新型インフルエンザに関するアンケート
突如出現し、私たちの暮らしを混乱させた新型インフルエンザ。
「フェイズ6」の宣言も出され、どうなることかと不安になった方も多かったのでは。
新型インフルの影響について聞いてみました。
問1 5月に流行った、新型インフルエンザの流行を、あなたはどのように感じていますか?
- ■不況も幸いしてイベント少なく、冷静な判断のもと過ごすいつもどおりの日常!
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パンデミックを意味する「フェイズ6」
をWHOが宣言するほどまでに、世界的に広がった新型インフルエンザ。国内では空港の検疫風景や滞留措置のニュースが繰り返し流され、事態の深刻さを思い知らされた。少し前に放映された新型インフルエンザドラマのイメージも手伝って、多くの日本人が不安を募らせた。だが、アンケートでは、「それほど心配していない」がおよそ5割、「心配に思う」が4割であり、「こわいと思う」は1割程度と、主婦たちは比較的冷静な判断をしていることがわかった。
その背景には、日頃のウィルス対策の抜かりなさが挙げられそうだ。新型インフルエンザ流行前から、手洗いうがいをしている家庭は7割を越える。風邪対策か、花粉症対策か、マスクを買い置きしていた家庭も4割以上。今回の流行後とて、対応には大差ない。流行初期は連日の報道によって不安に駆られた主婦たちも、弱毒性でタミフルも効く病と知り、冷静さを取り戻したようだ。
流行によって「人ごみに出かけない」など、感染源を避けるような回答こそ見られたが、「いつもと変わりない」という落ち着いた主婦が多かった。不況の影響もあり、外出の計画自体が少なかったことも一因のようだ。
問2 新型インフルエンザに関しての、メディアでの報道をどのように感じますか?
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■本格流行に備えた"予行演習"を通じて、やるべきことが見えた?!
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回答者の多くが、政府の対応のまずさとマスコミ報道の過剰さを指摘した。国内感染者が出る以前から力を入れた割には、水際対策の効果が見られず、結果的には感染者数が3桁に。現実的なパンデミック対策の練り直しを求める声が主婦たちからもあがっている。
空港検疫や停留措置を大々的に広報したことで、感染者になると社会的な批判の視線に晒されるという、別の不安を人々に抱かせることになった。マスク使用を推奨していたマスコミがマスクの過信否定に方向転換するタイミングは、市中でのマスクの売り切れと重なり、その場対応の報道とも受け取られている。
また、本来の季節性インフルエンザが流行する冬の到来を危惧する声も大きい。タミフルがあるから罹患してもいい、というような安易な考えをけん制する意見も出ている。一方で、小さな子どもに、手洗いやうがい、マスク着用の重要性をわからせるいい機会になったという前向きな意見も見られた。各家庭だけではなく、政府、マスコミも、今回の経緯は本格流行に備えた予行演習ととらえて、ぜひとも次に活かしてほしい。
報道量が減ったことで、あたかも新型インフルエンザが収束したかのように捉えられてはいまいか。現実には国内感染者は400人を越え(6月3日現在)、WHOがついにフェイズ6を宣言するという、収束とはほど遠い状況なのである。報道の量ではなく中身を把握し、的確な判断をする知恵が、家族を守る主婦たちにも求められているようだ。
他にも以下の設問がございます。
- 今回の、新型インフルエンザの流行前に、家庭で用意、対策を何かしていましたか?
- 今回の新型インフルエンザの流行後に、家庭で用意、対策しているのはどれですか?
- 新型インフルエンザに関して、何が必要だと感じますか?
- 今回の新型インフルエンザの流行で、休暇の過ごし方や、レジャー、生活に変化はありましたか?
- 今年の夏休みの予定は、インフルエンザの流行を考えて、プランを立てていますか?
- 新型インフルエンザに関して思うこと
調査方法 |
インターネット調査 |
調査期間 |
2009年5月29日~2009年6月3日 |
回答者数 |
20代から50代の女性(弊社WEB会員)303名 |
調査実施機関 |
株式会社キャリア・マム |
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