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「資格」もってる? アンケート

あなたは「資格」を持っていますか? また、どんなときに資格を取りたいと思いますか?
うまくいった例、いかなかった例、そして取ってみたい資格など、ズバリ聞いてみました!

問1 あなたは資格を持っていますか?
問2 持っている資格を教えてください。(複数回答)
あなたは資格を持っていますか 持っている資格を教えてください
■ 1番多い回答は「自動車免許」! 生活必需品としての「資格」
「あなたは資格を持っていますか」との問いに実に8割以上の人が「はい」と回答している。では、所有している資格を調査してみると、83.6%と断トツに多かったのが「自動車免許」、「英語検定」(26.2%)「簿記」(20.3%)「秘書検定」(12.8%)「教員免許」(12.5%)と続く。自動車免許以外は、在学中に何らかのチャンスがあって取得した資格が多いようだが、9位の「ヘルパー」(5.9%)は高齢化社会を反映してか、資格取得のための講座を受講して取得する人が多いようだ。自動車免許は現代のクルマ社会において必要不可欠な人が多いので、納得の結果と言えよう。
問3. 「取ってよかった」と思った資格はありますか? その資格名と、理由を教えてください
「取ってよかった」と思った資格はありますか?
■ 「資格」は身を助ける!?
「取ってよかった」と思える資格が「ある」と答えた人は78.0%いた。前項にて一番所有者の多かった自動車免許に関しては「運転できるし身分証明になる」「私の地域では自動車免許は必需品」と、やはりここでも必要性の高さを裏付ける結果となった。また、取ってよかった資格とその理由を聞いてみると、仕事に関するものを挙げる人が多かった。「職業的にあまり困らない」(医師免許)、「仕事に役立った」(フォークリフト免許)「自分なりに仕事を続けられる」(理学療法士免許)などの現時点での仕事にて必要な資格を挙げる人もいれば、「派遣の仕事で凄く評価が高く、高時給の仕事を沢山もらえた」(MOT+Access)「MOTとの組み合わせで外資系IT専門職にステップアップできた」(TOEIC)「転職にも役立ち、産後パートとして仕事を探していた際にも、この資格があったからすぐ再就職できた」(宅地建物取引主任者)「事務職の募集で苦労しない。お金の流れが理解できる」(簿記)など、資格を取ったことで求職・就職に成功した回答も多かった。その一方で、資格取得が生活に役立ったと回答する人もいた。「10年ほど前に取ったのだが、まだ覚えていることがあるので知識としては良かったと思う」(調理師免許)「これから母親になる予備知識を色々勉強できた」(幼稚園教諭2種免許、保育士)「実技や授業の内容が、実際家族に対して参考になる」(ホームヘルパー)など、普段の家事から子育て、介護などに活かされたようだ。
その他、「人に教えることができる」(飾り巻き寿司)、「男性顔負けの行動と思われ、一目置かれた」(大型自動二輪)など、特技としての資格取得を挙げた人もいた。
問4 今後取ってみたい資格はありますか? その資格名と、理由を教えてください
問4 今後取ってみたい資格はありますか? その資格名と、理由を教えてください
■ 人気は「就職に役立ちそう」な資格
「今後取ってみたい資格はありますか?」との問いには「はい」が52.5%、「いいえ」が47.5%と、ほぼ五分五分だ。今回は「取ってみたい資格がある」と答えた人に、その資格名と理由を聞いてみると、「ビジネスで使える英語を学び、仕事でつかえるようになりたい」(TOEIC)「在宅で仕事がしたいから。インターネットにも興味がとてもあるのでもっと知りたい」(ドットコムマスター)「家族の健康を守っていける。死ぬまで役に立つと思います」(アロマテラピー)など、積極的な理由から興味ある資格を挙げている。ここでもやはり「将来、両親を介護するようになった時に役に立つと思うから」(ホームヘルパー)「今後、使えそうだから」(介護福祉士)と介護系の仕事に興味を示す人が多かった。そして「必ずしも必要なものではないが、趣味の範囲から広げていくには必要だと思うため。また、材料を安く手に入れるため」(スクラップブッキング講師)と、資格の必要性や内容を冷静に判断しつつ、目的までしっかり見定めた回答もあった。
