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「LINE」アンケート2014

2013年調査当時、世界で登録ユーザ数が1億5000万といわれていたコミュニケーションアプリ「LINE」は、2014年4月にとうとう4億を超えたという。 世界標準になりつつある「LINE」でのコミュニケーションを、マム会員はこの1年でどう感じたのかを調査した。

問1.「LINE」アプリを使っていますか。
問2.「LINE」アプリを使っている方、どの機能を主に使いますか。
問3.「LINE」を使っている方、有料スタンプを買ったことは何回ありますか。
「LINE」アプリを使っていますか。 「LINE」アプリを使っている方、どの機能を主に使いますか。
■ マム会員内でも「LINEユーザ」は増えている
「LINE」アプリを使っていますか、との問いに「はい」と答えた人は65.1%、「いいえ」は33.3%と、7割近くの人が「LINE」を使っている。前回調査では、「はい」が53.0%、「いいえ」が45.5%だったため、わずかに「はい」の割合が増えたことがわかる。また、「LINE」のどの機能を主に使うかを聞いてみると、圧倒的に多いのが「無料メール」(91.7%)、次いで「無料通話」(46.4%)「グループチャット(グループ機能)」(34.5%)「ホームやタイムラインなどのSNS機能」(26.2%)と続いた。ちなみに「その他」(2.4%)の回答の中には「(LINE)ゲーム」(40代)という意見もあった。
そして、「LINE」の特徴ともいえるスタンプ機能。スタンプには有料と無料があるが、「有料スタンプを買ったことは何回ありますか」との問いには「ない」と答えた人が76.2%にものぼり、「5回以上」と答えた人はいなかった。ちなみに買った回数で一番多かったのは「1~3回」(20.2%)だが、内訳を聞くと「くまモン、ふなっしー」(40代)などのゆるキャラや「東北復興スタンプ」(20代以下)と答える人も。スタンプを買ってまで使いたい、と考える人はまだまだ多くないという結果となった。
問4.「LINE」を使っている方、グループはいくつ入っていますか。
問5.「LINE」アプリを使っている方、「LINE」でコミュニケーションをとる相手は誰ですか。
グループはいくつ入っていますか。 「LINE」でコミュニケーションをとる相手は誰ですか
■ グループ機能を前向きに活用するスキルが必要
前回調査では、特定の複数人に一斉にコンタクトがとれる「グループ機能」を「利用していない」と答えた人が47.2%だったのに対し、今回調査では「入っていない」と答えた人が22.6%にとどまった。そして「3グループ以内」が45.3%だったのが61.9%と大幅に増加した。前回は「利用していない」人と「3グループ以内」で利用している人がほぼ同じ割合だったが、今回は3倍近くの差が生まれた。徐々に「LINE」の仕様が浸透してきて、一人ひとりの使える幅が広がってきた証拠ともいえるだろう。ちなみに「30グループ以上」と回答した人も1.2%いた。どのような使いこなし方をしているのか、興味のあるところだ。
また、コミュニケーションをとる相手としては「昔からの友人」(58.3%) 「ママ友」(57.1%) 「夫」(52.4%)が大半を占めた。その他(9.5%)の回答の中に「企業の公式サイト」というものも見られた。最近増えつつある「LINE公式アカウント」を使った企業のプロモーションにおける各種サービスのことを指すと思われるが、これもひとつの新しいコミュニケーションの方法といえよう。また、おなじく「その他」の中に「最近知り合った友だち」という回答もあったが、付き合いが浅いからこそ「LINE」で気軽に友だち追加をしてコミュニケーションをとろうという、これもまた新たな形をうかがわせるものだった。
問6.お子さんが「LINE」を利用している方、「LINE」を利用しているお子さんの年齢を教えてください。
「LINE」を利用しているお子さんの年齢を教えてください
■ 特にコミュニケーションを意識する世代に人気
前回調査においても、「小学生」(4.8%)「中学生」(27.4%)「高校生」(45.2%)「大学生・短大生・専門学校生」(33.9%)「社会人」(16.1%)と、小学生のうちから「LINE」を利用する子どもがいることが分かったが、今回も「小学校4~6年」(7.1%)「中学生」(19.0%)「高校生」(50.0%)「大学・専門学校生」(35.7%)「社会人」(26.2%)と、小学校高学年からの利用が確認された。別項にて「LINE」をスマートフォンで利用している人が85.7%もいるとの回答があることからも分かるように、今後スマートフォンを使う小学生が多くなればなるほど、この割合が増えていくことが予想される
問7.「LINE」を使っている方 「LINE」が便利だと思う点を教えてください。
問8.「LINE」を使っている方 「LINE」が不便だと思う点、マイナスに感じる点があれば教えてください。
問9.自分や家族、知り合いが「LINE」でとまどうような事例やトラブルにあったことはありますか。
「LINE」が便利だと思う点を教えてください 「LINE」が不便だと思う点、マイナスに感じる点があれば教えてください
■ 使い方・捉え方によって好き嫌いが分かれる
