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「いいね」!? 主婦のFacebookライフ

急速に普及しつつある新しいソーシャルメディア「Facebook」。
映画化されたこともあって、関心を持っている人も多いのでは。
主婦は「Facebook」をどのように捉え、活用しているのかを調査した。

問1.Facebookを利用していますか?
問2.問1の理由を教えてください。
Facebookをやっていますか
■ Facebookを「利用する」人の基準は「好奇心>不安」
Facebookを利用している人は全体の30.8%。世間には短期間でずいぶん浸透した感があるが、まだまだ主婦層にはメジャーなコミュニケーションツールのひとつとは言えないようだ。「いいえ」と答えた人は全体の46.9%と半数近くにのぼるが、理由としてダントツに多かったのが「個人情報の流失が心配なので(30歳代)」「実名制が嫌だから(40歳代)」という回答。一方「はい」と答えた人は、「新しいサービスはとりあえず使ってみたいから(30歳代)」「友人との共通の話題のために(50歳代)」とあくまでも前向き。Facebookの最大の特徴でもある「実名登録制」をどう理解するかによって登録の有無が決まるといってもいいようだ。「自分の情報をさらすのに不安と抵抗を感じるので(40歳代)」という感覚がぬぐえない限りは、登録は難しいのだろう。
また、「気になるブランドがFacebookのページを持っているから(40歳代)」「フェイスブックでプレゼントキャンペーンが増えて来たので(40歳代)」など、企業がPRの一環として採用し始めていることから、「求人情報に、facebookを使いこなせる方、と明記されていたのを見て、そういったスキルが求められている事に気付いたため(30歳代)」のように新しいスキルのひとつとして捉えられていることにも注目したい。
問3.「友達」は、何人ですか?
問4.利用頻度は?
「友達」は、何人ですか? 利用頻度は?
■ 「友達」何人できるかな......? ツワモノはなんと800人!
Facebook公認ナビゲーションサイトFacebook navi(http://f-navigation.jp/)によると、Facebook上での「友達」とは「Facebookでコミュニケーションをとる、実際に面識のある相手」と定義されている。しかし「実際に面識のある相手」以外でも登録は可能なため、現状では「関連性を持ちたい利用者どうし」を「友達」と呼んでいる人も多いと考えられる。そんな中、一番多かったのは「~10人程度(44.0%)」。「0人(11.9%)」もいれば「100人以上(6.0%)」もいて、バリエーションは豊か。中には「800人」という猛者もいた。それでも7割程度の人が10人~50人前後の「友達」を登録しているということは、一般的にもありうる範疇での「友達づきあい」を展開していることがうかがえる。利用頻度も「1日1回程度ログイン(28.6%)」と「1日3回以上ログイン(23.8%)」で半数以上を占めることから、家事や仕事の合間にちょこちょこ見ては、「友達」とコミュニケーションをはかっている姿が垣間見えてくる。
問5.何の機能を使いますか?
問6.どこまで情報を公開していますか?
何の機能を使いますか? どこまで情報を公開していますか?
■ 自分の行動を可視化することで広がる、楽しさや利便性
写真を載せたり、ちょっと長めの記事を書くためにノート機能を利用したりとブログのように利用している人が多い中、注目すべきは「チェックイン(50.0%)」だ。スマートフォンやGPS機能つきの携帯電話を使って現在地を特定できる「スポット機能」を利用してチェックインを実行すると、自分の居場所や行動をFacebookに載せることができる。場所の特定・共有が可能になることで、「今(私は)ここにいます」というリアルな情報が追加されるので、ブログよりも鮮度が高い。また、この機能を利用した「チェックインクーポン」の存在も見逃せない。チェックインした周辺のスポットにチェックインクーポンがある場合、スマートフォンやGPS機能つきの携帯電話に表示されるのだ。「クーポン」「割引」など、お得な情報を敏感にキャッチする主婦にとって、この機能は「使わないと損」。この50.0%という数字もこうした機能を活用しているからなのだろう。
問7.Facebookを利用して良かったエピソードがあれば教えてください。
問8.Facebookを利用して困ったエピソードがあれば教えてください。
■ 実録! 主婦が経験した「Facebookの良かった&困ったエピソード」を大公開!!
【良かったこと】
Facebookを利用していると、「やっていてよかった」と思う瞬間もあるはず。「いろんな情報が得られるところ(30歳代)」「災害があった場合にリアルタイムで様子がわかる(50歳代)」と、やはり実用的な面が多く挙げられた。また、「遠くに離れている同級生や友達の近況がわかり、交流も増えた(30歳代)」など、友人の消息がわかった人も多い。「自分にできないようなことをしている人たちの記事を見て、とても共感して楽しくなっています(30歳代)」と、「友達」の活躍を見て自分の内面磨きに活用しているケースもあった。意外なのは「まだそれほどありませんが、懸賞では競争率が低い気がします(30歳代)」「フェイスブックの懸賞で宿泊券が当選した(40歳代)」という意見が複数あったこと。Facebookを使った懸賞は、いまが穴場なのかもしれない。

