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自分のために「花」買いますか?

花を飾れば、その場は華やぐもの。
では、日常生活の中でどのくらいの主婦が花を買っているのだろうか。
花の買い方について聞いてみた。

問1 花を買いますか?
問2 1回に買う花はどれくらいの金額のことが多いですか?
花の購入頻度 1回あたりの購入金額
■たまに買う人ほど安くすませ、よく買う人も1000円以内。必需品ではない花への出費はあくまで控えめ。
花を「よく買う」人は全体の1割程度、「たまに買う」人まで含めると、6割程度が花を買っている。1回あたりの花の購入額は「1000円以下」が最も多く、全体の3割の人が選んでいる。ついで「500円以下」が多くなっている。一般に花屋で500円というと、商品単価としてはほぼミニマムな金額であり、仏花をはじめ、一般的な花束が500~1000円クラスに収まるものが多い。最安値の商品を選ぶ、必要最低限の購入をするなど、主婦の花選びはあまり費用をかけないという現状がみえる。
  年間購入回数と1回あたりの購入金額の関係を見ると、たまにしか買わない人では「500円以下」での購入割合が高かった。あまり買わない人のなかには、花を買うことに価値をそれほど認めない人も多いと思われ、たまの購入といえども費用をかけないのだろうと思われる。また、ミニブーケなど小型商品が500円以下で入手できることが多いので、飾る場所がないなどスペースの問題を抱える人もまた「500円以下」の商品を選んでいるかもしれない。一方、購入頻度が年間20回程度までの人では1000円以下を選んだ人の割合が高くなっていた。贈答用の花でなければ、1000円以下の商品の購入がごく一般的と考えてよいだろう。
問3 何のために買いますか?(複数選択可)
花の購入目的
■花を贈る習慣は薄れつつある!? 母の日でも花を買うのは3割程度。
「日常の飾り」として花を購入する人が5割、「お供え(仏壇など) 」として購入する人は全体の4割だった。仏花を供えている割合は年代や地域によって変わってくると思われる。そのほかに花を購入するきっかけは「母の日」をはじめとするイベントであり、全体の4分の1ほどの家庭で花を飾っているようだ。「母の日」はカーネーションがお約束だったはずだが、花を買う割合は3割程度と、他のイベントとそれほど差異がなかった。花以外のものをプレゼントをするケースが増えているのであろう。
問4 日頃、自宅に花を飾りますか?
問5 自宅に飾る花はどのように入手しますか?
自宅に飾る花 自宅用の花の入手方法
■戸建て派、花を飾る! ガーデニング実施率の差か?
およそ7割の人が自宅に花を飾っている。「生花を飾る」人は4割で、3割程度が「ガーデニングをして」いたり「鉢植えの花を置」いている。プリザーブドフラワーや造花など、水やり不要のしおれない花を飾る人は1割程度と少なかった。居住形態で見ると、「戸建て」に住む人が花を自宅に飾る割合は、生花に限らず、「集合住宅」に住む人の倍以上であった。必ずしも、「戸建て」のほうが広いとは言えないはずだが、ガーデニングは始めやすいと思われる。あるいは、間取り的に「集合住宅」よりも飾りやすい理由があるのかもしれない。
 自宅に飾る花は「花屋」で買う人が多く、手軽に買えそうな「スーパー」を上回った。また、「ガーデニング」で自分で花を育てている人は、「スーパー」派よりやや少ない程度だった。「もらうことが多い」という人も2割程度となった。 「ネットショップで買う」人もわずかだがいる。
問6 ほとんど買わない、全く買わない方はなぜですか?
問7 (もっと買いたいと思うのに)実際には買わないのでしょうか?
「ほとんど買わない」「まったく買わない」理由 実際には買わない理由
■花はぜいたく品。余裕がないときほど心の贅沢を、という考え方は現実的ではない?
買わない人の理由で目立ったのものは、水替えなどの手間が面倒であることと、すぐに枯れてしまうことだった。次いで、高い・もったいないといった内容の回答が多かった。「飾る場所がない」という回答は3番目に多い。
  買わないのは自分で育てているから、という花好きの回答もあったが、多くが「習慣がない」「必要ない」「余裕がない」「好きでない」という、あまり花は飾らない人たちの回答であった。このうち、「興味がない・好きではない」人は、今後も花の積極的な購入者になる可能性は低いが、「習慣がない」「必要ない」という人たちは、花のある空間を心地よく感じる何らかのきっかけがあれば、購入者となる可能性はある。また、「余裕がない」という回答については、時間的なものと経済的なもの、さらに子育てに追われるなど気持ちに余裕がないなど、さまざまであったが、状況が変われば花を買うようになるかもしれない。
  買わない理由では「高い・もったいない」は2番手だったが、買っている人の、もっと買いたいが買っていない理由では、経済的な理由が断然トップとなった。生花は長持ちしない、見る人や見る時間が少ないなど、現実的な費用対効果で考えれば確かに贅沢品であるようだが、花を飾ることには、もっと別の目に見えない効果も期待できる。子育てや仕事、そして介護......と、忙しく余裕がない主婦こそ、花をもっと活用できるとよいのだが、現実問題として簡単に受け入れられるかどうかといえば疑問が残る。

他にも以下の設問がございます。

  • 花を買いますか?
    ・ほとんど買わない、全く買わない方はなぜですか?  
    ・何のために買いますか?
  • 年に何回くらい買いますか?
  • もっと回数を多く買いたいと思いますか?
    ・はいの方は、なぜそう思うのに、実際には買わないのでしょうか?
  • 一番良く花を買う店はどこですか?
  • どんなタイプの花を買うことが多いですか?
  • お住まいの家の形態を教えてください ・日頃、自宅に花を飾りますか?
    ・ほとんど飾らない、全く飾らない人はなぜですか?
  • 自宅に飾る花はどのように入手しますか?
  • 好きな花屋、ネットショップがあれば教えてください
  • 1回に買う花はどれくらいの金額のことが多いですか?
  •  
■調査概要
このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2010年11月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)377名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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