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厳しすぎ? それとも妥当? 愛煙家vs嫌煙家  なにかと気になるタバコの話題。
タスポや、神奈川県の「禁煙条例(仮称)」は支持される!?
タバコに関するアンケート

「愛煙家は、肩身が狭いよなぁ」と、オヤジのぼやきがエスカレートしそう。
タバコ購入時に年齢などを識別する「taspo(タスポ)」の導入や、公共の場は全面禁煙にするという動き。
なにかと値上がりしているし、「パパ、喫煙、ちょっと見直してみる?」が聞こえてきそうな
「タバコに関するアンケート」結果公開!

問1.タバコは吸いますか?
タバコは吸いますか?
■ 回答者は女性562人。そのうち、自分が喫煙は約1割
 回答者に「タバコを吸うか?」聞いてみたところ、11.7%は「吸う」、1.6%は「たまに吸う」と回答。
  一方で、結婚し、妊娠・出産を経験した女性は、それを機に「やめた」という声も多く聞かれ、現在は「吸わない」とした人は、86.7%と、圧倒的に多い結果になった。
問2.飲食店や、新幹線などで、喫煙席と禁煙席のどちらを希望しますか?
飲食店や新幹線で、喫煙席と禁煙席のどちらを希望しますか?
■行く相手、場所、状況によっては喫煙席もあり。でも、大多数は「禁煙席でお願いします~!」
 飲食店や新幹線などで、「喫煙席? 禁煙席?」と聞かれたら、大多数は「禁煙席」を希望していた。
  「タバコを吸う人」の回答でも「喫煙席」と答えた人は37.9%で、吸うことを妥協するときもあるようだ。反対に、割合は高くはないが、「タバコを吸わない人」の中にも、「そこしかあいてなかったら、喫煙席でガマンすることもある」とした人もいる。
  飛行機では、安全上の理由もあり全席禁煙になっているが、新幹線のN700系車両でも全座席が禁煙となっている。飲食店などでも禁煙席の数を増やし、分煙化を進めているが、「タバコお断り」という禁煙レストランも増えているという。禁煙席から埋まっていく現状を思えば、当然の成り行きというところだろう。分煙のケースでも、昼間は禁煙、夜間は喫煙のボリュームが増えるなど、是々非々で対応しているケースも見られるが、大筋は禁煙席に軍配が上がるようだ。
問3.神奈川県は、不特定多数の人が集まる施設(学校、病院、レストラン、喫茶店、パチンコ店など)での喫煙を全面的に禁止する、全国初の「公共的施設における禁煙条例(仮称)」の素案を発表しました。この条例の素案に賛成ですか? 反対ですか?
神奈川県「公共的施設における禁煙条例(仮称)」について
わたしは賛成!
うれしい! 吸わない人の健康も害するタバコなんだもん。今までOKだったのが逆におかしい!(20代以下)
自分がタバコをやめたら、吸わない人の気持ちがわかった。吸わない人にとっては、その場にいること自体が不快だったんだね(20代以下)
どうして、他人の肺からでてきた害のある汚い煙を吸わなければいけないの? 喫煙者はリラックスできても、吸わない人にはストレスだよ(30代)
喫煙者は「税金を払ってる」っていうけど、まわりの人は、タバコの害による健康被害額が、その税金の何十倍にも相当してんじゃない?(40代)
レストランで食事をしてるとき隣の席でタバコを吸われたら、いっぺんにマズくなるので、賛成(40代)
副流煙 (※2)による健康被害だけでなく、においがとても苦痛だよ(50代以上)
とりあえず実施してみて不都合な点があれば改善していけばいいので、賛成(50代以上)

わたしは反対だ!
そこまでする理由がわかんないね(20代以下)
国がタバコを販売している以上、喫煙者の立場でも考えてよ! 吸わない人に害が及ばないようなガラス張り、空気清浄機を取り付けるなど喫煙スペースを各所にきちんと設けたら?(20代以下)
学校・病院はわかるけど、喫茶店やレストランでタバコを吸うのは自由。タバコの販売は違法でないのに喫煙を禁止なんて理由がヘン。それより、喫煙場所の確保をきちんとすればいいのに...(30代)
全面的に禁止してしまったら、ポイ捨てしたりしない?夫の家での吸う本数が増えちゃうかも...と、不安(30代)
税金払って肩身の狭い思いをしながら喫煙してんのよ。 はっきり言って、この条例が発表されたとき引越しを考えたわ。 特に横浜は、見栄えばかり気にしすぎで、生活自体は何のよさもないじゃん(40代)
喫煙可能だから成り立っているような喫茶店もあるでしょう? 観光客も減るかもだし、果して神奈川のためになるの?(40代)
びっくりです。こんな条例つくられたんでは、自宅でしか安心して吸えません。困った、困った(50代以上)

