３人乗り自転車について(2008.03) - ほんねリサーチ | 10万人の主婦ネットワークをもつコミュニティ【キャリア・マム】

子育て世代には必須なもの！？
自転車の３人乗り、認める？　認めない？
３人乗り自転車に関するアンケート

警察庁が「交通の方法に関する教則」を30年ぶりに改定、３人乗りを「禁止行為」と明記することに。
昨今では、自転車の事故も増加しており、見直すことになったのだろうが、子育て世代の母親から
大ブーイングが起きている。そこで、主婦会員の多いキャリア・マムで、緊急アンケートを実施。
「３人乗り自転車」の経験者である主婦の声を大公開！

問１．自転車の３人乗り（幼児２人を前後に乗せた自転車の３人乗り）に、賛成ですか？反対ですか？

●賛成理由/n=226人
１位	必要だから・ないと困る	93人
２位	仕方がない・やむを得ない	80人
３位	危険であることは認識している	58人
４位	条件次第で賛成	41人
５位	その他の手段のほうが危険・困難だから	22人
６位	政策に不満があるから	16人
７位	便利だから	13人

●反対理由/n=161人
１位	危険だから	146人
２位	まわりも危険・迷惑	24人
３位	基本的には反対だが、3人乗りの状況も理解できる	23人
４位	基本的には反対だが、条件によっては賛成	6人
５位	マナーが悪い	5人

■子育てママにとっては欠かせない「自転車」の話題だけに、関心度が高い: 　子どものいる・いない別に、自転車の３人乗りに賛成・反対を聞いたところ、子どもがいて「賛成」しているのは64.4％と、圧倒的に支持している結果になった。子どもがいなくても、26.2％の人は「賛成」。一方、子どもがいなくて「反対」としている人は、73.8％と多く、子どもがいても「反対」としている人も35.6％という結果になった。
　それぞれ理由を聞いてみると、子育て世代の賛成意見は「幼児が２人いる家庭の場合、仕方がない」「駐車する場所がないからやむを得ない」「他に移動手段がない」「子どもを見てくれる人がいない」と、切実な現状が伝わってくる。もちろん「危険であることは認識している」人の方が多いようだ。
　また、反対理由としては「危険だから」が圧倒的に多く挙げられ、「子どもにケガをさせてしまった」という、体験者の声も聞かれた。

問２．自転車の３人乗りはしますか？
また、３人乗りは現状の交通ルールでは違反だと知っていますか？

■３人乗り経験者は30.5％。約10％は現在も乗り続けている: 　道路交通法では「自転車の乗車定員は各都道府県公安委員会が定める」としていて、いずれの都道府県でも３人乗りは原則禁止となっている。ただし、例外はあり、東京・神奈川・新潟など、一部の地域では「運転者が幼児１人を背負い、別に１人を乗せてもよい」としていたり、大阪のように「３輪の自転車であれば大人１人が幼児２人を乗せることを容認」したりしている。
　今回のアンケート回答者387人のうち、30.5％が３人乗りの経験があった。そのうち、約10％は現在も３人乗りをしている。
　また、３人乗りが違反だと知っている人は、約65％で、今回のニュースで初めて知った人は約27％。このニュースを機に、認知度は高まったようだ。

問３．自転車の３人乗りが、「安全な自転車の開発を前提に許可されること」に賛成？反対？

●賛成派/n=292人
１位	安全になるのであれば	136人
２位	自転車は必要なので	97人
３位	政策への希望・要望	41人
４位	安ければ・補助があれば	30人
５位	早く開発してほしい	18人

●反対派/n=95人
１位	やっぱり危険	40人
２位	使うかわからない・高い	28人
３位	親の意識次第なので	13人
４位	道路など環境が整っていない	10人
５位	開発されるまでどうするのか	7人

■安全な自転車の開発に約75.5％が賛成。今、これほど切望される商品はない？

　警察庁は、今回、保護者からの反発を受けて「自転車業界に安全な自転車を開発するように」と依頼。開発されれば、使用車限定付きで、３人乗りが認められるようになるらしい。

　アンケート結果からも、「安全な３人乗り自転車が開発されれば賛成」の意見が、子どものいる・いないに関わらず、高く支持されている。特に、現在も３人乗りをしている人、この春から始める人には「早く開発して欲しい」「商品化して欲しい」と、緊急を要していることが伺える。一方、反対意見の中には「それでも危険だと思う」が多かった。

問４．自転車の３人乗りや、安全な自転車の開発について思うことをおしえてください

●主婦たちにも、ちょっといわせて！

欧米諸国では安全な３人乗り用の自転車が普及しているので、日本も早くそうしてほしい（20歳代)

子育て支援など、いつも現状を無視して法の整備ばかり。子育て中の母の意見をしっかり取り入れてほしい（30歳代）

安全な歩道を整備してほしい。歩道が狭すぎ（30歳代）

安定性があり、ふらつかない自転車（40歳代）

■自転車の開発と同時に、法や道路の整備、そして利用者の意識改革も必要？: 　自転車メーカーへの要望としては、「ふらつきがない自転車」「乗り始めの安定さ」などが挙げられた。「３輪タイプがいいのでは？」「低重心がいいのでは？」など、構造面での意見も聞かれたが、「３輪タイプは日本の道路事情にマッチしない」という声もあった。
　また、行政・警察への要望も多く聞かれ、「自転車専用道路を整備すべき」「ヘルメットや乗り方の指導を」「他に取り締まる必要のある行為があるのでは？」「少子化対策を掲げる割には、子育て世代に厳しい処置」など、見直すべきところは他にもあると、問題提起している人もいた。
　さらに、「暴走など、危険な乗り方をしている」「交通マナーを守るべき」という、３人乗りしている人への意識改革の必要性も挙げられた。　ガソリンの高騰、身近にできるエコ対策として自転車を利用している人は増えている。そんな中での突然のような今回のニュースは、利用する側だけではなく、まわりで見ている人にとっても考えるべき問題。地域で子どもを見守り、育てられるように、当事者だけではなく、もっと幅広い意見交換をして、３人乗りでも安心して乗れるような自転車の開発や社会になることを願わずにはいられない。

他にも以下の設問がございます。

自転車の３人乗りをしたり、人がしているのを見たりした中で、何かエピソードがあればおしえてください

■調査概要

調査方法	インターネット調査
調査期間	2008年3月
回答者数	20代から50代の男女（弊社WEB会員）387名
調査実施機関	株式会社キャリア・マム

2008年03月31日

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●賛成理由/n=226人

●反対理由/n=161人

●賛成派/n=292人

●反対派/n=95人

●主婦たちにも、ちょっといわせて！

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