どうせ顔の一部なら、必需品からファッションアイテムへ!
度入りメガネ、サングラス、ダテメガネ......。 いつの時代も、メガネは生活に欠かせないもの。
では、家計を預かる主婦にとってメガネってどんな位置づけ? どんなのを買う?
「メガネについて」聞いてみました!
問1 メガネを持っていますか?
問2 メガネを何個持っていますか?
- ■ おうちメガネ派が多数! 持っているのは2~3個がフツウ?
- メガネを「持っているか」の問いに、「持っている」と答えた人は全体の92.5%。ダテメガネやサングラスを含めた「メガネ」と称するものを持っている人はこれだけ多いということだ。周りの主婦を見回して、9割がメガネ使用者だとは思えないが、おそらくは「普段はコンタクトだが家ではメガネ」という、「おうちメガネ派」が多数いるのだろう。
では、メガネは何個くらい持っているのだろうか。回答では「2~3個」と答えた人がいちばん多く、54.9%。次いで「1個」が30.9%、「4~5個」が9.5%と続く。また、どんなメガネを持っているのかについても聞いてみたが、「度入りメガネ」が89.4%と最も多く、「サングラス」が37.5%。三番手の「ダテメガネ」はぐっと減って8.3%。老眼鏡も7.8%ほどいる。
メガネを持っている人(92.5%)と度入りメガネを持っている人(89.4%)の数値の近さを考えると、8割以上の主婦が近視で、必要に迫られてメガネを使用し、3個以内の手持ちメガネあるいはコンタクトレンズと組み合わせて使い、生活していると言えよう。
問3 メガネを買うのはどんなとき?
- ■ メガネを選ぶ楽しさを覚えた!「欲しいフレームを見つけたから買う」
- では、メガネを買うのはどんなときなのか。聞いてみたところ、2つの回答が多かった。「使っているメガネがこわれたから」(65.5%)と、「視力がかわったとき」(63.8%)だ。しかし、注目すべきは「今のメガネに飽きた」(26.3%)「欲しいフレームを見つけた」(10.8%)などの、おしゃれ買い換え派の存在。昨今の低価格&おしゃれ系メガネショップの台頭により、ショッピングでメガネ店に立ち寄るという行動がここ数年新しく追加されたのだ。デザインも豊富でおしゃれなメガネが安く手に入るようになったことで、「メガネに飽きた」という、昭和の主婦には考えられない購買動機がうまれたのである。
このおしゃれ買い換え派の存在は、前項で述べた「ひとり2~3個」持っているメガネが、3~4個、そしてそれ以上に増えていくことを十分に予感させる。デザイン性のあるメガネをかけて街を闊歩する姿を見て、次に続く人が生まれるからだ。
問4 メガネを買うときのこだわりは?
問5 お気に入りのメガネショップはありますか?
- ■ 「デザインと価格が大事」。気軽に買えるメガネショップが健闘
- さて、いざメガネを買うときの状況はどうだろう。「メガネを買うときのこだわりは?」の質問で、一番多かった回答は「フレームのデザインや色」で80.7%、次に「価格」で77.8%。やはりこだわるのはこの2点なのだ。「レンズの性能(34.5%)」や「機能(21.8%)」が少なめなのは、コンタクト併用のおうちメガネ派だろうか。もっとも、最近のメガネはレンズが小さいデザインなので、安価なものでも昔のように牛乳瓶の底にはならない。だから、レンズを薄くするために大枚をはたく必要などないのだ。
「お気に入りのメガネショップは?」という設問では、一番多かった「Zoff」で8.1%、次が「眼鏡市場」で4.2%、「JINS」の3.4%と続く結果となった。回答者は関東在住者が50%。名前の挙がった低価格&おしゃれ系メガネショップはどこでも見かけるようになり、それぞれの微妙な個性の違いもでてきている。フリーコメントを見ると「Zoff」や「JINS」は「とにかく安い!」「デザインが豊富」「コストパフォーマンスがよい」と絶賛されているようだ。「眼鏡市場」はそこそこの安心価格とサービスへに評価が集まっており、その他のローカルなショップはアフターケアや個人への細やかな気配りの面で高い評価を受けている。
問6 メガネにまつわるエピソードがあれば教えてください。
問7 あなたにとって「メガネ」をひとことで表すとなんですか?
- ■なりたい自分になるために、メガネからおしゃれになろうよ!
- 主婦の9割が持っているメガネ。それだけに、「メガネにまつわるエピソード」もさまざまだ。「子どもに壊されたり犬に噛まれたりした」「赤ちゃんを抱いてメガネをかけたまま温泉に入ったらレンズが落ちて粉々に割れてしまった」などというアクシデントから「コンタクトをしたままメガネをかけてしまいクラクラした」という「メガネをかけたまま顔を洗ってしまった」というちょっと笑えるエピソードもたくさん集まった。また、「曇るので困る」「鼻に跡がつくのがイヤ」など不満を感じる人が多い一方で「イメージがつきやすく『メガネの○○さん』と覚えてもらえる」「レンズが曇るとその場の暖かさを感じて幸せ」「Zoffでサングラスをかけて遊んでいたら、それを見ていた見ず知らずのお婆ちゃんが買ってくれた」など、メガネがコミュニケーションツールになっている例もあるのが興味深かった。
最後に「あなたにとってメガネは?」と聞いてみたところ、「必需品・ないと困る」という答えが最も多く28.6%。「目(12.6%)」「顔・体の一部(10.2%)」とあわせると半数近くになり、主婦たちがメガネとともに生活しているのがよくわかる。
黒フチの大きいメガネ、フチなしメガネと流行は変わり、今ではつるの部分までデザインが施されたファッショナブルなメガネが当たり前のように使われている。「アンジェラ・アキに似ている」と、メガネ女子がほめ言葉になる時代。それは、メガネと言えば黒、赤、シルバーなどと決めつけられ、かけるのが恥ずかしかった昭和とは違う、個の時代の到来をあらわしている。「あなたにとってメガネは?」の問いに「アクセサリー・ファッション」と答えたのはわずか9.4%の主婦たちだが、今の生活から一歩踏み出して、なりたい自分の演出や、ファッションツールとしてメガネを使用する主婦は必ず増えるだろう。低価格メガネショップの主婦層へのアプローチを期待したい。
他にも以下の設問がございます。
- メガネを持っていますか?
- どのタイプのメガネを持っていますか? (度入り、伊達、サングラス、老眼鏡)
- いくつくらいメガネを持っていますか?
- メガネを買うのはどんなとき?
- メガネを買うときのこだわりは?
- いくらくらいのメガネを買うことが多いですか?
- お気に入りのメガネショップはありますか?
- メガネにまつわるエピソードがあれば教えてください。困ったこと、良かったこと、おもしろかったこと、ハプニングなど、 なんでもかまいません。
- あなたにとってメガネをひとことであらわすとなんですか?
-
■調査概要
調査方法 |
インターネット調査 |
調査期間 |
2011年2月
|
回答者数 |
20代から50代の女性(弊社WEB会員)510名
|
調査実施機関 |
株式会社キャリア・マム |
«前のページへ | ほんねリサーチTOPへ | 次のページへ»