そんななか、回答の多かった資格は「医療事務」「簿記」「行政書士」「宅建取扱主任者」などだ。これらは通信教育などで取得可能な資格で、人気講座のランキングにも常に上位に挙げられるものばかり。理由としては「就職するところがたくさんありそうだから」(医療事務)「事務系の仕事に役立ちそうだから」(簿記)「就職に役立つ」(行政書士)「子育て後も職場復帰が可能であると思われるから」(宅建取扱主任者)など、「就職に役立ちそうなイメージが強い」ことが共通の意見だった。それを裏付けるかのように、前項の「『取ってよかった』と思った資格」の中にもこれらはすべて入っていて、これから志す人にとっても心強い回答が寄せられていた。
問5 資格を取ろうとして挫折したことはありますか? その資格名と、理由を教えてください
資格を取ろうとして挫折したことはありますか?
■ 「取りたい資格」と「取れる資格」は違う?
一方で「資格を取ろうとして挫折したことはありますか?」という問いに対しては「はい」38.0%、「いいえ」62.0%と「いいえ」が上回っている。しかし、ここではあえて挫折したことがある人にその資格名と理由を聞いてみると、その中に前述の「医療事務」「簿記」「行政書士」「宅建取扱主任者」を挫折してしまった人の声も見受けられた。「通信教育だったので途中でめんどうになってやめた」(医療事務)「数字の計算が苦手」(簿記)「難しい。勉強の時間が取れない」(行政書士)「興味があり資格取得を考えたが、仕事に結びつくとは思えなかったのであきらめた」(宅建取扱主任者)など、現実は厳しかったと振り返る人もいるようだ
挫折したほかの理由としては「通信教育の独学がこなせなかった」(宅建取扱主任者)「子育てに追われて」(簿記)「記憶力に問題が」(行政書士)などさまざまだが、やはり「費用と時間と能力が足りなかった」(社会労務管理士)という人が多いようである。また、あっさりとあきらめた人ばかりではなく「何度受験しても合格出来なかった」(女性警察官)「何回か受けたが受からなかった」(行政書士)というように、がんばったが結果が出なかった、という人も。 「必要性が果たしてあるのか?と考えたら勉強しようと思う気持ちが失せてしまった」(宅建取扱主任者)「やりとげようという意志が足りませんでした。 なにか勉強しようかな、という安易な気持ちで始めたのが原因だと思います」(行政書士)などの率直な意見の中に、「取りたい資格」と「取れる資格」は違うこともあるという厳しさがにじみ出ている。
問6 資格取得に向けて、今何か努力や勉強をしていますか?
資格取得に向けて、今なにか努力や勉強をしていますか?
■ 資格取得は時間との闘い!?
取ってみたい資格に向けて、今何か努力や勉強をしている人は41.2%、そうでない人は56.8%だった。挫折するかもしれない、というリスクを背負いつつも、こつこつと努力している人も多い。「はい」と回答した人たちは、やっぱりとても前向きだ。
「パン教室に通い家でもかなり焼いています」(パン作り講師)「自宅での日々の食事をつくる際に、旬と素材の味を意識した味付けを心がけている」(オリーブオイルソムリエ)「実務経験を積み、いろいろな仕事に取り組んでいます」(介護福祉士)など、今できることを実践しているようだ。また、「いいえ」と答えた人の理由に「まとめて時間が取れない」(簿記)「パートで時間がない」(医療事務)「子育てに追われており、自分の時間がなかなか持てない(ホームヘルパー)といった資格取得に要する時間のねん出の難しさを挙げる人が多かった。これは「忙しい日々の中、時間を創りだしてまでも初志貫徹できるのだろうか?」と自問自答した結果だと思われる。その反面、「老後の楽しみにとっておく」(船舶)といった、「いいえ」の回答ならではの、夢のある意見もあった。
問7 資格を取るのは何のためですか?
