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「回転寿司」アンケート

高級なイメージが強かった「寿司」のジャンルを、
家族で手軽に楽しめる外食のひとつにした「回転寿司」。
今や寿司以外のものも当たり前のように回る時代、人々はどんな「ネタ」を選ぶのだろうか。

問1.回転寿司に行きますか?
問2.よく行く回転寿司のお店はどこですか?
問3.何を基準に、回転寿司のお店を選ぶことが多いですか?
回転寿司に行きますか? 何を基準に、回転寿司のお店を選ぶことが多いですか?
■ 安くておいしい、手軽な回転寿司店は大人気!
「週1以上」(1.8%)・「月2~3回」(11.5%)・「月1ぐらい」(35.9%)と月1回以上行く人だけで合わせて49.2%と半数近くにのぼり、一番多い「年に数回」(42.9%)を合わせると92.1%と、9割以上の人が「行く」と回答した回転寿司店。「よく行く回転寿司のお店はどこですか?」という問いに対しては、「かっぱ寿司」・「くら寿司」・「スシロー」・「銚子丸」などのチェーン店がほとんどを占めた。理由としては「新幹線に商品が載せられてくるため子供が喜ぶので」(かっぱ寿司・35歳)、「ビッくらポンがある」(くら寿司・47歳)、「家の近くに有って価格も手ごろだから」(スシロー・54歳)、「平日に提供される無料のあら汁がおいしいため」(銚子丸・62歳)など、好みや立地条件によってさまざまだった。
「何を基準に、回転寿司のお店を選ぶことが多いですか?」という質問の回答の上位は「味」(66.1%)・「金額」(65.6%)・「場所」(51.3%)・「ネタ」(50.0%)。「近所で新鮮なネタを手軽においしく食べられる店」があるのが理想的、といえよう。
問4.家族などのグループで行くときは、どれくらいの予算ですか?
問5.人気のネタは何ですか?(大人)
問6.人気のネタは何ですか?(こども)
問7.回転寿司にまつわる思い出、おススメ、驚愕、爆笑エピソードがあれば教えてください
家族などのグループで行くときの人数は? 家族などのグループで行くときは、どれくらいの予算ですか?
■ ついつい「食べ過ぎてしまう」のは、なぜ?
「家族などのグループで行くときは、どれくらいの予算ですか?」との問いには、回答上位の「3,000円ぐらい」(33.6%)・「5,000円ぐらい」(36.2%)で69.8%と7割近くを占め、グループの人数も「3人」(27.2%)・「4人」(47.8%)で75%にのぼることから、おおよそ1グループ3~4人、3,000~5,000円ぐらいの予算で利用する人が多いということがわかる。 また、家族の年齢構成によっても、食べるネタはさまざまだ。人気のネタを大人とこどものそれぞれに聞いてみたが、大人は「中トロ」(15.3%)・「大トロ」(3.7%)・「エンガワ」(6.3%)・「うに」(3.2%)など、昔ながらの「寿司ネタ」でなおかつ単価の高そうなもの、こどもは「いくら」(11.1%)・「中トロ」4.7%・「納豆巻き」4.2%・「コーン」1.7%など、にぎり寿司にこだわらないネタが人気だ。ちなみに大人とこども両方に人気があったのは「マグロ」(大人15.1%・こども26.3%)・「サーモン」(大人13.0%・こども16.1%)だった。
また、「回転寿司にまつわるエピソード」を聞いたところ、「シャリだけ回ってネタが乗っていなかった」(40代)というハプニング的なものや、「5皿食べると1回ゲームができるので、子供二人分ゲットできないかと、最後は無理にでも食べてしまう」(30代)「大食いにチャレンジした。若い頃22皿食べて倒れそうになった」(40代)など、味のよさ以外の理由で皿数を稼いでしまうケースも多く挙げられた。また、「何家族かで行った時こども席と大人席で分けたら、子供たちが好きなだけお寿司を食べていて、すごい金額になっていたこと」(40代)、「グルメに育ててしまった娘は高い値段の皿しか食べない」(40代)など、全体的には良心的な価格設定とはいえ、財布を握る主婦としてはハラハラする値段になってしまうこともあるようだ。
問8.だいたい何皿ぐらい食べますか?(ご自身)
問9.まず最初に食べたいと思うネタは?
問10.最後に食べたいと思うネタは?
問11.「おひとりさま」で回転寿司に行ったことがありますか?
問12.リクエスト! ぜひ回してほしいと思うものがあれば教えてください
だいたい何皿ぐらい食べますか?(ご自身) 「おひとりさま」で回転寿司に行ったことがありますか?
■ 人気のネタは「サーモン」・「マグロ」・「中トロ」!
