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2015年のボーナス!アンケート

2015年、あなたの家にはボーナスが支給されただろうか。もともと無縁の職種、あるはずのボーナスが支給されない......など、 さまざまな立場からの「ボーナス観」を調査した。

問1.ボーナスはいくらもらいましたか(夫の受け取り・額面) (世帯全体(夫+妻)の受け取り・額面)
いくらぐらいもらいましたか
■ ボーナスのある人はいくらぐらいもらっているの?
まず、「ボーナスをもらいましたか」という質問に、「夫の受け取り・額面」と「世帯全体(夫+妻)の受け取り・額面」別に回答してもらった。「0円」(30.4%)はボーナスをもらっていない世帯であり、それ以外の69.6%がボーナスを支給された世帯である。両者のグラフにはほぼ差がないように見えるが、「20-40万未満」「40-60万未満」「60-80万未満」「80-100万未満」の割合が微妙に変化しているところに注目したい。この範囲内で夫の受け取り・額面で割合が多いのは「80-100万未満」の14.4%であるのに対し、世帯全体(夫+妻)の受け取り・額面で一番多かったのは「40-60万未満」の14.4%である。これらは何を意味するのだろうか。
問2.前回のボーナスと比べて増えましたか?減りましたか?
問3.ボーナスはおもにどのように使う予定ですか
前回のボーナスに比べての増減
■ ボーナスの使い道を教えて!
次に「前回のボーナスと比べて増えましたか?減りましたか?」との問いには、半数近くの人が「ほぼ同じ額」(46.4%)と回答。「増えた」(16.8%)「今回はボーナスが出ない」(16.0%)「減った」(14.4%)がほぼ同率だった。また、「ボーナスはおもにどのように使う予定ですか」と聞くと、圧倒的に多かったのが「預貯金・貯蓄」の47.2%で、まとまったお金が入ってきたら貯めることを考える人が多いことが分かる。同時に「生活費」(24.0%)、「ローンの返済」(21.6%)など、すぐに出て行ってしまいそうな項目も多いため、世帯のライフスタイルによって割合もさまざまなことがうかがえる。
問4.ボーナスにまつわるエピソードを教えてください
ボーナスにまつわるエピソード
■ 支給の有無にかかわらず、ボーナスは「ない」もの?
では、「ボーナスにまつわるエピソードを教えてください」と聞いてみると、やはり「すぐ支払い(貯金含む)に使う」(8.8%)という回答が多かった。ボーナスが支給されたとしても、手元にまるまる残るというイメージはあまりないようだ。とはいえ、普段の給与とは違う収入。「小額でも嬉しい」(4.8%)のは正直な気持ちだろう。もちろん「ボーナスはない」(10.4%)という人もいるが、あってもなくてもどこか「ボーナスは、はかないもの」という印象を持つ人が多いことが見えてくる。つい「昔はもっとあった」(4.0%)と、つい景気のよかった時代と比べてしまう人の気持ちも理解できる

■ もらえたらラッキー、だから「ボーナス」!?
ボーナスの語源はラテン語の「ボヌス(bonus)=財産」からきており、欧米では能率賃金のひとつの形や給与の割り増し分を指すそうだが、日本はすでに独自の「ボーナス文化」が発展しているといえる。前項の「ボーナスにまつわるエピソード」をさらに詳しく聞いてみたところ、「夫婦ともに自営業なのでボーナスには縁がない」(40歳代)といったボーナス制度がない人にとってはもらえるだけでうらやましい存在である。「『ボーナス払い』に憧れる」(50歳代以上)も同様だろう。
一方で、ボーナスを支給されている人も思うことはいろいろあるようで、「毎回少ない金額ではあるが、頂けるだけありがたいことなので大切に使おうと思っている」(40歳代)などの「ありがたい」という言葉を使って回答している人が多かった。回答者の多くは「独身の頃は海外旅行に毎年行ってブランドものをいっぱい買って、ど~~んと使えたのにな~~☆^^;」(40歳代)「20数年前の結婚した年の暮れ、夫のボーナスを忘年会ですべて使われて大げんかをした」(50歳代以上)というバブル時代とその後の不景気を両方経験している世代であるため、「ローンその他で右から左なのはむなしいが、あるだけありがたい」(40歳代)といった意見が出てくると思われる。
「主人の会社はずっと年俸制なので、ボーナスの話題が出ると損をしている気分になる」(50歳代以上)のような、年功序列型の減少や給与体系の変化、雇用形態の多様化などで、ボーナスの時期ならではの高揚感、社会全体の盛り上がりは以前よりなくなりつつある。もし、前述のバブル時代に同じ質問を投げかけたら、「○○を買った、○○に行った」など、贅沢自慢のコーナーになっていたかもしれない。時代の流れに伴う価値観の変化が、ボーナスへの捉え方にもあらわれていると言えるだろう。
使い道にもさまざまな回答が寄せられたが、「つい買い物が増え、結局赤字に」(30歳代) 「ATMでおろしたら、すぐ隣のATMで入金し、またその隣で入金」(40歳代)「ほとんどが固定資産税や車の税金、生命保険や学資保険に消える」(30歳代)など、なんだかんだでどんどん減っていくさまを述べる人が多いのが印象的だ。
また、「我が家の行事」として「ボーナスがでたら、家族でご馳走を食べて労をねぎらう。美味しいものは人を元気にさせるから」(50歳代以上)「毎回ボーナスを全額おろし、家族全員でテーブルに置き、お金の大切さを話し合う」(30歳代)といったモチベーションアップのきっかけにする人も。お金で買えない"財産"としての「ボーナス」を活用している好例といえよう。 あればありがたい、なければ憧れの「ボーナス」。この制度はいつまで続くのか、今後も機会があれば追っていきたい。

他にも以下の設問がございます。

  • ボーナスはいくらもらいましたか(夫の受け取り・額面) (世帯全体(夫+妻)の受け取り・額面)
  • 前回のボーナスと比べて増えましたか?減りましたか?
  • ボーナスはおもにどのように使う予定ですか
  • ボーナスにまつわるエピソードを教えてください
■調査概要
属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2016年1月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)125名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
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