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ギャンブルやってますか? やってもいいですか?

主婦たちはどんなギャンブルをやっているのだろうか。
あるいは夫がやることに対してどんな思いを抱いているのだろうか。
いまどき主婦のギャンブル意識を探ってみた。

問1 あなたにとってギャンブルだと思うものをすべて選んでください。
問2 ギャンブルをする人についてどんな印象がありますか
あなたにとってギャンブルに相当するもの ギャンブルをする人の印象
■主婦にとってのギャンブルとは、不健全な環境下でお金をかけること。
主婦にとってのギャンブルと言えば「競馬・競輪・競艇」、そして「パチンコ」、次いで「マージャン」である。「トランプ・花札」とくに前者は子どもの遊び道具として普及しており、「株・相場」もギャンブル性はあるとはいえ、ギャンブルの分類に入れた回答者は半数を切っている。「TOTO」はまさにギャンブルなのだが、そうと判断する人は4割に留まった。「ギャンブル」と言う言葉には、単に「お金を賭けること」以上の、不健全なイメージが含まれているようにも思える。
 ギャンブルをする人の印象を聞いたところ、「とてもよい」はゼロ、「よい」も0.3%、「とてもわるい」「わるい」で半数を超えた。「どちらでもない」が半数いるが、普通に「宝くじ」や「トランプ」をやることや、「競馬・競輪・競艇」であっても節度をもってやるのなら「わるいとは言いきれない」という反応であった。
問3 あなたの夫(彼、パートナーなど)はギャンブルをやりますか。
問4 あなたは、夫(彼、パートナーなど)がギャンブルをやることについて、どう思いますか。
夫(彼氏、パートナーなど)のギャンブル経験 夫(彼、パートナーなど)のギャンブルについての思い
■ギャンブルに免疫がない主婦ほどギャンブルを毛嫌い?
ギャンブル経験のある夫(彼、パートナー)をもつ回答者が7割以上、うち3割程度の夫がいまもギャンブルをやっている。夫のギャンブルについて、「なるべくやらないでほしい」「やめてほしい」「やってもかまわない」ともに、それほど偏りのない結果となった。しかし、夫のギャンブル経験ごとに見ると、「やったことがある」夫に対しては「なるべくやらないでほしい」が多く、「やったことがない」夫に対しては「やめてほしい」と思っている回答者が多かった。また、ギャンブルを「たまにやる」「よくやる」夫をもつ回答者に「やってもかまわない」が多く、ギャンブルに免疫のない、やらない人の妻ほど、ギャンブルなど「やめてほしい」、と思っているようだ
 「やめてほしい」「やらないでほしい」とする理由では、「お金をつぎ込むから」が多く、「たまになら」「お金をつぎ込まなければ」やってもかまわないという結果になっている。「やってもよい」の理由では、「楽しそうだから」がトップに入っているが、その他の自由記入を見ると、「こづかいの範囲なら」「年に1~2度なら」というように、節度をもつのなら黙認するという回答も多かった。
問5 ギャンブル系(競馬、競艇、パチンコなど)のテレビCMをどう思いますか。(複数選択可)
ギャンブル系のテレビCMについて
■否定的意見の多いギャンブルCMだが、業界イメージアップにも少なからず貢献!
最近、パチンコや競馬・競輪・競艇などギャンブル系のTVコマーシャル(CM)を目にすることが多い。人気俳優などが出演しているものもあるが、どの程度効果を上げているのだろうか。結果は、およそ半数が「ギャンブルのCMは必要ない」と回答している。とくに「子どもの見る時間帯には流さないでほしい」と考えていた。
 「(ギャンブルの)イメージがよいほうに変わったことがある」は2割、「やってみたいと思ったことがある」は1割であった。 否定的な意見に比べ数値的には低いが、CMはギャンブルのイメージアップに少なからず貢献しているといってよいだろう。それはギャンブルに縁が薄いと思われる主婦層に対して、2割のイメージを改善し、1割にやってみたいと思わせたことは、見逃せない成果だからである。
 出演者については、「そのタレントが出ることに違和感を覚えた」回答者は25%程度で、「とくに気にならない」が多く、それほど出演者のイメージダウンにはなっていないようだ。しかし、有名人を起用するほど、そのギャンブルの業界は儲かっている→たくさんの人がお金をすっている、という構図が見えてくるという指摘もあった。
問6 あなたはギャンブルをやりますか。
問7 どんなギャンブルですか。(複数選択可)
あなたのギャンブル経験 ギャンブルの種類
■主婦のギャンブルは「パチンコ」? 本格的な主婦ギャンブラーは僅少。
回答者本人のギャンブル経験を聞いた。ギャンブル経験のある割合は夫(彼、パートナー)とあまり変わらないが、「やったことがある」程度の人が圧倒的に多い。しかも、その内容をみると、「宝くじ」が「パチンコ」に並び過半数を占めている。多くの回答者が自由回答に書いているように、「宝くじ」はギャンブルではないとすると、ギャンブル経験者はデータの半数程度に減る
 また、「やったことはない」回答者が「やってみたいと思う」ことはほとんどない。「やったことがある」回答者も、ギャンブルに使う金額は月に「3000円程度まで」が7割以上であり、本格的な女性ギャンブラーは、この回答群においては少ないようだ。
問8 ギャンブルに行くことの偏見をなくすには、どんなことができると思いますか。 (自由回答)
ギャンブルに行くことの偏見をなくすには
■「ギャンブルをやる人は自己管理できる人」という世の中は実現できるのか?
ギャンブル産業のイメージアップにはどんな方策があるのだろうか。自由回答で聞いてみた。
 多くの回答に共通するのは子どもを連れて行ける場所になること。そのためには、タバコや騒音を廃し、遊具などがある公園スペースを設けるという意見が多かった。また、掛け金に上限を設ける、依存症の人はできないしくみを作るなど、来場者の健全化を挙げる声も大きい。収益で社会貢献をすればイメージを改善できるのではないかという提案もあった。
 一方、「子どもをあえて近づけたくはない」「安易に近づく人が増えないように偏見はなくさないほうがいい」など、イメージアップの必要はない、ムリだという意見もでていた。多くの場合、ギャンブルにより身を持ち崩した人々の存在がギャンブルのマイナスイメージを生み出している。しかし、「ギャンブルをすれば必ず酷い目に会う」というわけでも、「ギャンブルをする人は皆ダメな人」であるわけでもない。要は個人の意思の問題であり、自己管理ができる人がやる分にはまったく問題がない。ギャンブルのイメージを向上するためには、「ギャンブルをやる人は自己管理ができる人」という認識を形成する必要がありそうだ。そうであれば、休日に一人でパチンコや競馬に行ってしまうお父さんが非難される理由はなくなる。
 時代を経て、社会的な価値判断が逆転した事例はたくさんある。ギャンブラーのイメージが、「ダメな人」から「自己管理ができる人」へと逆転する日がくるかもしれないが、ギャンブルの業界がそれを目指すのかどうかというのは、また、別問題ではある。

