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教えて!ごとう先生

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

「後藤武士先生」青山学院大学法学部卒。新進気鋭の若手教育評論家として活躍中。日本全国授業ライブ「GTP」を主宰し、北海道から沖縄まで講演。

http://www.takeshigoto.com/ プロフィール

文系の受験対策として、どんなものを読めばよい?

Q:文系の受験対策として、どんなものを読めばよい?  高3の娘がいます。受験を控え、先生から「論説に慣れるためにも、新聞を読むとよい」とアドバイスを受けたようです。中3の時にも、「高校生になったら、好きな分野の新書を読むといい」と言われたのですが、難しかったようで読みませんでした。新聞もしかり、です。小説は、好きなので読んでいます。文系志望なので、国語は外せません。今さらかもしれませんが、受験対策として、お勧めのジャンルがあれば、アドバイスをいただけないでしょうか。
 また、小学生の妹がいますが、作文をはじめとした長文に慣れさせるには、何歳ごろから、どんなものを読めばよいでしょうか。合わせて、どうぞよろしくお願いいたします。

(HN:marimama)

対効果を考えて選びましょう

●慣れない読書に時間を使ってはいけない!
 厳しいことを申し上げますね。高3で、今から本なんて読んでいては、間に合いません。本というのは、読み慣れていない人には読破するまで時間がかかるものです。私は、1日数冊くらい読みますが、多分、高校生だとそうはいかないでしょう。となると、学習時間を削ってしまう恐れがあります。ただでさえ、高卒生(浪人生)に比べて不利な現役が、こんなことに時間を使っていてはいけません。


●読解力を高めるなら過去問
 趣味や教養を深めるための読書ならいいんですよ。受験目的なら、読書は時間がかかる割に実入りが少ないということです。読解力を高めたいのなら、むしろ過去問を解くことです。手も足も出ないようなら、私の著書でも他の先生の本でもよいので、読解法の基礎の基礎について書いてあるものを読むことです。読み方さえマスターすれば、どんな文章にも応用が効きます。逆に、読み方をマスターしないまま本を何冊読んでも、丸暗記だけで数学に臨むようなものです。


●推薦ねらいなら……
 ただし、推薦をねらっているのなら、話は別です。この場合は、進学しようと思っている学科に関するテーマの雑誌や本を読んでもいいでしょう。ただ、1冊や2冊ではお話になりません。そうなると、なかなかカバーできない。そこで、オススメは新聞やネットで希望する学科に関するテーマのトピックスをチェックすることです。さらに、賛否の意見を述べる。そして、その理由を客観的に付け加える。こうしたシミュレーションをやっておくとよいでしょう。それらは、そのまま小論や面接で役に立つはずです。


●まず日本語のルールをマスターして
 妹さんに関しては、作文と読解の両方ができるように、ということでしょうか。それでしたら、何かを読む前にまず、接続詞などの文法が理解できているかをチェックしましょう。もしマスターしていなかったら、そっちが先です。間違った読解は、独りよがりの解釈につながってしまいます。もし、日本語のルールをひと通りマスターしているのなら、興味を持てるジャンルからスタートして、幅広く読みあさるとよいと思います。趣味や教養目的ではなく、学校の成績や入試をあてにしての読書なら、重要なのは、広く浅くです。より多くの文体、作家、筆者、著者、ジャンル、テーマに触れること。そのためには、実は国語の教科書や問題集が一番早かったりします。問題集を問題集として解いて使うのではなく、良質な文章の抜粋集として読むとよいでしょう。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。
したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。
・・・後藤 武士

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コメント(1)

子供はなかなか本を読まないので、これから受験になったらどうしようかととても心配でしたが、今回のポイントを絞ったアドバイスは、とても参考になりました。
ぜひ、実践させてみようと思います。

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