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医者との上手な付き合い方!? 
安心して相談のできるホームドクターって、あなたはいる? いない?
~健康管理に関するアンケート~

1億総健康志向時代。メタボ検診も導入され、ますます健康への意識は高まってきている。
そこで、マム会員のホームドクターをリサーチ! 理想のドクター像や医療の問題点も浮き彫りに!?
健康管理に関するアンケート、結果公開! 

問1.あなた、あるいは、あなたの家族にはホ-ムドクター(かかりつけの病院)がありますか?
    また、ホームドクターのイメージをおしえてください。
ホームドクターはいる? ホームドクターのイメージは?
■ホームドクターのいる家庭は約6割。相談できる医者は欲しい!?
 「かかりつけの医師、ホームドクターはいるか?」を聞いたところ、約6割が「いる」と回答し、「いない」と回答した人は約4割だった。また、ホームドクターのイメージを聞いてみると、1位は「身体の具合が悪いときに、まずは相談する医者」で70.4%、2位は「診療科目別のかかりつけの医院」で20.7%だった。3位以下は、診療所、総合病院と続く。
  「ホームドクター」は、自宅近くの医者のイメージがあるようだ。「ホームドクターがいる」と回答した人へ、さらに理由を聞いてみると、風邪など家族の具合が悪いときには、すぐに連れて行けたり、気軽に相談できるのがメリットのよう。専門医ではないが、担当外の症状にも的確なアドバイスをしてくれたり、症状により別の医者を紹介してくれたりする。また、「親の代から通ってる」という人もいて、アットホームな雰囲気があり、それゆえ信頼度も増すのだろう。
  一方、総合病院には、症状に関連のある診療や検査を1つの病院ですませられることがいいそうだ。精密な検査となれば、診療所よりは設備の整った病院のほうがいい。症状の軽いときには近くの医者、重い症状や判断に迷ったときには総合病院と、使い分けていることが伺える。
問2.ホ-ムドクター(かかりつけの病院)があると安心だと感じる診療科はどの科ですか? (複数回答)
ホームドクターがあると安心だと感じる診療科は?
■安心して子どもを育てられる環境に! 「求む、小児科の先生」の声多し
 1位「内科」は86.3%と、圧倒的に多い結果になった。だが、2位の「小児科」も64.4%と負けてはいない。子どもが小さいうちは、特に近くに小児科があればほっとする。休日診療でも、小児科医が当番のときには安心する。自分自身より、やはり子どもにこそ「ホームドクター」が欲しいのだろう。
  かかりつけの医者といえば、歯科医は外せない。44.1%と、第3位に入っているが、それだけ他の診療科に比べても行く機会が多いのではないだろうか。歯科医と並んで多いのは、婦人科だ。回答者が女性とあって、42.5%と多い結果になった。妊娠・出産をはじめ、婦人特有の病気にも対応してくれる婦人科も、小児科と同じく自治体によっては数が減少しているらしい。この設問で要望の高かった、小児科・産科。産み、育てるときに安心できる医療機関が近くにないところも、小児科問題につながっているように思える。
問3.こんな先生が、ホ-ムドクターだとうれしい、信頼できる等のご意見を聞かせてください (複数回答)
こんな先生がホームドクターだとうれしい、信頼できる
■大切なのはインフォームド・コンセントができる関係
 健康なときには気づかないこと、知らないことでも、病気になったときには、どんな些細なことでも知りたいし、気になるもの。53.1%の人は、「親身に相談にのってくれる・話を聞いてくれる」医師に出会いたいし、コミュニケーションをしっかり取りたいのだろう。そして、41.7%の人は「納得がいくまで説明をしてくれる」ことを望んでいるのだ。たとえそれが、子どもであろうと、女であろうと、年寄りであろうと関係なく、平等にインフォームド・コンセントがなされれば治療もスムースにいくだろうし、次の機会にもお願いしたいと考えるもの。特に、ホームドクターには、「家族全員の病歴を知っていて欲しい」「専門外でも相談にのって欲しい」なども聞かれ、家族の一員のように捉えている人もいた。
  「目を見て話を聞いてくれる人がいい」という意見がある一方で、「相談だけなら電話やメールで聞いてくれる機関があれば...」という人もいた。
  高齢者はかかりつけの医者がいるものだが、キャリア・マム世代では、それほどいますぐ必要、ということではなさそう。でも、ホームドクターはいたほうがいいと考えている人も多く、最低でも一人いれば安心できるのかもしれない。
問4.病院での診察時に、いやな思い、医者への不信感を感じたことがあればおしえてください。 (複数回答)
病気の説明が早口で専門用語を並べられるとわからない(50歳代) 医療ミス...ガーゼを体内に置忘れられた... (30歳代)
風邪のとき、いつ行っても「相当こじらせている」と言い、あまり意味のない点滴や大量の薬を処方されたことがあった。今思えば、どう考えても診療費の水増しとしか考えられない(20歳代以下) ひどい湿疹のために皮膚科に半年も通ったのに治らないので、違う皮膚科に通ったら10日で完治した(30歳代)
自分が働いていた病院ですが、ドクターが「患者のA君って障害持っているの?」と言いました。カルテを見てないの? 薬の名前もよく間違えるし、家族は絶対連れてこられない病院です (30歳代) よく医者は「○○は難しいです」という言い方をしますが、「もう無理です。不可能です」の意味で使っているようです。期待させたり言葉を濁すのではなく、きちんと伝えて欲しい(40歳代)
家族が交通事故で入院した時、相手が全面的に悪いと100%実費での入院になるが、諸所考えたところ国保に切り替えたほうが得策であることがわかり、切り替えの申請をしたら病院の院長が自ら、「国保に切り替えたらまともな治療は受けれないよ」と脅してきた(40歳代) 流産した時(おなかで赤ちゃんが死んでいた)に、先生が「患者がいっぱいで処置は一週間先になる。もしその前に激しく出血してきたら、処置も簡単ですぐ処置してあげる」といわれた。一週間も死んでしまった赤ちゃんをおなかに留めておく辛さや、いつくるかわからない出血の恐怖を、取り除いてくれない先生は最低だ(30歳代)

