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教えて!ごとう先生

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

「後藤武士先生」青山学院大学法学部卒。新進気鋭の若手教育評論家として活躍中。日本全国授業ライブ「GTP」を主宰し、北海道から沖縄まで講演。

http://www.takeshigoto.com/ プロフィール

学習テキストを早めに与えても大丈夫?

019381.gif  読書が好きな下の子は、中学生である上の子の教科書や資料集をすすんで読みます。といっても、読めない漢字が多いと思うので、きっと図版をながめて楽しんでいるのでしょう。歴史・地理、理科の教科書を特に好みます。図書館で学習マンガを借りる時も、歴史・地理分野を選びがちです。
 そこで、中学受験するかどうかは未定ですが、社会科の中学受験用テキストを数冊、娯楽本として与えたいと思っています。理由は、カラフルで用語もやさしく、子どもが好みそうな本が多いからです。また、親としては、将来の勉強が楽になれば…という下心もあります。ただ、子どもが中学受験することになったり、中学生になって勉強したりする時、覚えた内容が古くなっていて、肝心な学習をさまたげないかが心配です。
 「好きだから」という理由で、早期に学習テキストを与えても大丈夫でしょうか?

(HN:こぶちゃんのかあさん)

娯楽として楽しめるうちに。知的好奇心を満足させてあげよう

●大丈夫だから安心して
 これは結論ははっきりしています。「大丈夫」です。安心して与えてあげてください。そもそも、算数などの積み重ね科目ではない限り、学年による学ぶ単元の差異は便宜的なものでしかありません。地理より歴史が難しく、公民がそれ以上に難しいというわけではなく、たまたま地理を先に学び、歴史をその次に、そして公民をその後で学んでいるだけのこと。現に、小6の今の時期で公民と歴史は点が取れるのに、地理がどうにもならないという子などいくらでもいます。


●知識は、娯楽として楽しめるもの
 知識というのは、本来知的な娯楽になりうるものです。知的好奇心というのは、学年が低ければ低いほど旺盛に存在するものです。小さい子ほど、すぐに「どうして?」「なんで?」と聞きますよね。ところが、学校での授業や受験がからんでしまうと、そこにコスト意識が加わり、義務的な感情がのっかって、お勉強となってしまいます。こうなると、学ぶのも覚えるのも苦痛になってしまう。純粋な知的娯楽として楽しめるうちに与えるのは大いに賛同できます。それも、本人が望んでいるのであればなおさらです。
 「内容が古くなるのでは?」というご心配に関しては、ちょうど教科書も改訂したばかりですので、しばらくはないでしょう。地理も公民と呼ばれる政治経済も、時々刻々と変化しつつある現代ですが、学校での学習や時事問題以外の形で入試問題に採用されるまでには時間差があります。


●あくまでも楽しむために与えよう
 そんなわけで、まったく悩む必要のないお話ですが、ひとつだけ釘を刺させていただくと、よくばらないことと勘違いしないこと。ノルマのもとでの暗記と必ずしも覚える必要のない知ることは別のことですし、知識事項が多い社会科の内容と、積み重ね事項が多い算国の学習もまた別物です。これらを混同して欲を出してしまうと、せっかくの知的エンターテインメントが、ゆううつな勉強へと変わってしまいます。もちろん、ゆううつであってもやるべきことはやる、学ぶべきことは学ぶというのは大切なことですが、今回の教材の提示は、それが目的ではありませんよね。楽しんでいいところは大いに楽しみ、苦しんでも身につけるべきことは、それはそれで別に学ぶ。そこを混同しないようにすれば、大いに知識が身につき、得意科目がひとつ増えることでしょう。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。
したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。
・・・後藤 武士

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コメント(1)

ご回答、ありがとうございます。心配いらないのですね!
本人が気に入るものをみつくろって与えたいと思います。

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