資格を取るのは何のためですか?
■ 「何かを変えようと思う力」が資格取得の原動力
最後に改めて資格を取る目的を聞いてみると、やはり「手に職をつけるため」が63.1%と一番多かった。「今の仕事のスキルアップのため」(39.3%)「在宅、副業のため」(33.8%)「起業するため」(10.0%)も同様の理由で、不況であることがいまや当たり前になってしまった昨今、どうにかして(再)就職したい、収入を増やしたい、今の仕事をブラッシュアップしたい......などと考えると、自らの手でなんとかしたいと思う人が増えてもおかしくはないだろう。また「趣味を磨く、教養を身につけるため」(57.8%)も、自分の知識を高める目的として人気が高い理由であることがわかる。
仕事or教養のどちらにしても、現状から何かを変えたいという動機づけによって、人々は資格取得へ向かっていることが推測できる。
■ その資格、あなたにとって本当に必要ですか? そして、活かせていますか?
人は「この資格、取ってみたい!!」と思ったとき、どんなことを想像するだろうか。合格したときの喜び、手にした資格をもとに活き活きと働く姿、自分の世界が広がるような感覚......。おそらく、何らかのポジティブなイメージを思い描いたうえで「よし、チャレンジしよう!」と決断する人が多いだろう。
しかしその時、取得までのプロセスを同時にイメージできるだろうか。ただなんとなく「取ったら有利かなあ?」と漠然とした気持ちのまま勉強を開始してみたものの、あえなく挫折に至った残念な経験を持つ人は、知識を吸収する一番大事な期間のイメージ不足が考えられるからだ。
シンクロナイズドスイミングの選手は、水面に浮かびながら流麗で優雅な雰囲気を醸し出す。だがその水面下の足は、それはもうめまぐるしくかいては上半身を支えている。逆に言えば、その足かきがなければ上半身の美しさは保てない。資格取得に成功した人も、その難易度が高ければ高いほど、関係性は似てくる。つまり、どんな資格でも努力してこその結果だし、得た知識を維持していくことも大切なのだ。
それについつい目先の「資格取得」が目標になりがちだが、ゴールは果たしてそこなのかも考えたい。資格を持っていることが、スタートラインの場合だってあるのだ。女性は特に、結婚・出産・育児などのブランクを経て再就職する際に強い資格がなにか知りたい人も多いだろう。そんなときにカギとなるのは、「何となく取れそうな雰囲気」よりも、その資格に対する自分自身の「熱意」だ。この資格がなくちゃダメなんだ、という必要性が感じられて、なおかつたくさんの課題や資料が来ても、時間がなくても、子どもがいても「やりたいっ!」という熱意が持続すれば、きっと一生モノの資格が手に入ることだろう。
まずは自分にとってプラスとなる資格をじっくり見極め、取得したあとは大いに活用できることが最大のゴールと見据え、ここはひとつがんばってみよう。

他にも以下の設問がございます。

  • あなたは資格を持っていますか?
  • 持っている資格を教えてください
  • 「取ってよかった」と思った資格はありますか? その資格名と、理由を教えてください
  • 今後取ってみたい資格はありますか? その資格名と、理由を教えてください
  • 資格を取ろうとして挫折したことはありますか? その資格名と、理由を教えてください
  • 資格取得に向けて、今何か努力や勉強をしていますか?
  • 資格を取ろうとして挫折したことはありますか?その資格名と理由を教えてください
  • 資格を取るのは何のためですか?
  •  
■調査概要
住所 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2012年7月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)379名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
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