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働き方に関するアンケート

あなたは仕事をいま持っているだろうか。 女性の働き方が多様になってきたとはいえ、自分にあった仕事を見つけるのを 難しいと感じる人もまだまだいるだろう。
そこでマム会員は働き方をどのように捉えているのかを調査した。

問1.あなたは仕事をしていますか
問2.前項にて「いいえ」と回答した方、年収はどれくらいほしいですか
あなたは仕事をしていますか 前項にて「いいえ」と答えた方、年収はどれくらいほしいですか
■ 現在仕事をしていなくても収入がある生活を望んでいる
冒頭、「あなたは仕事をしていますか」との問いに「はい」と答えた人は7割強。マム会員ではあるものの「いいえ(=仕事はしていない)」と回答した人が3割弱いた。今回、「いいえ」と回答した方に「年収はどのぐらいほしいですか」と聞いてみると、一番多かったのは「50万円以上100万円未満」(42.9%)次いで「10万円以上50万円未満」(31.4%)だった。扶養控除の範囲内という意味なのか、それとも単純な願望なのかはこの回答だけでは分からないが、少なくとも「収入はないよりあったほうがありがたい」と考えている人が多いことが分かる。
問3.仕事をしている方、どんな働き方をしていますか
問4.今の働き方を選んだ理由は何ですか
問5.週にどれくらいの時間仕事をしていますか
仕事をしている方、どんな働き方をしていますか 週にどれくらいの時間仕事をしていますか 今の働き方を選んだ理由は何ですか
■ いま置かれた環境とすり合わせして仕事を決める人も多い
マム会員は母であり、妻である人が多い。その上、仕事に就くとなると忙しさがどんどん加速する。それでもあえて仕事をしたい場合、「今の状況でどんな仕事ができるか分からない......」と立ち止まってしまう人も多いのではないだろうか。「仕事をしている方、どんな働き方をしていますか」と聞くと圧倒的に「在宅ワーク」(43.2%)が多いのはマム会員ならではの回答だが、マム会員でなくても、「母」や「妻」はどうしても働き方や働く場所が制限される人が多いのだ。「今の働き方を選んだ理由は何ですか」と聞いてみると、やはり多いのは「家事や子育てと両立できる」(60.0%)こと。ほかには「自宅でできる」(42.1%)「職場が近い」(26.3%)「資格やスキルを活かせる」(25.3%)「やりがいがある」(23.2%)と続くが、自分のことばかり考えていられない世代ならではの割合順だと読み取れる。また、「週にどれくらいの時間仕事をしていますか」との問いには、「週15時間以下」(32.6%)が最も多く、「週20時間~30時間」「週30時間~40時間」がいずれも21.1%となった。子どもがまだ就園前か後かで就業時間の差が出てくることも考えられる。環境にもよるが、子どもが小さければ小さいほど、母親も仕事をしづらくなる傾向にある。それでも「すきま時間」に仕事をしたい! と願う人たちが「在宅ワーク」を選択肢として選ぶのは、ごく自然な流れなのだろう。
問6.この1年間のあなたの収入を教えてください
この1年間のあなたの収入を教えてください
■ 例の「壁」を気にしている!?
ちょっと踏み込んだ質問だが「この1年間のあなたの収入を教えてください」と聞いてみた。すると、一番多かったのは「50万円以上100万円未満」の29.5%。そして「10万円以上50万円未満」(17.9%)「150万円以上300万円未満」(16.8%)と続くが、「100万円以上150万円未満」(11.6%)となぜか少し割合が少ない。これはさまざまな控除が受けられる「103万円の壁」を意識しての結果なのだろうか。実際のところは各家庭によっていろいろなケースがあるので、税務署に問い合わせるのもよいだろう。
問7.仕事をしていてよかったと思うときはどんなときですか
問8.どんな働き方がしたいですか
どんな働き方がしたいですか
■ ライフスタイルに合った働き方をしたい!
ここでは、多くの人が使っているスマートフォンにちなみ「地域情報をまとめたスマホアプリがあれば活用したいと思いますか」と聞いてみた。すると「とても使ってみたい」(24.1%)「使ってみたい」(34.0%)を合わせても58.1%と、6割弱程度であった。「どちらでもよい」も26.2%いることから、アプリがあれば利用してみたいと思っている人が多くいることが分かる。

