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2011年に実施した「プチ整形」に興味ある?

アンケート(http://www.c-mam.co.jp/shufu-labo/research/data/110101.html)を、再度2016年バージョンとして実施した。5年が経過して、マム会員の「プチ整形」に対する意識がどう変化したのか調査した。

問1.プチ整形をしてみたいですか
問2.前項にて「すでにしたことがある」と答えた方、やってみてどうでしたか。理由も教えてください。
プチ整形への希望 2011年 プチ整形をしてみたいですか 2016年
■ 経験者が語る、プチ整形の長所と短所
「プチ整形をしてみたいですか」と聞いた割合は、「すでにしたことがある」があまり変化がないのにくらべ、「してみたい」が若干増え、2011年には半分近くを占めていた「したくない」が大幅に減り、「どちらともいえない」(33.1%)が増えた。徐々に「プチ整形」への警戒心が弱まってきているのだろうか
また、「すでにしたことがある」(5.8%)の方に、やってみてどうだったか、その理由も聞いてみた。すると「よかった」(57.1%)が一番多く、「30代のころ、総合病院の美容皮膚科でレーザーでしみとそばかすをとった。髪を短くして顔を出しても自信をもって外を歩けるようになった」(40歳代)とポジティブな意見が聞かれた。一方で「よくなかった」(14.3%)は、「シミ取りをしたが、結局取れなかった。いまだに居座っている。」(40歳代)「どちらともいえない」(28.6%)「二重にしたが、片目だけ糸が飛び出て気になった。自力でその糸を切ってやり過ごし、二重も継続できたが、「普通飛び出さないだろう...」という気分は否めなかった」(30歳代)というかなり気になる回答もみられた。
問3.やってみたいプチ整形をいくつでもお選びください。すでにしたことがある方は、やってよかったプチ整形もお選びください
問4.プチ整形の費用として、いくらまでならかけてもいいと思いますか
妥当なプチ整形費用 2011年 プチ整形の費用としていくらまでならかけてもいいと思いますか 2016年
■ ちょっと「お直し」するだけで、人は若く見える!?
やってみたいプチ整形(経験者はやってよかったプチ整形)を聞いたところ、一番多かったのが「シミを取る」の56.2%で、これは2011年の調査でもダントツだった。「ほうれい線を目立たなくする」(32.2%)「シワを取る」(25.6%)「顔のたるみをとる」(25.6%)と続いたが、人によって優先順位は違うものの、思わず「私もやってみたい!」と同調したくなる施術メニューの数々だと思われる。しかし、上位5つをすべて選択してしまうと......別人のようになってしまうかもしれない。
そしてやはり気になる「費用はいくらまでかけてもいいか」も聞いてみた。「1万円程度まで」(44.6%)「3万円程度まで」(33.1%)「5万円程度まで」(11.6%)「10万円程度まで」(9.9%)と金額の上昇とともに割合が減っていくのは、手軽さを求める分、値段もそれほどかけたくない(かからない)と思うからなのだろう。しかし2011年は「1万円程度まで」(29.9%)「3万円程度まで」(31.7%)「5万円程度まで」(25.6%)とほぼ割合が変わらなかったのが特徴だ。ちなみに「それ以上でも」はいずれも若干名いる。「プチ」の範疇を超えた施術を求めているのか、「プチ」であってもお値段はしっかり取ったほうが安全だと考えるのか、その理由をぜひ聞いてみたいものである。
問5.プチ整形することでどんなことを期待しますか
問6.プチ整形をしたくない理由があれば、いくつでもお選びください
問7.プチ整形で知りたいことをお書きください
■ 「プチ」の有効期限はいつまでなのか
プチ整形を決意するには、何かしらの理由があるだろう。そこで「どんなことを期待するか」を聞いてみると「前向きに生きられる」(76.0%)が一番多く、「毎日が楽しくなる」(47.1%)が続いた。一方で「プチ整形をしたくない理由」を聞いてみると「施術の失敗が怖いから」(39.7%)「プチ整形部分の将来的な変化が心配だから」(35.5%)というリスク部分の危惧の割合がやはり多く、「自然の老化は当然だから」(22.3%)「プチ整形自体に抵抗があるから」(19.0%)などといった、そもそも加齢による変化に逆らう考えに疑問をもつ意見もあった。「生まれもったもので十分だから」(9.1%)と思えないと、プチ整形に踏み切る割合は増えていくと思われる。
そこで、「プチ整形で知りたいこと」を聞いてみた。すると、「果たして本当にお金をかけるほどの変化が手に入るのか」(20歳代)「いくつかの美容外科をまたいだ比較表が見たい」(30歳代)といった費用面、「どのくらいの期間、その効果が持つのか」(30歳代)などの持続期間を気にする声が多く聞かれた。また「副作用や、何十年後の危険性について知りたい」(40歳代)という、術後の「万が一」を気にする意見も。中には「失敗率はどれぐらいか」(30歳代)といったストレートな質問も見られた。
注目したいのは、「見た目」に関する質問だ。「芸能人で明らかに『注射したな?』という方が多くいるが、きれいというか変。また、顔がぼこぼこになっている人はどんな注射をしているのか知りたい」(50歳代)という意見に代表されるように、見た目をよくしたいという目的で行ったであろう「プチ整形」が、必ずしもその目的を果たしていないときがあることを、芸能人などをとおして知る人がいることがわかる。

■ トラブルのない、安心できる施術であることが大前提
最後に、一番気になるといってもいい「プチ整形のトラブルがあれば教えてください」という質問に対し「友人が顔が腫れて大変だった」(40歳代)「シミ取りをしたが取れなかった」(40歳代)「友人がヒアルロン酸を入れすぎてひどいアヒル口になってしまった」(40歳代)などという手術後の予想外の変化や失敗、副作用が挙げられた。「施術から15年ほどたち、片目だけ糸が切れてしまったようで一重に戻ってしまった」(30歳代)といった経年劣化のトラブルも気になる。 「プチ」という可愛らしい語感から、安易な環境で施術できる印象を持たれやすい「プチ整形」。しかし、生まれながらの体の機能や見た目を人工的に変化させることには変わりない。さまざまな事情や想いでプチ整形を選択する人々は、必ず「やってよかった」という満足感を得ないと意味がない。言葉通りの気軽な感覚で、たとえ安価だったとしても安全に施術が受けられるようになることが、本当の「プチ整形」といえるのだろう。

他にも以下の設問がございます。

  • プチ整形に興味がありますか
  • プチ整形をしてみたいですか
  • 前項にて「すでにしたことがある」と答えた方、やってみてどうでしたか。理由も教えてください。
  • やってみたいプチ整形をいくつでもお選びください。すでにしたことがある方は、やってよかったプチ整形もお選びください
  • プチ整形の費用として、いくらまでならかけてもいいと思いますか
  • ・プチ整形をする(した)ことを人に話しますか
  • プチ整形して、どんな自分になりたいですか。もっともあてはまるものをひとつだけ選んでください。
  • プチ整形することでどんなことを期待しますか
  • 知り合いがプチ整形したと聞いたら、どう思いますか。いくつでもお選びください
  • プチ整形をしたくない理由があれば、いくつでもお選びください
  • (20代くらいになった)自分の子どもが美容目的のプチ整形をすると言ったとしたら、どう思いますか
  • 前項の回答をしたときに思い浮かべたお子さんは女の子? 男の子?
  • プチ整形で知りたいことをお書きください
  • プチ整形のトラブルがあれば教えてください
  •  
■調査概要
属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2016年7月

回答者数

20代から60代以上の女性(弊社WEB会員)121名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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