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堤香苗のほんねのはなし

友を見送るという事

結婚しても、出産しても、自分らしく輝きたい全国のママたちを活用するビジネスモデルを、2000年8月にキャリア・マムを設立して以来、次々と作り出してきました。『ママの笑顔と元気』をモットーに、ママのキャリアと社会参加を支援するソーシャルマーケティング企業として頑張るキャリア・マムの社長 堤香苗のブログ。

堤 香苗(つつみ かなえ):(株)キャリア・マム代表取締役 フリーアナウンサーとしてTV・ラジオのDJ、パーソナリティとして活躍。2000年8月にキャリア・マムを設立し、結婚しても、出産しても、自分らしく輝きたい全国のママたちを活用するビジネスモデルをを次々と作り出してきました。『ママの笑顔と元気』をモットーに、ママのキャリアと社会参加を支援するソーシャルマーケティング企業として頑張っています。神戸出身(2児♂の母)

今年は、4月に喪服を着ることが多い堤です。

日本は元々不祝儀の物を予め用意しない文化なので、 初めて喪服を着たのは、まだ10代の頃だったでしょうか。 同級生の訃報に驚きと、なぜ、という戸惑いを感じた事を 今でもぼんやりと覚えています。

それから、祖父母を順番に見送り、会社を始めてからは、 お付き合いの幅も広がり、悲しみにも少し慣れて来た気もします。

ただ、戦友のように、女性や母親が自分らしく働ける道を 一緒に切り開いていた同年代の友人を見送る事は、 やはり、とても悲しく、残念でなりません。 同じ母として、我が子を残して旅立つ事への無念さや、 まだまだこれからやりたい事、積み重ねていきたい事も たくさんあっただろうに、と思うと、 彼女達の想いのバトンを引き継いだ自分の責任の重さを、 改めてかみしめるのです。

会社の経営をしていると、もう投げ出したくなるような辛さもしばしばあります。 でも、彼女達の無念さを思えば、そんな自分の想いなんて、 黙って墓場まで持って朽ち果てていこう、と、思うわけです。 友を見送る度に、少しずつ強くなっていって、 彼女達の代わりに、何が何でも今より良い世の中に

していくのだ、と、 自分の中で、強く強く思います。

夏の向日葵のように、春の桜のように、人々の心に咲いたそれぞれの人生を、 決して忘れずに、私の残された時間を、丁寧に生きていきます。 友を見送る度に、そんな誓いを思い出す晩春の1日でした。

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