■ 便利だと思えるキーワードは「事前に知ることができる」こと
「『仕事をしていてよかった』と思うときはどんなときですか」と聞いてみた。

現在「在宅ワーク」をしている人の意見としては、「家事と両立できるところ」(40歳代)をはじめとして、「子どもを無理に病児保育に預けに行かなくても、家で見てあげられる事」(40歳代)など、在宅ならではのよさを実感している人が多かった。一方、外で働く「正・契約社員(外勤)」は「人との出逢いの中で成長できる」(40歳代)、同じく外勤の「パート」も「外で働くと情報が増える」(40歳代)「接客業なので、お客様からお褒めの言葉をいただいた時」(40歳代)など、人と関わることでやりがいを感じる人が多い。また、「教室・サロン経営」の人は「講師活動なので、生徒さんに喜んでもらえることが嬉しくて嬉しくて仕方ない」(50歳代)という意見が印象的だった。しかしどの仕事でも、全体を通して「やりがいがあって貯金もできる」(40歳代・在宅ワーク)「自分の好きなものを購入できる」(30歳代・正・契約社員(外勤))といった、金銭面での利点を挙げる人が多かった。

次に、「どんな働き方がしたいか」を聞いてみた。すると「正社員、契約社員(外勤)」「在宅ワーク」がともに31.4%と並んだ。中でも気になるのは「サロン経営」だ。いわゆる「サロネーゼ」と呼ばれる、自宅や貸しスペースなどで自分の得意分野を生徒を集めて教える職業である。「自分の好きなことを仕事にする楽しさ」を求めているのだろう。そして具体的な理由を聞いてみると、「在宅ワーク」に関しては「子供が0才と3才で小さく手がかかるため」(30歳代)「要介護の親を抱えているので、時間の都合がつくのが理想的」(50歳代)というような家族の事情重視型が多い一方で「収入が少ない」(30歳代)といった不満を抱える人もいた。

そういった点では「正社員、契約社員(外勤)」は魅力的だ。やはり「給与がよい」(20歳代)ことを挙げている。「家で仕事をすると、メリハリがない」(30歳代)といった問題も解決するだろう。しかし、「仕事もバリバリしたいけど、子どものことを考えるとなかなか条件の合う仕事がない。自宅で仕事ができれば、お迎えの時間など少しの間抜けられるのでありがたい」(30歳代)といった「正社員、契約社員(在宅勤務)」はいいとこどりといえる。また、先ほどの「サロン経営」を挙げた人は「自分のやりたいことをやりたい時間に出来る」(40歳代)とのこと。まさに趣味と実益を兼ねているところが魅力的なのだろう。
問9.理想の働き方を時間で表すとどれくらいですか
問10.「こんな働き方があったらいいな」という理想の働き方を教えてください
理想の働き方を時間で表すとどれくらいですか
■ フルタイムではない=ラクに働きたいからとは限らない
「理想の働き方を時間で表すとどれくらいですか」との問いに「週20時間~30時間」(31.5%)を筆頭に「週15時間~20時間」(26.9%)「週15時間以下」(22.3%)で全体の4分の3を占めている。しかしこれらはすべてフルタイムペースの就業時間数ではない。「ゆるく働きたい」という動機とは別に「自分が働ける時間いっぱいまで働きたい」願望のあらわれ、かもしれない。

また、「こんな働き方があったらいいな」という理想の働き方を教えてください、と聞いたところ、女性に望ましい働き方のアイデアがたくさん挙がった。大変多かったので、一部箇条書きする。