「便利だと思う点」と聞いてみると、やはり多いのは「メールや通話が無料」(35.7%)という意見だ。「既読確認ができる」(25.0%)「気軽に話せる」(25.0%)「スタンプを使える」(25.0%)「グループで話せる」(23.8%)「レスが早い」(19.0%)「会話履歴がわかる」(14.3%)「操作が簡単」(13.1%)と続く。「複数人数で待ち合わせや、連絡したいことがあった場合、簡単に全員と意思疎通でき、既読したことで伝わったことも確認できる」(40代)「メールが行き違いになったりすることがなくなった」(30代)「会話の履歴が一画面で見られる」(30代)といった使い勝手の良さを挙げる人もいれば、「要件だけ伝えられ、スタンプで表現できる」(40代)などの「LINE」独自のスタンプ機能を挙げる人、「送信、受信を繰り返さず会話ができるのでスムーズ」(40代)「メッセージがすぐに届く」(40代)といった即時性、「お店のクーポンが送られてくる」(50代以上)のような新しいサービスなどが続いた。一方で、「不便に感じる点、マイナスだと思う点」もさまざまあげられる。「既読がつく」(20.2%)「グループの煩わしさ」(19.0%)「使いにくい」(17.9%)「セキュリティが心配」(11.9%)「依存」(7.1%)と続くが、「ブロックするまでもないくらいのあまり連絡が欲しくない相手からも連絡が来てしまう」(40代)「制限をかけておかないと、知らない人とつながってしまう」(50代以上)などのつながろうと思わない人とのつながりや「既読がわかるため、返信しないと気まずくなる」(40代)「グループを組んでいると、自分が参加していなくても会話が進み未読メッセージがたまるので見返すのが大変」(30代)といった返信への義務感にさいなまれる人の意見が多かった。「(LINEが)絡む事件などを見ると、使い方次第だなぁと。便利なツールにありがちなことだと思う」(40代)という冷静な声も聞かれた。
また、自分や家族、知り合いが「LINE」でとまどうような事例やトラブルやにあったことはありますか、という問いにも多くの意見が寄せられた。たとえば「たくさんメッセージが来ると読むのが憂鬱だが、自分のメッセージに既読がついているのに誰からもコメントがないとそれはそれで凹む」(50代以上)「中学生の息子の友だちで、自分が入っていないグループの会話が気になり、友だちのスマホをこっそり借りてなりすましトークをしていた子がいた」(40代)など、明らかに「LINE」に踊らされている人の意見も多く見られた。
問10.「LINE」について、思うことを何でもお書きください。
「LINE」について、思うことを何でもお書きください
■ 世界中で4億人が利用していても、「LINE」は単なるツールのひとつでしかない
今回も評価が分かれるのが「既読表示機能」の存在である。「LINEといえば"既読"がついて回る」といっても過言ではないぐらい、既読表示をどう捉えるかで印象も変わる。実際に前項の「便利だと思う点」に「既読確認がある」(25.0%)があるし、同じく「不便に感じる点、マイナスだと思う点」の上位は「既読がつく」(20.2%)である。
これは、相手がメッセージを見たかどうかを(こちら側が)確認したい時には便利だが、こちら側が見たかどうかを(相手側から)確認されることが都合悪く感じる(=不便に感じる)という、「既読表示」をはさんでどちら側から見たほうを重要視するか、ということに置き換えられる。また、感情の機微まですべて「既読」という単純な言葉では表現しきれない部分もある。 そこで、最後に「『LINE』について、思うことを何でもお書きください」と聞いたところ、「セキュリティが万全になり、より使いやすくなると良い」(50代以上)「ポイントを貯めて、スタンプと交換する方法なら嬉しい」(30代)今後への前向きな要望も見られたが、多くは改善や「LINE」の創りだす人間関係や考え方への戸惑いを挙げる人が多かった。「スマホ=『LINE』という思いを持っている人が多いので困る」(40代)「『LINE』をしていないと『あの人変わっている』という見方をされるのが嫌だ。ガラケーでもスマホでもどちらでもいいじゃない?と思う」(40代)など、「LINE」における先入観に悩まされる人も見られた。同時に、子どもへ使わせる不安を述べる人も。「上手に使えば便利ですが、特に子供は振り回されすぎだと感じる。みんなが気持ちよく利用できるよう配慮が必要」(40代)特に多感な子どもたちは、「既読スルー」や「グループ外し」などの「LINE」の存在がなかったらあり得なかったいじめや嫌がらせにおびえるリスクが増えてしまった。かといって、「LINE」を利用しないという、ある意味勇気ある選択肢をとれるかと言われれば難しいこともあるだろう。親として心配するのも無理はない。
しかし「LINE」を使うことはそんなにリスクがあることなのだろうか。「LINEが悪いわけでなく、道具として使い方を間違えないようにすることが大事」(40代)「ある程度の気遣いや、マナーを守って使うべきツールだと思う。メールと『LINE』を上手く使い分けて行くといいのではと感じている」(40代)などといった建設的な意見にもあるように、右に倣えで使う前に、まず「LINE」はコミュニケーション手段の選択肢のひとつでしかないことを、ユーザ一人ひとりが意識しながら利用することが大前提なのではないだろうか。

他にも以下の設問がございます。

  • 「LINE」アプリを使っていますか。
  • 「LINE」アプリを使っている方、端末は何をご利用ですか。
  • 「LINE」を使っている方、グループはいくつ入っていますか。
  • 「LINE」アプリを使っている方、「LINE」のどの機能を主に使いますか。
  • 「LINE」アプリを使っている方、「LINE」でコミュニケーションをとる相手は誰ですか。
  • 「LINE」を使っている方、有料スタンプを買ったことは何回ありますか。
  • 携帯やスマホのアドレス帳にのっている人を自動で友だち登録していますか。
  • 「LINE」を使っている方、「LINE」が便利だと思う点を教えてください。
  • 「LINE」を使っている方、「LINE」が不便だと思う点、マイナスに感じる点があれば教えてください。
  • ご家族は「LINE」を利用していますか。
  • お子さんが「LINE」を利用している方、「LINE」を利用しているお子さんの年齢を教えてください。
  • 自分や家族、知り合いが「LINE」でとまどうような事例やトラブルにあったことはありますか。
  • 「LINE」について、思うことを何でもお書きください。
  •  
■調査概要
属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2014年4月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)129名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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