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見たいお客と、売りたい営業のかけひきが交錯する!
「マンションのモデルルーム」に関するアンケート

家族の人数が増えれば、手狭になってくる現在の住まい。
そんなとき、マンションの折り込み広告が入ったら、散歩がてら見に行ってみたくなる。
今どきのマンションのモデルルームって入りやすいのかな? 
どんなキッチンで、リビングなんだろう? 収納はバッチリなのかな? 住環境は?
経験者も語って、きっと参考になるかも! な、 「マンションのモデルルーム」に関するアンケート結果公開!

問1.あなたの住まいの形態をおしえてください。
あなたの住まいの形態は?
■「一戸建てvsマンション」は、ほぼ互角。持ち家派も多し
 住まいの形態を聞いたところ、持ち家、賃貸等に関わらず、一戸建て居住者は全体の44.9%、マンション居住者は40%となり、ほぼ互角。また、その中で「持ち家」と回答した人は67.5%という結果になった。アンケート回答者の世代をみても約9割弱が30~40歳代だったため、結婚後、家族構成も人数が増えたり、子どもの教育環境を考えたり、ローンの支払い年数などを検討して、住まいの形態に関わらず家を購入する人が多かったようだ。
問2.マンションのモデルルームに行ったことがありますか?
    「はい」の方、モデルルームに最初に見学に行ったときの理由をおしえてください
マンションのモデルルームに行ったことがある? モデルルームに最初に見学に行ったときの理由
■モデルルーム見学者のうち、約4割弱が購入予定者
 マンションのモデルルームに行ったことがある人は、回答者の約6割強という結果になった。マンションのモデルルームに興味がある人は多いということだろう。
  さらに、モデルルーム見学に行った理由を聞いてみると、「マンション購入を具体的に考えているから」「住宅購入を考えている」と、住宅購入を検討中の人が38.5%だった。やはり、金銭的にも高額なため、間取りや使い心地、住環境なども自分の目で確かめ、実感した上で購入したいもの。そういう意味では、モデルルームは体感できて参考になる場所といえる。
問3 問2で「はい」の方、モデルルームに行くときに、何を重要視しますか?
モデルルームに行く時に、何を重要視しますか?
使い勝手がよいものをと思っていたので家事の動線を考えた(30歳代) 親と同居が前提になるので、間取りは譲れない(30歳代)
間取りがよければ使い勝手がいいし、実際以上の広さを感じられる思うから (30歳代) 折り込み広告は見ていたが、知人から話を聞いて初めて見に行ってみようと思った(30歳代)
防犯的なことや周辺環境は大切だし、また家族の会話がなくならないようにしたい。沿線も重要(40歳代) マンションに住むなら、交通の便のよい、自動車に乗らなくてもアクセスが容易なところがいい(50歳代)

■3大チェックポイントは、エリア、価格、間取り!
 マンションのモデルルームを見学する際に、何を重要視するのかという質問には、約半数が「場所・アクセス」と回答した。「子どもの学校を転校させたくない」「夫の通勤に便利」「自分のライフスタイルに合う住環境」などの理由が挙げられた。続いて、「購入価格」が約2割で、ローンを組むことが想定されるので「自分の世代で払い終えたい」ことから、身の丈に合う販売価格かどうかも重要のようだ。
  デザインなどは、それからで、やはり「購入するかも」「いつかは住むのかも」という、購入見込み者にとっては、生活環境は最大のチェックポイントといえる。ただ、「ここに住んでみたい」と思わせる間取りやデザイン、外観は物件を見比べたときのキーポイントとなるようだ。
問4 モデルルームの、案内、サービスなどで嫌な思いをしたことを教えてください。(複数回答)
■販売の営業マン次第で、マンションへのイメージが一変する
 魅力的に感じたり、「住んでみたいな~」と思ったマンションでも、営業マン次第で購買意欲をそがれることがある。
  「残り少ない、急がないと売れてしまうなど急かされて、購入する気が失せた(20歳代)」や、「"キッチンが狭く感じた"と感想を言うと、"マンションはこれが普通だ。どんな豪邸に住んでいるのか"と言われ、とても不快だった(30歳代)」など、営業マンの態度を指摘する声が44.8%あった。
  「営業マンが自宅まで押しかけてきた」「勧誘がしつこい」なども40.3%と多く、しつこい営業を考えてしまうと、「気軽にモデルルームでも見に行く...」とは考えられなくなるようだ。
  さらに、「営業マンの勉強不足」を指摘する声も6%あり、「マニュアル以外の質問の回答がない」「専門知識に欠けていた」など厳しい意見もあった。
問5.どのようなモデルルームに行ってみたいと思いますか?(複数選択)
■自由に見学できて、生活を実感できるモデルルームに行ってみたい!
 問4の結果からも見えるように、営業マンのイメージがモデルルームに行ったことがあっても、なくても、定着していると思われる。
  「自由勝手、好きなように見学したい!」が、62.6%と多く、また僅差で「ライフスタイルにあわせて、生活感のあるところ」が61.9%と続いた。いくつかの物件を見比べて購入したい人にとっては、質問したいときに答えてくれる程度でいいのに、必要以上に干渉する販売員は遠慮したいというところのようだ。

 ただ、購入前には聞きたいこと、確認したいことがたくさんあるので、専門知識や多くの住環境の情報を持っている販場員は必要である。昨今は、間取りも家族構成の変化に合わせて変更できるように設計されているところが多いらしい。営業マンは、顧客情報を引き出すだけではなく、見学者を顧客にできる努力=情報の提供は必須だろう。また、見学者にとっても長く住むのだから、一方的ではなく、うまく営業マンとコミュニケーションを取りながら活用して、マンションに住むメリットをモデルルームで実感してみるのもいいのかもしれない。

他にも以下の設問がございます。

  • モデルルームにいったことがない理由をおしえてください
  • あなたがモデルルームを見に行こうと思ったときに、主にどの情報を参考にしましたか?
  • まったく魅力を感じなかったモデルルームはありましたか?
  • モデルルームの、案内、サービスなどで嫌な思いをしたことをおしえてください
  •  
■調査概要
アンケート属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2007年8月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)265名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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