・勤務時間や場所にとらわれない職場で働きたい(30歳・在宅ワーク)
・家庭の用事を犠牲にせず、働けるときに働く(40歳代・在宅ワーク)
・パソコン、スマホがあればいつでもどこでも簡単にできるお仕事(40歳代・在宅ワーク)
・安定して仕事のある在宅勤務(40歳代・在宅ワーク)
・雇用保険も労災も入れるような本格的な補償があれば安心(40歳代・在宅ワーク)
・日本各地でコワーキングスペースをもっと増やして欲しい(30歳代・在宅ワーク))
・午前で一度帰宅 家事を終えてまた仕事(30歳代・正・契約社員(外勤))
・自分の趣味が生かせる仕事の働き方があればいい。(50歳代・正・契約社員(外勤))
・春休み、夏休み、冬休みを子供と一緒に取れる職場(40歳代・正・契約社員(外勤)
・家事シェアのように、仕事シェアを自由にしたい(40歳代・正・契約社員(外勤))
・子どもが具合悪くなっても、申し訳ないと思わなくても休める(40歳代・正・契約社員(在宅))
・残業はできなくてもステップアップできる仕事がしたい(40歳代・パート)
・時短で毎日働きたい(50歳代・パート)
・自作の物を認められて、それを売って暮らす(40歳代・無回答)
・介護の合間でも在宅で仕事をしたい(50歳代・無回答)

中には非現実的なものもあるかもしれないし、必ずしも万人に当てはまる働き方の提案ではないかもしれない。しかし、今以上に働き方の選択肢がどんどん増えていけば、社会全体の考え方も変わっていくのではないだろうか

■ よりよいワーク・ライフ・バランスをめざして
最後に「仕事について思うこと」を聞いてみると、自分が仕事をしていることによって発生する不満を挙げる人が多かったのが特徴的だ。働きたいという願いが叶っていても、満足しているかはまた別の話。それらの不満は、仕事場がどこにあるかによって多少違うのも興味深い。「不妊治療で通院しているが、急に仕事を休むことが難しく退職。不妊治療もあきらめたくないが、仕事もしないと収入がないのが現状」(30歳代・在宅ワーク)「在宅ワークについて家族の理解が得られない。遊んでいると思われるのが嫌」(40歳代・在宅ワーク)「子どもの行事や体調に振り回されて肩身がせまい」(30歳代・正・契約社員(外勤))「年齢制限で希望の仕事に就けない」(50歳代・パート)など、まだまだ女性の働き方における自由度は少ないのではと思わざるを得ない回答が。「子どもが幼稚園に通いだしたので空いている時間に仕事をしたいと思っても、長い休みの時期のことを考えると始めづらい」(30歳代・無回答)「やりたい仕事が何なのか、どうしたいのか分からなくなる」(30歳代・在宅ワーク)と、思わず立ち止まってしまいたくなる人の気持ちも分かる。「自分で優先順位を付けて譲れない条件を大事にして自分に合う仕事を見つけたい」(40歳代・無回答)「家族の幸せと自己充実の両面でバランスをとって自分の仕事をしていきたい」(30歳代・無回答)「その時にあった仕事の仕方をするとよいと思う」(30歳代・無回答)といった前向きな回答を参考にしながら、「わたしらしい働き方」を模索していけたら理想的だ。

最後に、このアンケートにて実際にキャリア・マムのお仕事を経験された方の感想や要望もたくさんいただいた。今後のお仕事情報やイベント等の参考として、ぜひ活用させていただきたい。

他にも以下の設問がございます。

  • あなたは仕事をしていますか
  • 仕事をしている方、どんな働き方をしていますか
  • 今の働き方を選んだ理由は何ですか
  • 週にどれくらいの時間仕事をしていますか
  • この1年間のあなたの収入を教えてください
  • 在宅ワークをしている方、キャリア・マム以外にどこのエージェントに登録していますか
  • 仕事をしていてよかったと思うときはどんなときですか
  • 今後、仕事をしたいと思いますか
  • どんな働き方がしたいですか
  • 年収はどれくらいほしいですか
  • 理想の働き方を時間で表すとどれくらいですか
  • 「こんな働き方があったらいいな」という理想の働き方を教えてください
  • 仕事について、思うことをお書きください
  •  
■調査概要
属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2015年9月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)130名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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