■381人の「わたしたち、怒ってるんです!」
 今回のアンケート回答者503人のうち、実に381人の人が不快な思いを経験していた。
  「長時間待たされて、診察はたったの3分」「パソコン画面しか見ないで、適当に診断された」「話が終わらないうちに処方されて退出させられた」など、流れ作業的な医者の対応に、「次回は絶対行かない」人も多い。また、女性ならではだが、セクハラドクターがいて、危うく犯罪被害者になりかけた人もいる。そこまでいかなくても、「余計な部分まで触診された」なども、複数の回答が挙げられた。さらに、診察時、やたらに大きな声で診察するので、待合室まで聞こえるそう。プライバシーもなにもあったもんじゃない。

 先日、ニュースでも取り上げられた、点滴作り置き事件。人の命にも関わるまでに発展したが、点滴の作り置きがだめなことをはじめて知った人も多いはず。さらに、救急車をタクシー代わりに使う人や、病院側の受け入れ拒否など、医療に関する問題は増加しているのではないだろうか。決して医師側だけの問題ではなく、利用者側のモラルなども含めて、双方で考えていくことこそ、これからの地域格差のない医療の取り組みに必要なことなのかもしれない。

他にも以下の設問がございます。

  • ホ-ムドクター(かかりつけの病院)がない理由を教えてください
  • あなた、あるいは、あなたの家族のホ-ムドクター(かかりつけの病院)について(病院名などの詳細) ・健康の悩みなど、医者に相談したい、聞いてみたいと思うことはありますか?
  •  
■調査概要
アンケート属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2008年6月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)503名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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