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親孝行してる? されてる? アンケート

「親孝行しなきゃね」などと口にする機会はあっても、
実際はどんなことをしているのかは分かりにくい他人の「親孝行」事情。
子どもがいれば「される側」にもなりうるこの「親孝行」への考え方や実際の行動を調査した。

問1.親に何かしてあげたいと思いますか。 そしてその理由はなんですか。
問2 どんなときに親孝行をしたいと思いますか。
問3 実際に親孝行として何かしたことはありますか。
問4 これまでに経験したり聞いたりした中で、おどろいた親孝行や、笑える親孝行、ほほえましい親孝行の例があれば教えてください。
親に何かしてあげたいと思いますか どんなときに親孝行をしたいと思いますか
■ 親孝行するタイミングって、いつ?
「親に何かしてあげたいと思いますか。そしてその理由はなんですか」の問いに、親に何かしてあげたいと「思う」人は86.8%と、90%近い割合を占める。また、「どんなときに親孝行をしたいと思いますか」の回答上位は「母の日」(66.4%)、「父の日」(52.5%)、「誕生日」(51.5%)と続く。離れて暮らしていても、思い出しやすいタイミングはやはり記念日だろう。特に商戦にもかかわる「母の日」「父の日」は、比較的プレゼントを購入しやすいこともあるようだ。
そこで、「実際に親孝行したこと」を聞いてみると、家族によってプレゼントは有形無形、さまざまだった。やはり「旅行をプレゼント」(30代)など、「洋服」「花」「食事」「お酒」などをプレゼントする人が多いが、「婿養子をもらって同居」(20代)「自分の誕生日には『ありがとう』のカードを送っている」(40代)など、物質的ではないモノやコトを親孝行としている回答も印象的だ。
そして、「これまでに経験したり聞いたりした中で、おどろいた親孝行や、笑える親孝行、ほほえましい親孝行の例」を挙げてもらったが、「3世代で集まって手作り餃子パーティを企画したが、ホットプレートでたくさん焼き過ぎて両親に『こんなに食べたら病気になる』とダメ出しを食らったこと」(30代)など親孝行を「する」立場・「幼稚園の子どもがご飯を作ってくれた。 おにぎりだけですが、その気持ちが嬉しいと思います」(30代)などの「される」立場それぞれの回答が寄せられた。 また「肩たたき券が有料だった」(40代)、「母の日に、夫からカーネーションを贈られた。『あんたの母親じゃないよ』って思ったけど言えなかった」(50代)といったびっくりエピソードも。
一方で「親孝行だと言って、新婚旅行が婿さんだけ親同伴だった」(30代)、「義母に花なんかいらないから他の物にしてと言われた」(40代)など、その家の価値観によって「親孝行の方法」はだいぶ違うことを思い知らされることもあるようだ。
問5 母の日、父の日に、何かをしてもらったことがありますか。それはどのようなことでしたか。
母の日、父の日に、なにかをしてもらったことはありますか
■ 親孝行「してもらってわかる」嬉しさとは
「ある」と答えた人は57.4%。プレゼントをもらう人がやはり多く、「ケーキ」「花」、それに「手紙」「肩たたき券」「似顔絵」なども多かった。 また「母の日がマラソンのタイムを計る日で、すごく頑張って走っていつもよりはるかにいいタイムを出してくれたこと」(30代)、「お手伝いをして、お小遣いをためてブーゲンビリアの鉢植えをプレゼントしてくれた」(30代)など、子どものがんばりや、自分のために時間を割いてくれたことに対する嬉しさを挙げる人も多かった。総じて子どもの心の成長を実感しながら、親ならではの喜びをかみしめているようだ。「プレゼントやカードにメッセージを書いてくれます。それがとてもうれしい。金額ではなく真心だと私は思います」(50代)といった意見のように、プレゼントしてくれるモノやコトを通して、その背後にある気持ちや真心に触れた瞬間――それが「親孝行してもらっている」という実感がわく時なのかもしれない。
問6.自分の子どもに将来何かしてほしいと思いますか。そしてその理由はなんですか。
自分の子どもに将来何かしてほしいと思いますか
■ 子どもには迷惑をかけたくないという親心は共通
「自分の子どもに将来何かしてほしいと思いますか」という問いに対し、「はい」29.7%「いいえ」49.7%と「いいえ」が上回る結果となったが、単純に正反対の理由ではなく、むしろある共通した想いが見えてきたのが興味深い。たとえば「出来れば、子供の面倒にはなりたくない...」(はい・40代)「子供には子供の人生があるので、迷惑をかけないようにしたい」(いいえ・30代)や、「子どもが元気で幸せに暮らしていてくれれば、それだけで良いと思います(はい・40代)「何かしてもらうよりも、元気でいてくれればいい(いいえ・20代)など、意見はほぼ同じという結果の数々だ。これは「はい」でも「いいえ」でも、迷惑をかけたくない、子どもには自分自身のことを考えてほしいという願いは同じ、ということがわかる。ちなみに、「はい」と答えた人は「孫の顔を見たいので、結婚して出産してほしい」(はい・40代)、「いいえ」は「他界した父の介護を振り返ると、自分と同じ苦労はさせたくない(いいえ・30代)といった意見があった。
問7 親孝行として、どんなことをしてあげたいと思いますか。
■ 「何かしてあげたい」が「何もしないでほしい」とも思う中間世代
今回の調査の回答者層は20代~60代である。これは親がまだ健在で自分の子どももいる、つまり親孝行「する」側、「される」側両方を同時に経験する人が中心となった世代と言える。「後悔先に立たず」という言葉があるように、親孝行はできるうちにしておきたいと考える人が多いようだ。「元気なうちに一緒に旅行に行ったり、孫と一緒の時間を過ごしてもらったり、一緒に楽しみたい」(30代)「介護になったらお世話をしたい。そのためには、自分にお金と健康が必要」(40代)などは、そのような理由だろう。また、「笑顔で対話をしたい」(50代)「できる事は何でも」(50代)など、無償の愛を感じる意見も多く見られた
自分の親に対しては「何かしてあげたい」、一方で子に対しては「何もしないでほしい」と考える人が多かった結果は、どのようなことを示しているのだろうか。おそらくそれは、家族に対しての気持ちの証であり、絆である。それがパートナーの親にまでできるかどうかはそれぞれの価値観や人間関係によって左右されるが、こと自分の親に関しては、気兼ねなく何かしてあげたいと思う人が多いようだ。プレゼントや言葉・行動など、その家ならではのさまざまな表現による「思いやりの積み重ね」が、親孝行する側、される側ともにあたたかい心をもたらしてくれる。肩ひじ張らず、無理のない範囲での親を想う心と行動が、結果的には「親孝行」になっているのかもしれない。

他にも以下の設問がございます。

  • 親に何かしてあげたいと思いますか。 そしてその理由はなんですか。
  • どんなときに親孝行をしたいと思いますか。
  • 親孝行として、どんなことをしてあげたいと思いますか。
  • 実際に親孝行として何かしたことはありますか。
  • 母の日、父の日に、何かをしてもらったことがありますか。それはどのようなことでしたか。
  • 自分の子どもに将来何かしてほしいと思いますか。そしてその理由はなんですか。
  • これまでに経験したり聞いたりした中で、おどろいた親孝行や、笑える親孝行、ほほえましい親孝行の例があれば教えてください。
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■調査概要
住所 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2012年6月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)340名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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