回答者自身が食べる平均皿数は「7~8皿」(43.1%)が半数近い。その中でも「最初に食べたいと思うネタ」は、「決まっていない」(14.8%)を唯一上回る「サーモン」(19.3%)が人気。次いで「マグロ」(9.5%)・「イカ」(5.8%)となっている。ちなみに「最後に食べたいと思うネタ」は「決まっていない」(33.6%)人が多く、自分の食欲や家族の状況に合わせる人が多いようだ。最初と最後、それぞれの上位10位までで共通のネタは「サーモン」・「マグロ」・「中トロ」。食べる順番はともかく、やはり人気の寿司ネタであることがここでも裏付けられている。 最近は女性ひとりでも気軽に入ることのできる店が増えたが、回転寿司店も「おひとりさま」で行けるのか聞いてみると、やはりグループでの利用が多い場所ということもあり「行ったことがない(ひとりでは行きたくない)」(57.4%)が多いが、「行ったことがある」という人も14.3%いた。カウンターならば、場所や雰囲気によっては利用できそうだ。そして、「リクエスト! ぜひ回してほしいと思うものがあれば教えてください」との問いには、主婦ならではの意見がいろいろと挙がった。多かったのは「サラダです。お寿司を食べに行くと必ず野菜不足になってしまうので」(40代)という意見。シャリと魚中心のネタだけでなく、バランスのとれた食事をしたいと思うのだろう。また「おいしいケーキ」(40代)、「おいしいお肉」(30代)とあえて「おいしい」という言葉をつける回答もあった。さらなる味のブラッシュアップを希望しているあらわれだろうか。そのほかは「お刺身だけが回っていたら嬉しいです」(50代)「シャリがなくネタだけを回してほしい」(30代)といった刺身メニュー、「珍しいスイーツや、果物」(30代)「地方限定の、変わったお寿司」(50代)などの「めずらしい地域限定モノ」。これは旅先での楽しみとしての意味合いもあるだろう。また、「お絞り」(50代)、「割引券とかをこっそりお皿の下とかにはさんで回してほしいです」(30代)などのサービスへの期待などがあった。なかには「ミニ水槽(癒しで?!笑) 生きてるどじょうとか(^_^;)」(40代)など斬新なサービスを期待する回答もあった。
■ 寿司ネタはもはや「きっかけ」にすぎない!?
「こんなものまで回っているの見ましたというのがあれば教えてください」という問いに対して「すあま」(30代)・「おはぎ」(40代)・「おもちゃ」(50代)・「缶コーヒー」(50代)など、「昨今何が回っていても驚きません」(40代)というぐらい、バラエティに富んだメニューが揃っている回転寿司店。もはや寿司を食べずとも、サイドメニューだけでも満足できるぐらいだ。「いろんな種類の生ものが食べられるファミレス化」しているといえよう。
「注文したものを作ってくれるシステム」に始まり、「店主のおまかせ」や「時価」といった、目に見えにくいものへ価値を求めることや、旬の魚を味わうことで季節を感じる楽しみはなくなってしまったのかというと、そうとも言い切れない。レーンで回っていても注文すれば作ってくれたり、「その時期のスペシャルメニュー」として旬の魚を提供してくれたりと、多少表現は変われど、昔ながらの寿司店の感覚も味わえるのも魅力だ。
また、回転寿司というジャンルを物心ついたときから当たり前のように捉えるこども世代と、そうでない大人世代とのネタの好みの違いは、一概に年齢差だけでは測れない。大人は、昔は手が出にくかった「大トロ」や「うに」などの高級食材に手が伸ばせる喜びをかみしめ、こどもたちはセオリーにとらわれずに自由に好きなものを食べられる。回転寿司は、親子世代の想いをそれぞれ同時に満たしてくれる外食産業のいちジャンルとして確立しているのだ。
先ほどの設問にて(寿司以外に)「CDが回ってました」(40代)という回答もあったが、これからも「寿司」というフィルターをとおして、いろんなアイデアと可能性が広がるだろう。28.3%もいる「おひとりさまで行ったことがない(行きたいけどひとりでは行けない)」という女性が気軽に行けるような新感覚の店も今後は登場するかもしれない。まだまだ進化するであろう回転寿司店が、今後どんな"ネタ"を回していくのか、とても楽しみである。

他にも以下の設問がございます。

  • 回転寿司に行きますか?
  • まず最初に食べたいと思うネタは?
  • 最後に食べたいと思うネタは?
  • だいたい何皿ぐらい食べますか?(ご自身)
  • 「おひとりさま」で回転寿司に行ったことがありますか?
  • 回転寿司デートはありだと思いますか?
  • 家族などのグループで行くときは、どれくらいの予算ですか?
  • 人気のネタは何ですか?(こども)
  • 人気のネタは何ですか?(大人)
  • よく行く回転寿司のお店はどこですか?
  • 何を基準に、回転寿司のお店を選ぶことが多いですか?
  • 回転寿司にまつわる思い出、おススメ、驚愕、爆笑エピソードがあれば教えてください
  • びっくり!こんなものまで回っているの見ましたというのがあれば教えてください
  • リクエスト! ぜひ回してほしいと思うものがあれば教えてください
  •  
■調査概要
住所 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2012年4月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)382名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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