こちらは、女性の働きたい気持ちの一歩を応援する「キャリア・マム」サイトのバックナンバーです。⇒最新の情報はこちらからご覧ください。

しごとくらしコミュニティ

HOME > くらし > 教育 > 教えて!ごとう先生 > 記述の勉強方法は?

教えて!ごとう先生

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

「後藤武士先生」青山学院大学法学部卒。新進気鋭の若手教育評論家として活躍中。日本全国授業ライブ「GTP」を主宰し、北海道から沖縄まで講演。

http://www.takeshigoto.com/ プロフィール

記述の勉強方法は?

027913.gif 中学3年生の娘が夏休み明けに「高校入試には記述の問題ばかり出る」と聞いてやる気をなくしたのか、最近まったく勉強をしなくなりました。夏休み中は勉強が苦手な娘なりに語句覚えをがんばっていたので、その努力が無駄に終わったと感じているようです。また、記述の勉強方法がよくわからず、もう間に合わないと思っているようです。今からでもできる記述の勉強の仕方はありますか?

(HN:まーちゃんママ)

記述は基礎の延長! 基礎を徹底しよう

●高校入試は教科書の範囲内で出題される
 あ~、これはもったいないですねえ。というのも「高校入試には記述の問題ばかり出る」というのは半分しか当たっていないんです。中学校の先生が生徒を引きしめるため(ちょっとばかし過信している生徒の鼻っ柱をへし折ったり、油断を戒めたりするため)によく使うフレーズなんですね。
 たしかに昔にくらべると記述は増えました。とくに公立では事実上内申だけで決まっていたような、やさしすぎる(差がつかない)問題はかなり少なくなり、多くの都道府県でしっかり対策をしておかないと対応できないようになりました。
 が、それでも高校入試には限界があるんですね。受験層が限定される大学入試や中学入試のように事実上範囲なしという訳にもいかず、教科書のしばりはかなり強く、ゆえに難しくするにしてもそのしばりの範囲内での応用に限られます。具体的には、時事問題の名の元で教科書レベル以上の重箱知識を問う、解答形式を複雑にする、単元を超える複数の基本事項の組み合わせを必要とすることで難化を図る、記述にすることで何を問われているか自体をわかりにくくし知識のみで解答できないようにするなどです。
 ここまでの段階では「なんだ、やっぱり記述は難しく普段の勉強はあまり役に立たないじゃん」と勘違いされてしまいそうですが、よく読んでいただくと「教科書というしばりの範囲内」というキーワードに気づくことができるはず、そう、記述といっても問われること自体は教科書レベルを逸脱してはいないんです。したがって教科書レベルの学習は記述に対してまったくムダにならない。それどころか、教科書レベルの知識がなければ記述には対応できないんですね。


●記述の形式を分析して
 一度実際の入試問題の過去問に目を通してみてください。すると記述といってもどのレベルを求められているのかがわかります。単に選択でなく漢字指定を含めた筆記が求められているだけのものも記述と称されます。社会や理科では短文化する必要があるだけで答えそのものは一問一答レベルのものであることも少なくありません。とても手が出ないように思われる英語や国語の長い記述も、実は書き抜きや本文中のフレーズからの引用応用が求められているだけのものだったり、「こんなの天才しか無理」と思われるような数学も、小問の順番に解けば誘導に乗っかる形でさほど苦しまず解けるものだったり。いずれにせよ共通することは、記述は創作ではなく解答形式による差異があるだけで普段の問題の応用にすぎない(裏を返せば普段の基礎をおろそかにしていたら文章力などでごまかすことはできない)ということをしっかり認識してほしいと思います。
 ここまでの話で記述の勉強といっても普段の勉強方法と何ら変わらないということが理解していただけたことと思います。公立の場合は、年内は基礎事項の徹底で十分です。ただし穴のないよう徹底してください。その合間にママが記述の形式だけ分析しちゃいましょう。学校の先生や塾の先生に質問しながらでもいい、もちろん本人がやってもいい。先ほど紹介した記述の分類、どの科目ではどのタイプがどれくらい出されるのか、これを確認する。その上で年明けからは形式別に解き方のトレーニングをするといいでしょう。とにかく記述は基礎の延長であることだけは忘れないで下さい。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。
したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。
・・・後藤 武士

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.c-mam.co.jp/mt5/mt-tb.cgi/24750

コメントを書き込む

名前
メール
URL
コメント

«前の記事へ教えて!ごとう先生TOPへ次の記事へ»

教育!お悩み道場コラム 指南の部屋

最新の記事