こちらは、女性の働きたい気持ちの一歩を応援する「キャリア・マム」サイトのバックナンバーです。⇒最新の情報はこちらからご覧ください。

しごとくらしコミュニティ

HOME > くらし > 教育 > 熱血教育コラム 指南の部屋

熱血教育コラム 指南の部屋

子どもたちにとって「学ぶ」とはなにか。カリスマ講師・ごとう先生が「教育」について、わかりやすくママたちに語ります。

「後藤武士先生」青山学院大学法学部卒。新進気鋭の若手教育評論家として活躍中。日本全国授業ライブ「GTP」を主宰し、北海道から沖縄まで講演。

http://www.takeshigoto.com/ プロフィール

年の瀬の非日常感

もう2015年も終わってしまう
  にわかには信じられない、いや実感できないのですが、あと数週間で2015年も終わってしまうそうです。しかしまあ、なんとかならないものでしょうか、この加齢にともなう体感時間の加速。ここだけの話、ぼくにとって1985年以降は最近なんですよ。でもそんなわけないんですよね。85年なんて30年も前なわけで。下手をすると(いやしなくても)このエッセイの読者さんにはまだこの世に生を受けていなかったって人もいるでしょう。あ~、もう、なんなんだ、この感覚(苦笑)。
 とはいえ、たまに何かの拍子に80年代の映画やドラマを見ると、確かに古くて見ていられなくなっちゃうこともあるんですよね。スマホはおろかネットもなくて、携帯どころか自動車電話すら超のつくようなお金持ちにしか普及していなかったわけで。85年にはまだソ連が存在したし、自転車に乗れない中国人なんてジョークも通用したし、サッカーなんぞは天皇杯の決勝を除いてはほぼガラガラのスタンドで行われていて、九州にも東北にもプロ野球チームはなくて、レンタルビデオ店なんてのが、ようやくポツポツでき始め、駅前商店街から郊外のロードサイドビジネスに視点が移り始めたころでもありました。
 こんな話をし始めちゃうと何時間でもできてしまうのが、歴史ものの著者なんて仕事やっている人の困った性ですが(どこかにそんな企画ないかなあ)これも年の瀬ゆえということでご容赦いただければ幸いです。
 年の瀬といえば、師走というくらい誰も彼も大忙しな時期なのですが、ぼくは年末年始の持つ非日常感が大好きなんですね。クリスマスから仕事納め、大晦日から元日、そして三が日にかけての疾走感。あちこちで肌身で感じられる日本人特有の水に流す感覚。ハレに彩られる世間。もう毎日が年末でもいいくらい。ところが、受験生を指導していたころは、そんな風情を感じる時間などこれっぽっちもなく、作家になってからもなぜかこの時期に限ってしめ切りのきつい校正だの何だの抱えて、気がついたら年が明けちゃってたってパターンも多く、今年こそはなんとか年の瀬気分を満喫してやらねばと思っているのですが、はたしてどうなることやら。


年末年始には勉強しよう
  この年末年始、意外にもこと学習に関しては非常に効率が高い時期でもあります。なにせ他の雑事にわずらわされにくい。非日常感が「こんな時にも勉強してる私ってエライ」的な満足感を与えてくれるのでモチベーションも高まる。確かに他の子はやってなかったりするので、差をつけたり差を縮めたりするにはもってこい。さらに年末年始を通して普段通り、いや妙な向上感がもたらす空気によって普段以上に机に向かっていたために、三が日が終わって、他の子らが社会復帰ならぬ学業復帰に四苦八苦している横を、そのままムチなしで馬なりですり抜けていくことができる。年末年始の勉強はまさにいいとこ取り。そうそう、数年後にはよい思い出にもなります。あのときは大晦日も正月も勉強したなあなんて。これはやんなきゃもったいないですね。