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防犯に関するアンケート

世界の国々の中でも比較的治安が良く、安心して暮らせるといわれる日本。
しかし、犯罪が全くないとはとても言いがたいのも事実だ。
我が子を守るため、そして自分自身を守るために、普段からどのような対策をしているかを聞いてみた。

問1.日常生活でどんなときに犯罪に対する不安を感じますか
問2.あなたの家はどんな防犯対策をしていますか
問3.日常生活で、どんな犯罪に対して不安を感じますか
日常生活でどんなときに犯罪に対する不安を感じますか あなたの家はどんな防犯対策をしていますか
■ 自分でできる「防犯対策」はどんなこと?
普段通りの生活を送っていても、自分や家族が犯罪に巻き込まれる可能性がないとは言えない。そこで「日常生活でどんなときに犯罪に対する不安を感じますか」と聞いたところ、自分に置き換えてイメージしやすい「近所で事件が起きたとき」(77.0%) が最も多く、次いで「暗い道を歩くとき」(66.4%)「不審者情報があったり不審者を見たとき」(61.1%)が挙げられた。その他(5.3%)の回答として「雑居ビルで知らない人と二人きりでエレベーターに乗るとき。男性でも女性でも不安をおぼえる」(50歳代)「テレビなどで殺人事件などを放送しているとき」(30歳代)などの意見も。「いつでも」(30歳代)という回答もあるぐらい、不安を感じている人は多いことが分かる。
そして「あなたの家はどんな防犯対策をしていますか」については、半数以上の人が「モニターつきのドアホン」(53.1%)と回答。「玄関の補助錠」(37.2%)「窓の補助錠」(27.4%)といった二重・三重の対応は安心にもつながる。また、「防犯センサーライト」(20.4%)「音の出る砂利」(15.0%)など手軽に自分で設置できるものも多く見られた。「集合住宅のオートロック」(19.5%)は、住宅を選ぶ際の重要な基準として考えている人も多いのではないだろうか。
では実際に「日常生活で、どんな犯罪に対して不安を感じますか」と聞いたところ、「空き巣」(71.7%)「暴行・傷害」(64.6%)「窃盗」(61.9%)「強盗」(56.6%)「性犯罪」(51.3%)「誘拐」(49.6%)「殺人」(48.7%)などが挙げられた。また、新しい犯罪ともいえる「ネット犯罪」(44.2%)を挙げる人も多かった。
問4.あなたには未成年のお子さまはいますか。未成年のお子さんがいる方、お子さんが持っている防犯グッズを教えてください。
未成年のお子さんがいる方、お子さんが持っている防犯グッズを教えてください
■ 手軽な防犯ブザー、GPSつき携帯・スマホが人気
今回の回答者の中で未成年の子どもがいる人は全体の72.6%だが、「お子さんが持っている防犯グッズを教えてください」と聞いたところ、「防犯ブザー(スマホや携帯の機能も含む)」(63.4%)「GPS検索できるスマホや携帯」(32.9%)「ホイッスル」(17.1%)「護身用ライト」(3.7%)などが挙げられた。一方で25.6%の人が「防犯グッズは持たせていない」との回答が。未就学児で親と常に行動する子どもには持たせない可能性もあるが、行動範囲が広がる小学生になったら何らかの防犯グッズを持たせたいと考える親は多いのではないだろうか。
問5.お子さんの安全を守る上で、親子で約束していることはありますか
問6.こんな防犯グッズ、防犯システムがあったらいいな、と思うものがあれば教えてください
.お子さんの安全を守る上で、親子で約束していることはありますか
■親子の約束が、安全への第一歩
「お子さんの安全を守る上で、親子で約束していることはありますか」との問いには、さまざまな意見が寄せられた。特に「誰とどこで何時まで遊ぶか伝える」(40歳代)「行き先を告げ、到着したら電話する」(40歳代)といった「外出先を伝える・連絡をする」(34.1%)が多かった。次いで「登下校は、なるべくお友だちと一緒に決まった道を使用する」(40歳代)などの「1人にならない」(20.7%)、同率で「歩きながら別の事はしない。歩道を歩く時は車道側を歩かない」(40歳代)などの「外出時のその他ルール」(20.7%)が続く。また、「外で遊んでも夕方の5時になったら家に帰る」(40歳代)などの「帰宅時間を守る」(14.6%)、「知らない人から話しかけられたり、誘われても逃げるように言い聞かせている」(30歳代)「危険を感じたら大きな声を出す」(50歳代)といった「不審者への対応」(12.2%)、も見られた。また、危険は家の外ばかりではない。「留守番している時は、電話、インターホンに出ない」(40歳代)などの「在宅時のルール」(7.3%)も重要だ。そして万が一として「何かが起こった時の対処方法」(6.1%)を講じている人もいた。「知らない人と話すときは間隔を開ける。不審な車があったら、車の反対方向に逃げる」(40歳代)「コンビニや『子ども110番の家』に駆け込む」(30歳代)「まだ低学年なので出来る限り一緒に行動しているが、何かあった時は遠慮せずに防犯ブザーを鳴らし近くの大人に助けを求める」(40歳代)などは、ぜひ家庭で話し合っておきたい。そのほか「人通りの少ない道は歩かない」(40歳代)「自分でカギを開けて入るときも、『ただいま』と大きな声で言う」(40歳代)などの意見もあった。「知っている大人がいたら挨拶をする」(30歳代)確かにこれが、基本中の基本なのかもしれない