他にも以下の設問がございます。

  • あなたにとってギャンブルだと思うものをすべて選んでください。
  • ギャンブルをする人についてどんな印象がありますか。
  • ギャンブル系(競馬、競艇、パチンコなど)のテレビCMをどう思いますか。
  • ギャンブル系(競馬、競艇、パチンコなど)のテレビCMに出演しているタレントについてどう思いますか。
  • あなたの夫(彼、パートナーなど)はギャンブルをやりますか。どんなギャンブルですか。
  • あなたは、夫(彼、パートナーなど)がギャンブルをやることについて、どう思いますか。
  • 夫(彼、パートナーなど)がギャンブルを「やってもかまわない。」のはなぜですか。やってもいい条件はありますか。
  • あなたはギャンブルをやりますか。どんなギャンブルですか/やってみたいと思ったことはありますか。
  • 月にいくらぐらい使いますか(使っていましたか)?
  • なぜギャンブルをやりますか(やっていましたか)?
  • 月にいくらぐらい使いますか(使っていましたか)?
  • 自分がギャンブルをすることについてどう思いますか(思っていましたか)。
  • なぜギャンブルやめましたか?
  • ギャンブルに行くことの偏見をなくすには、どんなことができると思いますか。
  • ギャンブルについてお考え、思いなど、どんなことでもよいのでお書きください。
  •  
■調査概要
このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2010年9月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)286名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
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