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「猛暑2013」アンケート

一説には「1000年に一度」といわれるほどの記録的な猛暑になりそうな2013年。
確かに暑い日が多く 各地で熱中症の報告が寄せられている。
陽射しが容赦なく照りつける日中から蒸し暑く寝苦しい夜まで、
日本列島を襲う猛暑をどうしのいでいるかを聞いてみた。

問1.今年の夏はいつもより暑いと感じますか。
問2.今年の夏、エアコンをつけている時間をおしえてください。
問3.夜寝るとき、エアコンや扇風機以外で工夫していることはありますか。
今年の夏はいつもより暑いと感じますか 今年の夏、エアコンをつけている時間をおしえてください
■ いつもよりも寝苦しい、2013年の夏の夜
「今年の夏はいつもより暑いと感じますか」との問いに「はい」と答えた人はなんと77.6%。本アンケートは関東地方の回答者の割合が65.4%と多いことから、主に関東地方での体感であると思うが、2013年7月初旬~中旬の猛暑においては日本各地で熱中症の症状を訴えた人が相次ぎ、死者まで出る地域もあった。そのようなニュースを耳にする機会が多かったことも、この結果につながっているのだろう。また、エアコンをつけている時間を聞いてみたところ、日差しの強い日中よりも、家族が多く集まると思われる「18:00~20:00」、「20:00~22:00」にそれぞれ94.3%、95.1%と回答が集中した。日が落ちて夜になっても蒸し暑さが持続したことが原因だと思われるが、ちなみに就寝している人が多い「24:00~2:00」、「2:00~6:00」においても55.7%、35.2%もの人がエアコンをつけていた。つまり、エアコンをつけたまま就寝したり、タイマーを活用して就寝時にも使用していた人がいる可能性が高いことが分かる。
風の通り道を作ることが大切だと考える人が多い。「サーキュレーターを使う」(60代)という意見もあった。また、寝る前に「水を1杯飲む」(30代)「水のシャワーを浴びる」(30代)といったケアをしている人も。身体を冷やす方法としては、「サラッとした素材の衣類を着る」(30代)「短パンにキャミソール」(40代)といった薄着派、「冷感シーツを使用」(40代)「クールマットを敷いて寝る」(30代)といった敷物派に大別された。これらは主に首から下を冷やすやり方だが、人気だったのはお手軽な「アイスノンを利用」(40代)。「頭寒足熱」の考え方にのっとって、頭を冷やして寝ている人が多いといえる。ほかには「特に工夫していないので、だいぶ寝苦しい」(40代)という人も。ぜひこれらの意見を参考にしていただきたい。
問4.今年の夏、エアコンの設定温度は何度ですか。
今年の夏、エアコンの設定温度は何度ですか(全体) 今年の夏、エアコンの設定温度は何度ですか(年代別)
■ ついつい設定温度を下げてしまいたくなるほどの暑さ
一般的にも推奨されていると思われている「28度」を選択する人が全体の39.0%を占め、一番多い割合となった。その後は「27度」18.5%、「26度」15.1%と続く。年代別にみても、26度~28度が大半を占めているが、20代のみ「28度」や「29度」に該当者がなく、全体的に低めの設定が見られた。「28度」というのはあくまでも目安のようだが、それが分かっていても、思わず設定温度を下げずにはいられない暑さに見舞われた地域もあるようだ。また、50代以上の「24度」「25度」も各4.3%とやや高め。20代の感じる「暑さ」と50代以上が感じる「暑さ」は同じ理由なのだろうか。
問5.暑い日に食べたい料理を教えてください。
問6.暑い日に飲みたいものを教えてください。
問7.夏バテ防止のために食生活で気をつけていることは何ですか。
暑い日に食べたい料理を教えてください 暑い日に飲みたいものを教えてください
■ 体は冷やす、それとも温める?
暑い日に食べたい料理として、のどごしがよく食べやすい「そうめん・ひやむぎ」が69.3%、適度な酸味が食欲を増進する「冷やし中華」62.4%、甘味や酸味が手軽にとれる「アイス」58.0%と、冷たい食感の料理が上位を占めた。精がつくといわれる「うなぎ」22.9%や、スパイシーさや辛みを感じるような「カレーライス」25.4%や「韓国料理」12.2%を挙げる人はあまりいなかった。
また、飲みものを同じように挙げてもらうと、一番人気はやはり「麦茶」で66.3%。ノンカフェインで飲みやすく、身体を効果的に冷やすことでも知られている。次いでジュース(炭酸)41.0%、ビール40.0%、スポーツドリンク36.1%と、炭酸系のさわやかなのどごしや効果的な水分補給を狙ったものを好むようだ。
暑さが続くと心配なのが夏バテ。そこで「夏バテ防止のために食生活で気をつけていることは何ですか」と聞くと、さまざまな回答が。