■賛成8割、反対2割。しかし、全面禁煙より、施設により分煙化を望む声も多い
 神奈川県では、受動喫煙(※1)から県民の健康を守るため、不特定多数の人が利用する施設での喫煙を禁じる「神奈川県公共的施設における禁煙条例(仮称)」の制定を検討すると、2008年4月素案を発表した。現在、本年度中に条例制定議案の提出をするべく、県民の声を聞くアンケートを実施したり、検討会を開いたりしている。これに対し、日本たばこ産業(株)は、「完全分煙を一律的に強いる考え方に、強く反対」することを発表。大きな論争になっている。

「パパ、喫煙席? じゃ、別々の席で。あら~全面禁煙? なら、パパは弁当買って家で食べて。終わったら電話するからお迎えよろしく!」― これは、今回の調査で実際に報告されたケースの一つ。 社会的に進む、禁煙・分煙化の流れ。今回の神奈川の禁煙条例は、各メディアでも取り上げられていたが、「キャリア・マムのアンケートで初めて知った」という回答者もいて、「気がついたら条例が施行されていた」と、衝撃を受ける愛煙家もいそう。たばこを吸う人は、世間では隔離されたようなブースで喫煙し、家庭でも換気扇の下やベランダなど、限られたスペースで吸っている人も多い。この条例が全国に広がれば、ますます肩身が狭くなりそう。
とはいえ、公共施設の全面禁煙は納得だけど、パチンコ、雀荘、喫茶店等の私企業は、「"公共"からはずすべきなのではないか」と、禁煙派・喫煙派、両方の女性から聞かれた。
(※1)受動喫煙とは/Wikipedia 参考 喫煙者の周囲の人が、自分の意思とは無関係に環境たばこ煙に曝露され、それを吸入すること。
    ときに「間接喫煙」、「不随意喫煙」、「不本意喫煙」ということも。
(※2)副流煙とは/Wikipedia 参考 喫煙者が直接吸う主流煙に対し、タバコの先から立ち上る煙
問4.「taspo(タスポ)」対応の「成人識別たばこ自動販売機」どう思いますか?
「taspo(タスポ)対応「成人識別たばこ自動販売機」の導入に関して
■自動販売機なのに顔写真が必要な、チグハグ感は否めない
 「未成年者には買わせない」をキャッチコピーに、全国で、タバコの自動販売機「taspo(タスポ)」の導入をすすめている。今回4人に1人は「近所の中高生が吸わなくなるならいい」「犯罪抑止になれば」という肯定的な意見だったが、「コンビニでも買えるし、意味がない」「個人情報を提出してカードを作成するのに抵抗がある」「自動販売機メーカーとの癒着してるんじゃないの?」など、疑問視する声も多い。中には、「タスポなんてめんどくさいから、禁煙しようかな」と、これを機にタバコをやめる宣言も聞かれたが...。
その一方で、タスポの自動販売機導入時の資金への不透明さや、未成年によるタスポの強奪事件や偽造カードによる犯罪、オークションなど母親世代の心配の種はつきない。

 そもそも、タバコを自動販売機で販売する必要があるのだろうか? タスポカードそのものが普及しておらず、自販機による利用者が減っているらしい。それに比べて、昔なつかしい手売りの町のタバコ屋さんや、コンビニなどで購入する人が増えているとか。とすれば、全体的にタバコの自動販売機の台数を減らせば、CO2削減にもつながるし、手売り業者に客足が流れるのだとすれば、雇用も守られる。さらには、対面式なら子どもたちが購入する機会を減らせるのではないだろうか。
本来目的の未成年者の喫煙防止を掲げるなら、タバコ屋のおばちゃんなどが「あかんでぇ」と、子どもたちには売らなければいいし、さらに、子どもがタバコを吸っていたら「やめなさい」と、毅然とした態度で注意したいもの。今後は、大人のモラルが、もっと必要になってくるのではないだろうか。

他にも以下の設問がございます。

  • taspo(タスポ)を知っていますか?
  • 「ゆるせない!」「ガツンと言ってやりたい」「言いたくても言えないけど」と思う、タバコに関するマナーがあればおしえてください
  • 「愛煙家にも言わせてよ」「愛煙家の気持ちもわかる」というような意見があれば自由にお書き下さい
  •  
■調査概要
アンケート属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2008年5月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)562名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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