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教えて!ごとう先生

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

「後藤武士先生」青山学院大学法学部卒。新進気鋭の若手教育評論家として活躍中。日本全国授業ライブ「GTP」を主宰し、北海道から沖縄まで講演。

http://www.takeshigoto.com/ プロフィール

暴力をふるう先生への対応は

027328.gif 生徒に暴力をふるう担任についての相談です。友人の息子さん(中1)が、学校の廊下の誰にも見られないところで男性担任に暴力をふるわれました。原因は、友だちの発表を数人でからかったことだそうです。親には、「学校には言わないで」と。なぜかというと、内申書のことで脅されたからです。通知表の所見欄(生活)の丸がふたつしかないと高校が選べないとか、ひとつだけだと高校はどこにも入れないとか言われたそうです。あと少しで年度末だから我慢することにしたそうですが。
 ちなみに、その担任は初めて担任を受け持っていたそうです。椅子で下駄箱をたたいたり、ほうきを折ったり、階段から椅子を投げて壊したりといった行動があったとか。息子さんは、ごく普通の、少しやんちゃなだけの子で、決して不良とかの類ではありません。
 このようなとき、自分がその子の保護者ならどのような態度を取ればいいのでしょうか。

(HN:EVA)

子どもを律した上で、教頭や校長などに報告

●数人でからかったらイジメ
 まずお怒りを買うことを承知でお話しますと、「友だちの発表を数人でからかった」段階で「友人の息子」さんに同情の余地はないと思います。ポイントは「数人で」です。これ、イジメですよ。私は教師の暴力は正当防衛に属するような場合を除き、一切認めない立場ですが、そんな私ですら、この教諭の早い段階での「友人の息子」さんへの注意は勇気ある行動として評価します。教諭の中には、イジメを率先して行うような空気を作る生徒に媚を売ることで、学級運営の円滑化を図る者も少なくありませんから。
 ただし「椅子で下駄箱をたたいたり、ほうきを折ったり、階段から椅子を投げて壊したりといった行動があった」というのは明らかに問題です。これが事実ならそれを放置している学校の管理責任さえ問えるところだと思います。
 はっきり言ってしまうと「どっちもどっち」という感じでしょうか。「少しやんちゃなだけ」という文句はまわりに平気で迷惑をかけているいわゆるマイルドヤンキーの自嘲を装った自慢の決まり文句ですし、一方で物にあたることで威嚇し、暴力や内申に関する脅しで指導するような教諭も現状では担任の資格に大いに疑問符。正直、お好きにどうぞとしか言いようがありません。


●自分が保護者なら、まず子どもを律する
 「自分がその子の保護者ならどのような態度を取ればいいのでしょうか。」という質問に対するお答えとしては、まずはその子に「少しやんちゃなだけ」などと許容せず、ダメなことはダメと教える。恐怖というのは与える側にとってどうということなくても与えられる側にとっては大きいということを、教諭にやられたことを思い出させ実感させる。そこから誰にも文句を言わせないような生活態度を確立する。その上で、もしそれ以降もその教諭から不適格行為がなされたならば、詳細を日時および場所とともに記録し、学年主任または教頭、校長、さらには教育委員会などに、その旨を報告する。こんな手順になると思います。ひとつだけお話しておくと、所見欄の○の数など大した問題ではありません。たいていの学校では各科目の評定点を含めた学力、欠席日数で合格者はほぼ決まります。一部の部活での特待に準じたケースでは、その成績が重視されますが、合格を決めるほどの成績を取っていれば、黙っていても私立や職業科、強化指定枠を持つ普通科などから、非公式に声がかかるはずです。そうではないレベルの場合、合否を分けるような評価にはつながっていません。これはボランティアだの生徒会活動だのにおいても同じですね。要はその辺りを当てにする段階で、高校を選ぶような立場でも実力でもないということです。ですから所見欄など気にせず、学力をつけしっかり出席することです。問題になるのはそこそこの学力を持っていて定期考査でもそれなりの点数を取っているのに内申点が極端に低い場合。このときは高校入試にも大きく影響するので、理由をしっかり聞いて対応する必要があるでしょう。
 というわけで結論、まずは己を律する。それでも絡まれるようなら、記録を取る。所見はあまり気にしないで、しっかり出席して学力をつける。あり余るパワーを地味なことにも向けてみましょう。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。
したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。
・・・後藤 武士

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