口チキン

最寄り駅に着くまでに
おなかがすいた。
Eくん(高校1年生)

おにぎり

■ もはや「おやつ」ではなく「軽食」の域!? とにかくおなかがすいちゃうお年頃!!
食べ盛り、育ち盛りの高校生らしく、彼らの言う「おやつ」は腹持ちのよいものばかりで、中には食事に近いものも。その他としては「新発売でどんなものか試してみたかったから」... ビタミンウォーター (Aくん)、「友達がおいしいって言ってたから」... 梨味アイスバー (Eくん)、「いつもより安くなってたから」... アイスクレープ (Bくん)など、意外にも新製品や口コミ、お得感を気にする傾向も見られた
主婦編
問1よく買うお菓子は何ですか?(複数回答)
問2お菓子を買うときの決め手はなんですか?(複数回答)
よく買うお菓子はなんですか
お菓子を買うときの決め手はなんですか?
■ 地域情報スマホアプリ、あなたなら活用しますか?
 目の前にあると、ついついつまんでしまうお菓子。「よく買うお菓子はなんですか」との問いに、「チョコレート」(76.2%)と「スナック系」(73.5%)が多くを占めた。「常備食」のような感覚で買い置きしているのだろう。しかし、お菓子だったら何でもよい、ということはない。自分が求める「おいしさ」(82.2%)や、「価格」(79.5%)にみあった商品であることが前提である。意外にも「新しさ」(13.0%)や「話題性」(10.8%)などはお菓子を選択する際の決め手としては弱いようだ。「自分の嗜好がストレートに出やすい食べもの」といえるかもしれない。
問3 最近食べたお気に入りのお菓子を教えてください。また、なぜ、そのお菓子が好きですか?
■ 嗜好はさまざま。でも、「おいしい」と思えるものが食べたい
 「カルビーポテトチップス、のりしお味。 何度食べてもあきません」(30歳代)「マリービスケット。素朴な味が好きです」(50歳代)「昔からキットカットが大好き」(60歳代)など、昔からあるベストセラーの商品を挙げる、いわば「(自分の中で)ハズさないお菓子」の存在を持つ人が多かった。また、「ローソンのプレミアムロールケーキ。とろける口どけの甘すぎないクリームとしっとりのスポンジがたまりません」(30歳代)などの、最近注目の「コンビニスイーツ」も人気だ。「南蛮往来 TVで紹介していたのをやっと購入できた。 ラズベリーの酸味がアクセントになって美味しかった。」(30歳代)など、話題の商品を手に入れて、「おいしいお菓子」を貪欲に探す主婦の姿もあった。
■ 世代や性別が違っても、「おやつ」はさまざまなものをもたらしてくれる
 おやつの存在は「小腹を満たしてくれるもの」という身体的満足感のほかに、「おいしいと思えるものを食べる」ことで得られる精神的満足感ももたらす。成長期の高校生はおもに前者、主婦が得たいのは後者が多いのだろう。 しかし、おやつの「功績」はそれだけではない。コミュニケーション形成にひと役買う存在である上に、それらを味にのせて記憶する力も兼ね備えている
 たとえば、高校生からの画像提供の中には、3~4人が同じ梨味のアイスバーを持っているものや、違う種類を買って持ち寄る姿が見られた。これは同じ場所で食べることで、友人との楽しい時間を共有しているといえる。また、親が家庭で子どもに用意するおやつにも大きな意味がある。単に親が買ってきたものであっても、それは子のことを想って出すもの。なにげなく差し出すおやつでも、子どもにはとっておきの存在となるのだ。
 また、そんなおやつの想い出は、意外にも大人になっても記憶に残っているようだ。それは、主婦編アンケートの中で「お気に入りのお菓子は」と聞かれて、子どもの頃から食べ慣れているお菓子を挙げている人もいることからもわかる。普段何気なく口に運んでいるだけでも、実はおいしさや味に乗せて、友情や家庭の想い出もいっしょに運んでいるのかもしれない。身体的・精神的の両面から満足を得た記憶が当時の思い出と重なって、おやつはさまざまなことを想起させるきっかけにもなり得る。
 しかしそんなことに関係なく、さまざまなニーズに応えた新製品はこれからもどんどん発売されていく。その中で「お気に入りのおやつ」が見つかればやっぱりうれしい。みんなを笑顔にしてくれる「おやつ」は、おいしいだけではなく、さまざまな力を秘めている存在のようだ。

他にも以下の設問がございます。

  • お菓子を食べますか?
  • お菓子はどこで買うことが多いですか?(複数回答)
  • よく買うお菓子は何ですか?(複数回答)
  • お菓子を買うときの決め手はなんですか?(複数回答)
  • お菓子を食べるのはいつですか?(複数回答)
  • 最近食べたお気に入りのお菓子を教えてください。また、なぜ、そのお菓子が好きですか?
  •  
■調査概要
このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2011年8月

回答者数

10代から60代の女性(弊社WEB会員)185名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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