☆マムスタッフの「良かったこと」☆
・某有名歌手と「友達」になった
・OL時代の同期から「FBで見てるよ!」と声をかけられた
・クライアントさんとの話題に困らない

【困ったこと】
やはり「友達」に関することが多くを占めた「Facebookの困りごと」。「友達でもない人からの、無言の友達リクエスト(40歳代)」とちょっと不気味なものをはじめ、「あまり親しみを感じていない知り合いからリクエストされたりすること(40歳代)」という「微妙な関係の人からの友達リクエスト」に関する回答が数多く挙げられた。特に、現時点ではFacebookを公私分けて使うことは機能的にも非常に難しい。実名で登録している以上、アカウントを分けることができないからだ。そのため、「仕事関係の知人に友達リクエストをされたが、プライベートで利用したいので、リクエストを断ることにしたのだが、失礼なのではと思い断るのが心苦しかった(40歳代)」「友達の友達に友達申請される。お知り合いですか?と旦那の会社の偉い人まで出てくる。怖い(40歳代)」といった、「すみ分け」に悩まされる人が出てくる。「ランチが旦那にばれたこと(30歳代)」といった、家庭内での思わぬ「情報公開」にも十分注意したい

☆マムスタッフの「困ったこと」☆
・オンラインにしておくと、見知らぬ海外の方から突然アクセスがくること
・芸能人のマネージャーと称する人からメッセージが来るが、次の日には登録から消えていることが多い
・昔かっこよかった友人の現在の姿にひそかに驚くこと
■あえて主婦がFacebookに登録するならば......。
では、主婦があえて登録するメリットとは何だろうか。前述の通り、最近では企業がPR媒体のひとつとしてFacebookページに注目していることもあり、Facebook限定のキャンペーンやブランドページを展開する傾向がある。つまり、ユーザからの「いいね!」ボタンやコメントの書き込みは、新しい形の「お客様の声」となる。そこで、「友達」とはつながらなくても、自分が興味のあるもの・ことに関連する部分のみにアプローチをかけ、最新のお得な情報をキャッチするためだけに利用する「割り切った使い方」はどうだろうか。自分にとっての有益な事柄を得るために、情報を取捨選択する力をも養えそうだ。
ちなみに個人情報の公開設定は、ある程度は自分で設定できる。しかしその方法が明確ではないために、意図しない情報が表示されてしまうことも。ぜひ、初心者でもわかりやすい設定を期待したい。
しかし本来は実際につながりのある友達を結ぶためのFacebook。「友達」を探しても、探されても困らない、お互いに節度を守ったスマートな世界に発展していってほしいものである。

他にも以下の設問がございます。

  • Facebookを利用していますか? その理由を教えてください。
  • フェイスブックにアクセスするのは何が一番多いですか?
  • 「友達」は、何人ですか?
  • 利用頻度は?
  • Facebookを利用して良かったエピソードがあれば記載してください。
  • Facebookを利用して 困ったエピソードがあれば、記載してください。
  • どんな機能を使っていますか?
  • お気に入りのFacebookページがあれば教えてください。
  • どこまで情報を公開していますか?
  •  
■調査概要
住所 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2011年10月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)273名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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