では、「こんな防犯グッズ、防犯システムがあったらいいな、と思うものがあれば教えてください」と聞いたところ、やはり多かったのが「GPS付き防犯ベル」(40歳代)などの「GPS付き」の製品。あとは、「低価格のセキュリティシステム」(50歳代)を挙げる人もいた。敷居が高いと感じる人も多いセキュリティシステムだが、その性能の高さはやはり利用してみたくなるだろう。そのほか、「施錠が外からでも確認できるシステムまたはアプリ」(40歳代)といったそのうちお目見えしそうなものから「ボタンを押せば、自分から半径1メートル以内に近づけなくなるようなバリア」(30歳代)といったひみつ道具的なもの、先ほど「基本中の基本」といった「街で皆が挨拶する、という古典的なシステムというかコミュニケーション」(30歳代)という心構えを大切にする意見や「グッズで守るのでなくて、人間同士のきずなで守れたらいいなと思う」といった、モノに頼る以前にすべきことを挙げた人もいた。
問7.町内会・自治会に入っていますか。
問8.あなたの地域では、防犯のためにどんな活動をしていますか
町内会や自治会に入っていますか あなたの地域では防犯のためにどんな活動をしていますか
■ 日々の生活に一番近いコミュニティ「町内会・自治会」
「町内会・自治会に入っていますか」との問いに「はい」と答えた人は全体の約7割。なかには「町内会・自治会がない」(6.2%)と回答する人も。昔よりも人づきあいが希薄になっていると言われて久しいが、身近なコミュニティのひとつである町内会・自治会はまだまだ健在のようだ。また、「あなたの地域では、防犯のためにどんな活動をしていますか」にて「『こども110番の家』設置」を挙げた人が54.9%と一番多く、「子どもの登下校見守り」(44.2%)、「火の用心パトロール」(37.2%)「避難訓練」(30.1%)と続いた。
■ 罪を犯すのも、犯罪から守るのも「人」
最後に「防犯や子どもの安全について思うこと」を聞いたところ、さまざまな意見が寄せられた。「この間容疑者の逃走があった地域なので、そういうことがあると怖いなと思う」(30歳代)「近隣地域で行方不明の子どもがいまだに見つかっていない」(50歳代)など、身近なところで実際に犯罪が起きてしまうと考える機会も増えるが、大半の人たちは起こり得る犯罪に対しての「防犯」を想像するしかない。一方で、子どもは成長に応じて行動範囲が広くなると同時に、社会性も備わってくる。「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがあるが、外で遊ぶことで学ぶこともたくさんあることは親も分かっている。とはいえ、「昔とは異なる心配が出てきた」(30歳代)のも事実。今はネット犯罪など、私たちが子どものころには考えつかなかった世界なのだ。「昔は夜道を歩くとき、知らない人でも近くにいると安心できたが、今は人が近くにいると怖い。時代が変わったなと思う」(40歳代)「自分の身は自分で守るということを教えたい」(50歳代)など、どの家庭でもいろいろな想いをこめて犯罪から自分や家族を守ろうと考えている
しかし、実の親だけではなかなかフォローしきれない部分もある。そんなときに心強いのは、アナログではあるがやはり「地域の連携」(50歳代)が大きい。これは、親として我が子に関わる以外に、「よその子どもを見守る地域の人間」の立場との両方が含まれている。このように「地域社会の繋がりが防犯につながる」(30歳代)と考え、期待している人はまだまだ多いことがわかった。さらに「危険がないような地域づくりをしていきたい」(40歳代)「子どもが将来の犯罪者にならないよう皆で良い方向へ導く」(50歳代)といった、犯罪への「予防」にもなると考えている人もいた。
犯罪を防ぐには、多くの人の目も役に立つ。となると、家族の他にも地域の人々などの他人の目も必要とする。それなのに「私の子どもの頃に比べたら他人に対して見て見ぬふり、面倒にかかわりたくないといった傾向を感じる」(30歳代)のでは意味がない。ぜひ「ご近所とのつながりを多くして、顔見知りを増やす」(40歳代)など、適度なコミュニケーションを積極的に心がけたい。我が子や家族だけではなく、自分の周りの人々が悲しい思いをしないためにも、我がまち全体の防犯の意識を一人ひとりが持ち続けることが、犯罪への大きな抑止力へのひとつになることは間違いないだろう。

他にも以下の設問がございます。

  • 日常生活でどんなときに犯罪に対する不安を感じますか。
  • あなたの家はどんな防犯対策をしていますか。
  • 日常生活で、どんな犯罪に対して不安を感じますか。
  • あなたが持っている防犯グッズを教えてください。
  • あなたには未成年のお子さまはいますか。未成年のお子さんがいる方、お子さんが持っている防犯グッズを教えてください。
  • お子さんの安全を守る上で、親子で約束していることはありますか。
  • こんな防犯グッズ、防犯システムがあったらいいな、と思うものがあれば教えてください。
  • ご自分で、危険な目にあわないために気を付けていることはありますか。
  • 町内会・自治会に入っていますか。
  • あなたの地域では、防犯のためにどんな活動をしていますか。
  • 防犯や子どもの安全について思うことを何でもお書きください。
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■調査概要
このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2014年1月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)113名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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