まずは正しい食生活の基本ともいえる「三食きちんと食べる」(20代)に始まり、「夏野菜を食べる」(30代)「肉を食べてスタミナをつけている」(40代)といった食材へのこだわりや、食欲がわくように「酸味を使う」(40代)「鷹の爪・にんにく・しょうがを使う」(40代)など、味に工夫を施す人も多かった。
水分に関しては「こまめにとる」(40代)「とりすぎない」(40代)「多くとる」(50代)などと表現はさまざまだったが、いずれにしても水分の大切さを意識しているあらわれだろう。また、身体を「冷やすか」「温めるか」も意見の分かれるところで、「身体を冷やす効果がある旬の野菜や果物を取るようにしている」(30代)という人もいれば「冷たいものをとりすぎない」(60代)「温かいものを食べるようにしている」(40代)という人もいる。前者は身体にたまる余計な熱を発散させるための知恵として、後者は代謝を鈍らせないための対策だと思われるが、いずれも年齢や体調に合わせて、過ごしやすくするための工夫を各々考えて生活していることの証である。ちなみに、最近コンビニでも置くようになって話題になった常温の飲み物も活用している人の意見もみられた。
■ 猛暑に我慢と過信は禁物!
最後に「あなた自身やご家族、知り合いで、夏や暑さに関するにエピソードがあれば教えてください」と聞いてみたところ、自分自身が熱中症になったり、他人が体調を崩す姿を見たりしたといった意見が多く寄せられた。「船上で結婚式を挙げるのが夢で、やっと叶う! という時に旦那が熱中症になりグダグダの式に......。」(20代)「会社の同僚が熱中症で倒れ、同じ日に彼氏も熱中症にかかり、1日に2回も同行のため救急車に乗るはめに」(20代)といったものから「脱水症状を起こして病院に直行したら「家で休んでいたら命の危険があった」と言われた」(30代)「6月に息子がふたりとも熱中症になった。ひとりは小学校で吐くほどのひどさで、治るのにも時間がかかった」(40代)といった深刻な事例も。
「家の前で打ち水をする際、子どもたちは半袖短パンで水浴びを一緒に楽しむ。撒く水はお風呂の残り湯で、頑張って水撒きする私はダイエットも兼ねている」(40代)「フルーツを凍らせてアイスがわりに食べている」(30代)などの水浴びや冷たいものをとることで自分なりの「涼」を探し求め、楽しんでいる人も多い中、その中でも身体を涼しく保つために「家族みんな薄着」(30代)を心がけている意見が多かった。「ノーブラノーパン」(50代)「家に居る時は裸」(50代)「家族でステテコ」(50代)と、なぜか50代の大胆な告白が光ったのは不思議だ。
比較的早く室内の気温を下げられるエアコンの使用も賛否両論である。節電という観点や、身体を冷やし過ぎてしまう危険性があるため「命の危険を感じない限り、エアコンをつけない」(50代)といって敬遠する人も多い。同居する家族との「好みの温度」が異なることで悩んだりもめたりするケースも聞かれた。しかし、今回の猛暑はかなり手ごわい印象。「無理せずエアコンをつける」(40代)「昼間のエアコンは犬のため。暑いと思うので...。」(40代)という意見や「朝4時にエアコンを切り、 明け方は涼しいので、窓を全開にする」(30代)といった気温のコントロールをまめに心がけるのもいいだろう。
家の間取り、家族構成や体調、住んでいる地域でそれぞれ微妙に異なる猛暑対策。まだまだ8月に入ったばかり、油断はできない。暑さからくる不快な状態をなるべく我慢しないで、上記の意見を参考にしながら涼しい顔をして猛暑を乗り切っていきたいものだ。

他にも以下の設問がございます。

  • 今年の夏はいつもより暑いと感じますか。
  • 今年の夏、エアコンをつけている時間をおしえてください。
  • 今年の夏、エアコンの設定温度は何度ですか。
  • 家にいるとき、暑さ対策で気をつけていることを教えてください。
  • 夜寝るとき、エアコンや扇風機以外で工夫していることはありますか。
  • 外に出るとき、暑さ対策で気をつけていることは何ですか。
  • この夏、購入したクールグッズがあれば教えてください。
  • 暑い日に食べたい料理を教えてください。
  • 暑い日に飲みたいものを教えてください。
  • 夏バテ防止のために食生活で気をつけていることは何ですか。
  • あなた自身やご家族、知り合いで、夏や暑さに関するにエピソードがあれば教えてください。
  •  
■調査概要
調査概要 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2013年7月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)205名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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